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──────いえもん視点──────

あちこちに散らばっているグラスや、ワインが入っていた空の瓶を台所へと一時的に運ぶ。一旦洗うためだ。

さすがにメテヲさんも酔っているようで、舌が回っていない。まあ、何本も開けているので当たり前と言えば当たり前だが。


「もうねノにてないて」


…本当に何を言っているか分からない。本当に同じ言語なのか疑うほどだった。

みぞれさんとレイラーさんは片付けを手伝う、と言ってくれたが、足元なのがフラフラで、今にも倒れそうだったので、2人には既に自室に戻り、寝てもらっている。まあ、何があるか分からないからだ。例えば…


「おまえやうるさたにッ!!!」

「──────ッ!!!…!!ぅ…ッ!!」


…酔っているせいで、何を言っているか分からない喧嘩が始まるからだ。これは、メテヲさんとルカさんであり、メテヲさんは相変わらず何を言っているか分からない。ルカさんは泣きながら、声にならない声で、叫んでいる。

しかし、メテヲさんは悪魔の翼を悠々と広げ、目は真っ赤に染まり、悪魔の角を大きく生やす。そして、右手には大きな鉾を持ち、それでルカさんを指さすように指している。ルカさんも負けじと翼を生やし、目を血よりも赤く染まる。口を閉じててもわかるほどの牙を生やし、赤い爪を数十センチくらいをいとも容易く一瞬で生やす。

ひなさんはなにかの合いの手を打っており、ガックンガックンと頭が落ちそうになっては、元の位置に戻る。足は今にも倒れそうなほどフラフラしている。一発触発な状況にめめさんが一石を投じる。


「お前ら喧嘩すんのやめろッ!!」


めめさんのキレのある声とともに、鎌の持ち手の部分で2人の背中にほぼ同時に叩く。酔った頭で不意打ちに対応出来るわけが無い。対応できるならば喧嘩を始めるわけないからだ。そのまま眠るようにぶっ倒れる。

痛くはないだろうが、地面に当たった時に思いっきり頭をぶつけていたので痛そうだ、なんて他人事のように思う。

俺はめめさんが処理(?)した2人を重力操作の力を使って2人の自室へと運ぶ。全く、世話がかかるものだ。ちなみにひなさんは、めめさんが運ぶことになった。


メテヲさんの部屋は散らかりまくっており、整理整頓をしていないことが伺われる。辺りには紙が散乱しており、ベッドのシーツなどもぐっちゃぐちゃだ。俺は潔癖症という訳では無いが、さすがに気になるので、ベッドメイキングを施す。メテヲさんは変わりに客室で寝てもらうことにしよう。明日、大掃除でもするか、なんて明日には忘れているだろうが、そんなことを思いながら、メテヲさんを客室に運ぶ。

朝起きたら客室にいるというのは中々に恐怖だと思うので置き手紙を残して。


次にルカさんを運ぶ。なんだかんだ重力操作って便利なんだな、と便利性に感謝する。まあ、警戒されていれば多分発動しないと思うが。

そう思いつつ、いつの間にかルカさんの部屋までつく。念の為誰もいないがドアをノックしてから部屋にお邪魔する。


「お邪魔しまーす…」


そう小声で呟きながら、一旦部屋の電気をつける。パッと明るくなったその部屋はきちんと整理整頓されていた。しかし、とある本の表紙に妹とツーショットの写真と、『日記』と、書かれた本のようなものが置かれていた。

好奇心で覗こうと思ったが、その時一瞬ルカさんの体がビクッと動いたため、驚き、ベッドに寝かせ、そそくさと部屋から立ち去る。

…あまりにもビビりだと思ったが、俺の直感が見てはダメだと訴えてきたのだ。嫌な直感はあたるものなので、俺は直感を信じることにした。


リビングに戻れば、めめさんはもう1往復行くようで、部屋にはうぱさんとラテさんの姿はない。ならばと思い、俺はガンマスさんとれいまりさんを浮かばせる。…そうしようとしたら、れいまりさんがすごい勢いで俺に飛びかかり、一瞬で馬乗りしてくる。殺気立ったその表情は目は色が抜け落ちたかのように黒く、目に光がない。口元は全く笑っておらず、俺の首に手を添えて、今にも首絞めをしようとしていた。


「れ…いまり…ッさん…ッッ!?」


俺は驚きのあまり、文が途切れ途切れになってしまう。れいまりさんは意識が戻ったのか、ハッとしたような表情になって、慌てて俺の首元から手を離す。そして、すごい勢いで俺から距離をとる。


「すッすみませんッッ!!敵と勘違いして…ッ!!」


れいまりさんは大慌てて謝ってくる。俺は自分の首元を触り、体と離れていないかを確かめ、現実に起きたことを再確認する。

──────れいまりさんに首を絞められかけた。その事実が脳裏によぎる。しかし、悪意は無い…?理解しようとしても、理解できなくて、脳の処理が追いつかない。れいまりさんは謝って気が済んだのか、気が抜けたのか、再び眠りにつく。

俺は現実を受け入れるだけで脳のメモリーがショートしてしまったかのように、それ以上のことを考えることは出来なかった。















ここで切ります!!皆さん!!3万ハートありがとうございます!!!ここまで伸びるとは思ってませんでした!!皆さんの応援感謝です!!てことで感謝イラスト!

画像

加工済みです!改めて、3万ハートありがとうございます!!これからも頑張って行きますので応援、これからもお願いします!!


それでは!おつはる〜!!

一明日を見るためにー

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コメント

69

ユーザー

レイラーさん?かわいい上手い! mtwさんのベッド散らかってんのか、、w rkさんは過去のこととか書いてんのかな?Sriさんはやっぱ強い

ユーザー

レイマリさんが酔ってても寝てても、ある程度の不意打ちは防げるほどレベル高いことが分かった

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