テラーノベル
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芸能界にいたときのこと。
まばゆいライトの下、大人たちが言う。
「冬花(ふゆか)ちゃん、かわいい」
他の子役を見て大人が言う。
「あいつかわいくなくなったよな。成長してからブスになった」
「冬花ちゃん、こっち見て」
…ある時。
大人が「渚沙冬花(なぎさふゆか)ってちょっと笑顔がウソくさくなったよな」と言っている。
笑顔の練習をしだす冬花。
母親に「ねえ、この冬花かわいい?」
と笑顔を作ったまま聞く。
母親「冬花はそのままでかわいいのよ」
冬花「そのままって、なあに?」
コメント
1件
えぬたさん、第3話読みました。芸能界の大人たちの「かわいい」「ブス」「ウソくさい」という言葉が、冬花ちゃんの内側にじわじわと刺さっていく感じがリアルで胸が痛みました。笑顔を作って「ねえ、この冬花かわいい?」と母に確認するシーン、本人の不安がひしひしと伝わってきます。そして母の「そのままでかわいい」に対する「そのままって、なあに?」という問いが、もう既に「そのまま」じゃいられなくなってしまったのかな、と切なくなる終わり方でした。続きが気になります。