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NOside
「ねーーーおーーー」
嶺音を呼ぶ彼は青終高校に通う遊戯部、部長のはるてぃー
「なにー」
嶺音は少し気だるそうに返事をすると、はるてぃーの方に体を向ける。
「ここの音どうにかならないかなー、」
困った顔をして嶺音の方に駆け寄る
はるてぃーが真っ先に嶺音に助けを求めるのは、きっと彼女が音響に関して詳しいからであろう。
「あー、この音になっちゃう時はね、」
なんだか嶺音は専門的な言葉をスラスラと発しているようだが、私には分からない。
はるてぃーはそのよく分からない言葉に真剣に耳を傾けていた。
「えっ!これが原因だったんだ…」
「そう」
「次からはこうするといいよ」
「うん!!ありがとー!!」
ふぅ、とやっとひと仕事終えたかのように息をつく嶺音
スマホを手にしながら、何かを考えている様子
おっと、これ、気づいてないのでは、?
後ろ
ガタタッと音を立て驚く嶺音
後ろには黄色い画面を被った男…そろもんが立っていた
嶺音は振り返るなり直ぐに前を向き、ため息をつく。
「何その反応!!」
「ねおちゃんひどーい、、」
彼はそんな事を言いつつ嶺音の隣に座る
「何回目だと思う?」
そろもんは少し考えているようだが、
なんだか食べ物の事でも考えているような表情だ。
さて、仮面を被っている彼の表情はどう読み取れるというのか
食べ物の事を考えているだなんてわかるわけが無い
そんな感じがしただけ
「3回!?」
「はい不正解」
「21回目でしたー」
「てへっ、」
なにがてへっ、だよ
嶺音がやったら可愛かったものを…
そんなそろもんを横に、嶺音はまたひとつため息をつく。
呆れきった眼をして一言。
「怒る気力もない…」
嶺音の1日はだいたいこんな感じ
配信があるか、ないか
配信の予定がある日は部活を少し早めに終わったりして時間を調節しているとの事だ。
本来は嶺音本人の口から聞くだろうものを、今ここで私の口から発表しよう。
嶺音は、ピーマンが食べられない……
衝撃の事実ですね
では、また次の配信枠が経つ頃にこの続きを書くとしますか。