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──────いえもん視点──────

れいまりさんの謝罪が終わり、れいまりさんの酔いも覚めたらしく、少し雑談をしている。

まあ、理由は特に無いが強いて言うならばれいまりさんと喋る機会が多かったが、それはノイズとしての、である。実際は俺は指をくわえて見ているだけで喋れてはいないのだ。


「んー…そうですね…いえもんさん、神って信じてますか?」


先程まで他愛もない話だったのに突然宗教関係の話に変わり、あまりの突拍子もなさに驚く。本題に戻すが、神を信じるか…れいまりさんの笑顔だが、少し真剣そうな表情的に、浅はかな考えでは変えせないだろう。

しかし、神がいるとは俺は思えなかった。


「いないんじゃないですかね…?見たことないですし」


そんな俺の回答に、れいまりさんは少し笑いを零しながら言う。


「本当にこの世界のこと知らないんですねッwちょっと驚きました…w」


その反応に、俺はムッとする。この世界についてあまり知らないというのは事実ではある。しかし、笑われる覚えはない。俺の心を読み取ったのか、れいまりさんは慌てて取り繕う。


「いや、そういう意味で言った訳では…!!だって、勇者がいるなら神がいるっていう発想になると思ってたので!!」

「?勇者はおとぎ話の話ですよ?」


れいまりさんの言っている意味が分からない。勇者とは伝説上の生き物だ。おとぎ話でしか存在しないものである。そんな事を言われても信じるのは子供ぐらいなものである。おそらくバカにされたのだろう、そう思っていたら、れいまりさんが、少しニヤける。…図星なのだろう。


「まあ、いいよ!信じなくても!でも、この世界における神について教えてあげるよ。君たちの為にもね!」


そう言いながら立ち上がり、くるりと一回転してからキメポーズをとる。おそらく君たちというのは俺とノイズのことなのだろうと解釈しながら俺もれいまりさんにつられて立ち上がる。


「この世界には神が複数人いる!結構いるんだけど、中心の神様はやっぱりロスト様とオブテイン様の二柱!この2人が最も偉く、最も強い神なんだよ!…まあ、今はロスト様だけだけどね〜」


訳ありそうな目でこちらを見つめてくる。その目が何を表すのか俺にはよく分からなかった。


「んー簡単に説明するなら、ロスト様はマイナスを司って、オブテイン様はプラスを司る!こんな感じ?」


…まあ、つまりは名前の通りなのだろう。ロストを訳せば『失う』。オブテインを訳せば『得る』つまりは真逆のものを司る神なのだろう。少し複雑のように感じる。まあ、神は複雑なのだろう。知らんけど


「んー私説明苦手だから…これ以上は説明できない!まあ、その2人が中心ってだけで他にも神様はいるよ?…案外近くにいるかもしれませんよw」


れいまりさんが脅かすようにひっひっひっと悪魔のような笑い声をあげている。俺と目が合っているはずなのにそれは、俺以外に言っているようにも感じた。まあ、気のせいだと思うが。


「まあ、雑談はこの程度にしとくか…。そろそろ夜も更けてきたし。ガンマスさんを自室に運ばないといけませんしね。それでは、おやす」

「なんで…ッ!!なんでガンマスさんにこだわるんですか…ッ!!?」


れいまりさんがガンマスさんの方向に歩みを進め、れいまりさんが言葉を言い切る前に遮って俺は言う。ここで聞かなければ、もう二度と教えてくれることはなさそうでそんな悪い…とまでは言わないが、予感がしてしまったのだ。

れいまりさんはゆるりと振り返る。妖美なその姿はまさに九尾、といったものだ。美しくも残酷で、怪しい雰囲気を身に纏う。その姿に目を奪われる。この人と同じ空気を吸っても良いのか、そんな謎の思考回路にとらわれる。


「それは今、話すべきことでは無い。そう決まってるんだよ。君は知らない。けど、君たちは知っている。…ね?」


その狂気的な笑みはそれを見ているもの全員に向けられている…そんな気がした。一瞬れいまりさんがれいまりさんでは無い、そんな気がした。まるで、全てを悟ったかのような、知っているような。そんな奇妙な感覚を感じた。吸い込まれるような…現実との境界が曖昧になっているような──────。


れいまりさんが1回手を叩けば俺は現実に引き戻される。はっとすると、れいまりさんは既にガンマスさんを自慢の尻尾で優しくくるんでいる。…毛並みが艶々でもふもふしていて、あたたかそうなそのしっぽはとても魅力的に映る。俺の視線に気づいたのか、それとも心を読んだのか、れいまりさんはくすりと笑う。


「わかりやすいですねwんー…触ってみる?」


そう言って、9つのしっぽの内、ひとつのしっぽを俺の方に向ける。俺は躊躇いながらも、触りたい、その欲求に抗うことが出来ない。


「…ッ!!」

「wwwそんなに抵抗しなくてもいいですよwただ少しだけですからね?」


そう言われたので俺は頭の中のブレーキを外す。



















ここで切ります!!キリ悪いけど許してください…そーろそろぜんさんを登場させたい…!!しかし、もふもふを味わいたい…!!そんな葛藤が私の頭の中でおきてます!!れいまりさんが段々と私の性癖に従順になってきてる…。やばい…当初の予定が…!!まあ、いっか(?)



それでは!おつはる〜!!

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