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ある日の放課後
寂しそうに窓際に立っている君を見た
いつも君は明るくて
クラスの輪の中心にいる
皆を照らす太陽
そんな君がらしくないね
「どうしたの?」
「なんでもないよ」
「ただ、晴れなのが、ね」
そういえば予報では今日はずっと雨だったっけ
「この季節の天気は難しいからね」
「わかってはいるつもりなんだ」
「でも多分、もうすぐだよ」
ポツリポツリと窓に水滴が付く
「何日ぶりだろう…」
そう言って君はボロボロ大粒の涙を流す
そんな君を見て僕もつられて泣く
外は大雨だ
君の気が済むまでこの雨はやまない