テラーノベル
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行儀は良くないが足でガラッと保健室のドアを開けとりあえず気絶していた並木度と花魁坂を寝かせる
淀川と猫咲も気絶していたが回収に向かうと2人共目を覚ましており、縄も適当に巻いていた為抜け出したようだ
何故か猫咲が淀川にビビりまくってたけど
とりあえず手当をと思い棚を色々漁っていると保健室の戸がガラッと開いた
はて?と思い覗くと
「あれ!?お兄ちゃん?何で居るの?」
「傷の手当てでこっちに寄った ん?今日は担当日だったか?」
「今日は羅刹学園の入学日でしょ?お兄ちゃんがなんかやりそうだって校長に呼ばれたの まぁ見事に正解だったね やりすぎだと思う」
「………一応加減はした」
あれで加減させていたのかと生徒たちは内心思っていたが何よりもっと気になることがあった
「どちら様?」
「あ!君達が今年の生徒さんね 私は芽衣 一応援護部隊に所属してるよ」
「一応じゃねぇだろ 副隊長だろ?」
「副隊長!?」
「特に何かしてるわけじゃないよ〜 穂希ちゃんのサポートしたりこっちの当番に当たったら出向くってぐらい」
「当番?」
「鬼機関は万年人不足だ 学園に保険医として滞在できるほどの人手が確保できていない だから各援護部隊の中からひとつき派遣してもらい滞在してもらっている 一応覚えておけ」
「は〜い」
「じゃああと任せていいか」
「あれ?もう行くの?」
「担当が居ねぇと思ってたから軽く手当するつもりだったけど芽衣居るなら別にいいだろ」
「分かった けど書類仕事は程々にね?じゃないと報告するからね?」
にこりと笑いかけるが雰囲気は全く明るくない
「…分かった じゃあ頼んだ」
「よしじゃあパッと傷直しちゃおっか」
「「お願いします」」
「よしこれで終了だよ」
「アザス それにしても綺麗っすね俺と…」
「何言ってんの?」
「馨…いきなり叩くのはひどくね?」
「あはは 褒めてもらえるのはありがたいけど生憎相手は居るからご遠慮しとくね」
「相手居るのか~ あの先生とか?」
「お兄ちゃん?違うよ 同じ部隊の人だよ」
「随分仲良さそうに見えましたけど、、」
「まぁ付き合いは長いからね」
「そう言えばお兄ちゃんって呼んでるけど兄妹なんですか?」
「ううん 血の繋がりは一切ないよ 小さい頃から呼んでたらそれが今でもそう呼んでるだけ あ、でも苗字名乗る時は一ノ瀬かも?」
「!?ど、どういうことですか?」
「私両親もう居なくて身寄りがないし、なにせ鬼だからひっそりと暮らすしかなかったから苗字を知らなかったんだよね そしたら苗字いるか?ってお兄ちゃんがさ だから有り難く使わせてもらってるって感じかな?」
「優しい…」
「お兄ちゃんは凄く優しいよ ほんと優しすぎる人だよ」
「そうには全く見えてねぇけどな〜」
「過ごしているうちに分かるよ 例えばさっき出ていったのは書類仕事だと思うんだけど 本来ならお兄ちゃんがやらなくていい仕事なんだよ?」
「え?」
「お兄ちゃん、少しでも役に立てたら、負担が減るならって自分から仕事貰ってるんだ それで倒れたことがあるしね」
「マジかよ…」
「まぁ、倒れた後にめっちゃ怒られてからは量は減らしてるみたいだけどね」
「もしかしてさっき報告するって言ったら相手ですか?」
「そうそう お兄ちゃんの同期だよ 唯一お兄ちゃんを止めれる人たちだからね〜」
「そんなに?」
「うん まぁなかなか改善しなかったお兄ちゃんにある作戦をしたからお兄ちゃんもある意味逆らえないんだよ」
「作戦?」
「そ、作戦 これ言ったらお兄ちゃんに怒られるから知りたかったらお兄ちゃんに直接聞いてね」
ニヤッと悪そうな笑みを浮かべてそう答えた
「じゃ、治療は終わったから部屋に戻っていいよ」
「ありがとうございました!」
「またね〜」
「芽衣さんが言ってる先生と俺が感じた先生の印象と全く違うんっすけど」
「確かにね どっちが本性なんだろう」
「気になるなぁ!」
「うるせぇ、別にどっちでもいいだろ」
「え〜まっすー気にならないの?」
「俺もどうでもいいな」
「え!ダノッチまで!」
「どっちにしても隠しているなら是非知りたいものだ…ゴハッ!」
「血をこっちに向けんじゃねぇよ!」
なんだかんだ言って仲良さそうに歩く生徒たちを見て表情を緩めている人が居たことは気づいていない
「初日でこの仲は大したものだな…やっぱ俺が担任になるべきじゃねぇな って迅とか碇に言ったら怒られんだろ〜な」
「まぁ、死なないように育てるだけだな」
設定
〔一ノ瀬〕芽衣
京都援護部隊副隊長
今は同じ部隊の人が彼氏だけど初恋は四季
想いを伝える為に色々アタックしたが鈍感すぎて諦めたが今も大事な人に代わりはない
四季が倒れた時は同期たちが怒っているのに参加し、にこにこと優しそうな雰囲気を出しつつ1番怒っていた
ある意味逆らえない
ちなみに彼氏は四季の事をとてもとても尊敬しているのでそれを聞いた芽衣が話しかけ、よく話すようになり無事お付き合いした
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