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「今日は何して遊ぶ〜?」


「そうだなぁ……鬼ごっことか!」


「いいね!じゃあ僕が鬼!」


「えぇ….!すま兄が鬼!?」


「じゃあ数えるね!」


「すま兄からは逃げられないよ〜!」


そう言いながらも、ちゃんと逃げて行く

やっぱり、優しい奴だ


「10!行くよ!」


あの子はいっつもこっちの方に逃げる

なんで同じ方向に逃げるのかはよく分かんないけど、

捕まえやすいから聞かない


「待てぇぇぇ!」


「すま兄早すぎだって!?」





「タッチ〜!」


「はぁ….はぁ….はぁ….すま兄….早すぎ…..」


「えっへん!」










ハッ!

そっか、居眠りしてたんだった……

あ、時間!

【17:50】

!、この時間なら来てるはず!


僕は咄嗟に公園内を見渡す

でも、あの子の姿が無い、というより誰も居ない

ん〜?なんでだろ?


…….そういうことか!

フッフッフ…..僕は分かってしまったぞ


「かくれんぼしたいんだな!」


そう!かくれんぼしたいんだ!あの子は!

鬼は僕だね〜?


「どこだ〜?」













数十分ずっと探したけど、中々見つからない

時計を見ると

【18:30】

もうあの子は帰る時間だ

今日も見つけられなかった、

一体いつからあんな隠れるの上手になったんだ?


「お〜い!そろそろ出てこないと怒られちゃうよ〜?」


ふと、頭の中に考えたくもない考えが出てきた


もし、そもそも来ていなかったら?

そんなことは無い、と頭を横にブンブン振った


でも、結局この日もそのまま家に帰った



今日も帰り道を走った

また昨日みたいに、涙が出てきた

なんで泣いてるんだろう?悲しい訳じゃないのに

いつの話だろう?

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