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𝕟𝕒𝕧𝕚.⋆𝜗𝜚
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#ゆり組
有栖
1,200
コメント
28件
やっぱり💙❤️もいつも読んじゃうっ!!🥰 3カプとも好きです....😚💕
めちゃくちゃ好きです、、🫶 💙さん、そうだったんだね、、 続きの展開が気になりすぎます🤭
家に戻ると――
♥️「そろそろ離して……!痛いっ!」
振り払うように腕を引く。
けれど、翔太は離そうとしない。
💙「……今まで、どこにいた」
♥️「……」
💙「浮気か?」
💙「もう、誰かに血を与えたのか?」
その言葉に、胸の奥に溜め込んでいたものが、一気に溢れた。
♥️「……翔太だって」
♥️「他の人の血、吸ってるだろ!」
💙「……」
♥️「頼むから……」
♥️「俺と別れてくれ」
💙「……は?」
♥️「もう、こんなところにいたくない」
そう言って、玄関へ向かおうとした。
その瞬間――
💙「……どこにも行かせるかよ」
ぐいっと腕を引かれる。
そして――
鋭い牙が、首筋に食い込んだ。
♥️「痛っ……!!」
容赦なく血を吸われる。
身体から力が抜けていく。
それでも、必死に抵抗した。
♥️「やだっ!!やめて……!!」
💙「……っ」
一口、また一口。
そして――
翔太の表情が変わった。
💙「……お前」
💙「味が……」
一瞬、言葉を失う。
そして、怒りを露わにする。
💙「……ふざけんな!!」
💙「…俺は、」
💙「わざと、お前の血がまずくなるようにしてきたのに……」
♥️「……は?」
理解できない。
💙「相手は誰だよ」
♥️「……っ」
💙「誰に血を与えた?」
♥️「……」
💙「答えろよ!!」
再び、牙が首筋へ食い込む。
♥️「やめて……!」
♥️「ぁ……っ……」
血を吸われすぎて、
視界がゆっくり暗くなっていく。
♥️「……めぐ…っ……」
最後にその名前を呟いて――
宮舘は意識を手放した。
その瞬間。
――ドンッ!!
勢いよく玄関のドアが開いた。
💙「……っ!?」
🖤「宮舘さん!!」
床に倒れ込む宮舘。
その首筋には、明らかに大量の出血痕が残っていた。
🖤「……!」
目黒の表情が一瞬で険しくなる。
🖤「やはり……部長だったんですね」
🖤「宮舘さんを苦しめていたのは」
💙「……は?」
渡辺が目黒を睨みつける。
💙「目黒……」
💙「涼太の浮気相手は、お前か」
🖤「……」
💙「なんでここが分かった」
🖤「何かあったときのために」
🖤「以前住んでいた家の住所を、宮舘さんから教えてもらっていました」
🖤「それより、早く病院に連れていかないと……!」
目黒が宮舘へ駆け寄ろうとする。
しかし――
💙「部外者は黙ってろよ!」
低い声が響いた。
目黒の足が止まる。
そして、ゆっくり渡辺を見据える。
🖤「あなたは、宮舘さんのパートナーなんですよね?」
💙「……」
🖤「それなら、どうして」
🖤「あんなに怯えた顔をさせてるんですか?」
渡辺の表情が揺れる。
🖤「吸血鬼だからって」
🖤「自分のほうが上だと思ってるんですか?」
💙「……違う」
💙「俺は……」
拳を握りしめる。
💙「涼太を愛してる」
🖤「……はっ」
目黒は、静かに息を吐いた。
🖤「とんでもなく歪んだ愛ですね」
🖤「宮舘さんは……」
🖤「あなたのせいで、毎晩うなされてました」
💙「……っ」
🖤「この家には帰りたくないって」
🖤「何度も言ってましたよ」
🖤「それでも、まだ分からないんですか?」
💙「……っ」
🖤「もう、解放してあげてください」
その言葉に――
💙「……だまれっ!!」
パシンッ!!
渡辺の手が、目黒の頬を打った。
🖤「……っ」
それでも目黒は、視線を逸らさない。
そのとき――
💙「……っ!?」
パシンッ!!
乾いた音が、部屋に響いた。
今度は――
渡辺の頬に、平手が飛んだ。
💙「……涼太っ……」
驚いたように目を見開く翔太。
いつの間にかふらつきながら立ち上がっていた宮舘がいた。
♥️「……はぁ……っ」
息を切らしながらも、
渡辺をまっすぐ見つめる。
身体には、もうほとんど力が残っていない。
それでも――
最後の力を振り絞って、
宮舘は渡辺にビンタをしたのだった。
♥️「……もう、やめて……」
震える声。
それでも、その瞳にはもう怯えだけではない、
自分の意思で、この関係を終わらせようとする強さが宿っていた。
🖤「……宮舘さん」
♥️「……部外者は……」
息を切らしながら、
それでも、はっきりと言った。
♥️「……部外者はあんただよっ!!」
💙「……涼太…っ」
♥️「俺の人生を……」
♥️「俺の血を……」
♥️「俺の気持ちを……」
♥️「勝手に決めないでよ……!」
♥️「俺は……もう……」
そこで力が抜ける。
🖤「宮舘さん!」
目黒が慌てて身体を支える。
そのまま、宮舘は目黒の腕に身を預けた。
一方――
渡辺は、呆然とその場に立ち尽くしていた。
💙「……俺は……」
震える声。
💙「ただ……」
💙「独り占めしたかっただけなんだ……」
血を与える側である人間は、
自分以外の吸血鬼にも
簡単に血を与えることができる。
渡辺は、それが怖かった。
人間の友達とつるんでいても、
「浮気なんて当たり前」
「他のやつにも血を与えてる」
そんな言葉を、何度も聞かされていた。
だから――
わざと冷たくした。
わざと傷つけた。
わざと、痛みを感じるように血を吸った。
そして――
涼太の血を、まずくさせた。
「こんなまずい血、俺くらいしか吸わない」
そう言い続ければ――
涼太は、他の吸血鬼に血を与えることはないんじゃないか。
ずっと、自分のそばにいてくれるんじゃないか。
そう思っていた。
それが――
渡辺なりの、
歪んだ愛し方だった。
💙「……涼太…」
けれど。
そんな愛し方で、
うまくいくはずがなかった。
💙「……ごめん」
もう届かない言葉。
拳を握りしめると、
ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
💙「うっ……涼太……」
後悔しても、もう遅い。
──────────────
その頃――
🖤「宮舘さん……」
目黒は、ぐったりとした宮舘を抱きかかえる。
🖤「……俺がそばにいるから」
そう呟きながら、 強く抱きしめた。
そして――
二人は、その場を後にした。
つづく。