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#トラゾー
二酸化炭素
468
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するめいか。
725
pnsn
ユイカ様の楽曲「好きだから。」の曲パロです。
展開は全て個人的な解釈によるものです。
BL要素を含むので苦手な方はご注意下さい
・ ・ ・
僕はぺいんとさんが好きだ。何で?かっこいいから?って聞かれるけど、かっこいいから好きなんじゃないよ。好きだからかっこいいんだよ、ぺいんとさんは。
入学したての時だったっけ、僕が揶揄われた時も、「お前にしにがみの何が分かんの。嫌がってるって分かんない?お前の方がよっぽどダセェよ」って言ってくれて。そっからぺいんとさんも揶揄われたけど動じなかった。
誰かに馬鹿にされても何ともない。だって僕のヒーローみたいな存在だから。
僕のぺいんとさんの好きなとこなんて数え切れないくらいある。
いつも一緒に登校する時眠いって言うくせに、授業は起きてちゃんと聞くとことか。皆んなの前ではクールなのに、この前犬を見た時めっちゃデレてたとことか。
あぁ、ほんっとに愛して止まないんだ、貴方のこと。僕だけのヒーローになってよ、なんて願っても、叶わないんだろうなぁ。
LI◯Eだってしていたいし、一緒に帰ったりしたいよ。でも結局出来なくて、放課後部活に行くぺいんとさんに「またね」って独り言を言う日々。休みの日だって会いたいし、寝落ち電話もしてみたいけど、そんな勇気は勿論なくて、そんな自分に呆れるな。
振り向いて欲しくて、友達としてじゃなくて、好きな人として意識して欲しくて。ぺいんとさんが好きそうな香水をつけてみて、1人でむせて、馬鹿みたい。
ぺいんとさんが欲しくて、ぺいんとさんのものになりたくて、ずっと悶々としてる。
毎晩、「明日こそは」ってベッドの上でシュミレーション。
ぺいんとさんを考えながら、現実の貴方に言えなかった分まで、「また明日」って言っておやすみ。
・ ・ ・
俺はしにがみが好きだ。何で、とか可愛いからとか聞かれるけど、そんなんじゃない。俺が好きだから可愛いんだと思う。
入学したての時だった。しにがみが揶揄われてて、俺が庇った。でも、しにがみは、大丈夫ですって、笑って言ってた。
誰かに馬鹿にされても何ともない、しにがみは俺が思うよりずっと強かった。でも、俺のヒロインでいて欲しい。
しにがみは、とにかく可愛い。今日こそ起きるって毎朝意気込むくせに、結局授業中寝てるとことか、皆の前ではお転婆、っていうの?なんかよくはしゃぐのに案外涙脆いとことか。俺しか知らないといいな。
あぁ本当にしにがみのこと愛して止まない。俺だけのヒロインにならないかな、なんて叶う訳ないのに。
勉強とか教えてあげたいし、一緒に映画も観に行きたいよ。放課後部活に行く時見かけた、友達と笑うしにがみに「ばいばい」って独り言を言う日々。しにがみのストーリーに載りたいし、「俺の彼女」って自慢もしてみたいけど、まず告白すらできそうになくて、そんな自分に呆れるな。
振り向いて欲しくて、友達じゃなくて恋人として見て欲しくて、意識して欲しくて。跳ねてる髪だけでも何とかしようと思って、柄にもなくワックスをつけてみて、ベトベトになっちゃって。しにがみが欲しくて、しにがみのものになりたくて、毎日悩んでる。
毎晩、今日出来なかったことを思い出して、「明日こそは」って布団の中でシュミレーションする。しにがみのことを考えながら、また明日って言って、おやすみ。
・ ・ ・
「ぺいんとさん…、僕、好きな人いるんですよね。どうすればいいかなぁ、男の人、好きになるって変ですか?」
ぺいんとさんにぺいんとさんの相談をしたんだ。どんな反応するかなって。
「……。」
しにがみが好きな人の相談をしてきた。聞いた瞬間、頭が真っ白になった。
返事は返ってこない。そりゃぁ、困るよね。でも、「やめとけ」なんて言わないで欲しい。
やめとけなんて言えないけれど、ここで肯定したらその男のとこに行っちゃうよね。それは絶対に嫌だ。他の男のとこになんて行くなよ。
「「ずっとずっと見ていてよ」」
僕が呟いたのと同じ呟きが前から聞こえた。振り向いて欲しくて、今、このチャンスを逃したらもう無理な気がして。
俺と違う声で俺と同じ文章が目の前の人から発された。意識して欲しくて、もう、今言うしかない、って思って。俺の精一杯の告白を。
「ずっと隣にいてくれませんか」
「それは…、何ですか?僕はぺいんとさんが好きなんですよ」
告白とも何とも取れない台詞。焦ったくなって、恐る恐る自分の気持ちを伝える。
「そうだよ。しにがみのこと、愛おしいくらい好きなんだよ!」
まさかしにがみが好きって思ってくれてるとは思わなくて、勢いよく返す。
君としたかったことはいっぱいあるから、まだ提案出来なかったけど「明日こそは」って付き合えても結局今日もシュミレーション。
君との恋は、甘くて暖かみのある、ムスクの香りがしたんだ。
コメント
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藍乃さん、第2話も読ませていただきました…! 両片思いの“同じ呟き”が重なるラスト、本当に胸がぎゅっとなりました。お互いの視点で綴られた「好きだからかっこいいんだ/可愛いんだ」の対比がもう…好きが溢れてて尊いです。 独り言の「また明日」に、想いの切なさと温かさがぎゅっと詰まっていて。ムスクの香りの比喩も素敵でした。続きが気になります…!