コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『フェルスボージ研究所で…』
マイコ「これが、私の過去です。
あなたの疑問にも答えられたでしょうか
。」・端末をぷー太郎に見せている
ぷー太郎「う、うん。ありがと…。」・
端末を見ながら、マイコに言った
クロム「みんな、急いでくれ!」・
慌ただしく動き回る研究員たちに伝えた
ぷー太郎「ところで、クロムさん。何を
しているの?」・その方を見て言った
クロム「この研究所を閉鎖しようと
思ってね。片づけをしているんだよ。
」・ぷー太郎の方を見た
ぷー太郎「閉鎖?」・首をかしげた
クロム「あぁ。雪も、すっかり消えて、
魔物の出入りが激しくなったからね。
それに、極秘の研究所があると
ウワサされているし…(苦笑)。」
ぷー太郎の心の声(それが原因だな。)
クロム「そうそう。ぷー太郎くんに、
これを…。」・その人物に
菓子折(まんじゅう)を渡した
ぷー太郎「?」・菓子折を見ながら
受けとった
クロム「この上の一軒屋を一般の人に
売ったんだ。ちょうど、その人が
来ているから、渡してほしい。」
『エレベーターの中で…』
ぷー太郎「なんで、ぼくが…。」・
菓子折を見ながらブツブツと言った
マイコ「・・・・・。」・ぷー太郎の
姿を見て、ほほえましくなった
『一軒屋で…』
「ウィーン…。」
語り手「冷蔵庫が横に少し移動。壁の
一部が開いて、ぷー太郎とマイコが
出てきた。」
ぷー太郎「ぼくの知っている人って
言うけれど、誰だろう?」・周りを見た
モリト「おや。また会いましたね。」・
テーブルの前のイスに座り、ぷー太郎の
方を向いた
ぷー太郎「?」・モリトを見た
モリト「憶えてないのも、ムリは
ありません。私は、ヒッソリ地方の
門の 前に立っていただけですから。」・
立ち上がった
ぷー太郎「・・・・・。」
マイコ「ほら、前足に持っているモノを
…。」・ぷー太郎にコソッと言った
ぷー太郎「あっ。あぁ、そうだった 。
」・自身の持つ菓子折を見た
「トコトコ…。」
ぷー太郎「あの、これ…。」・モリトの
前に来て、菓子折を渡した
モリト「それは、それは。ご丁寧に。
今、お茶を飲んでいまして。あなた方も
どうですかな?」・菓子折をテーブルの
上に置き、ぷー太郎たちに言った
マイコ「では、お言葉に甘えましょうか
。」・ぷー太郎の近くまで来て、
その方を見た
モリト「それにしても、飼い主さんと
一緒で、うらやましいですな。」・
棚から湯飲みをふたつ出した
ぷー太郎「違うよ(困)!」・モリトに
向かって言った
マイコ「この子は、ピーマンが
苦手なんですよ(笑)。」・モリトに
話を合わせた
ぷー太郎「マイコさんまで(驚)!?
」その方を見た
「ピンポーン。」・呼び鈴
モリト「おや、誰でしょう?」・
湯飲みを調理台に置いて、玄関の方へ
向かった
「ガチャ。」
語り手「モリトは、扉を開けた。」
ダイアン「おっ、また会ったな(笑顔)
。」・モリトに言った
モリト「えぇ。そうですね。おの時は、
本当に、ありがとうございました。」・
深々と、ダイアンに頭を下げた
ダイアン「いやいや。太郎が
居たからだぜ(照)。」
サイフォン「ふむ。」・ダイアンの隣で
うなずいた
モリト「その子なら、いま、
居らしてますよ。よかったら、会って
いきませんか?」・一歩さがって言った
ダイアン「そうだな。会っていくか。
」・サイフォンを見た
サイフォン「ふむ。」・うなずいた
モリト「ところで、ここへは
観光ですかな?」・廊下を歩きながら、
うしろのダイアンたちに言った
ダイアン「あぁ。極秘の研究所を見に
きたんだ。もしかして、ここじゃ
ないかと思って。」
モリト「それかどうかは、
わかりませんが、この家の地下にも、
それらしきモノがありますよ。
案内しましょうか。」・台所に入った
ダイアン「それは、助かるぜ(笑顔)!
」・モリトに続いた
ぷー太郎「あっ!?」・ダイアンを見て
おどろいた
ダイアン「よっ!」・ぷー太郎を
見ながら、右手を上げた
サイフォン(この子が、ぷー太郎か…。
)・ダイアンの、うしろで思った
モリト「ここから地下へ向かいます。
」・冷蔵庫の前で立ち止まった
ぷー太郎「えっ!?」・おどろいた
マイコ「ほら。私たちも行きますよ。
」・ぷー太郎を持ち上げた
『地下へ向かう一行…』
モリト「お連れさんとは、長いのですか
?」・ダイアンにサイフォンとの
付き合いを訊いた
ダイアン「まぁな。」・モリトに答えた
ぷー太郎(まだ、クロムさんたちが
居るのに…。)・心の中で言った
ダイアン「太郎も飼い主と一緒で
よかったな。」・ぷー太郎を見た
ぷー太郎「だから違うよ(必死)!!
」・ダイアンに向かって言った
マイコ「ちなみに、この子は、人の
言葉を発しています。」・ぷー太郎の
頭をなでた
ダイアン「どうりで、はっきり
聞こえると思ったぜ。」・上を向いた
モリト「確かに。」・うなずいた
ぷー太郎「・・・・・(固)。」
語り手「ダイアンとモリトは、
あまり聞こえない方らしい。」
「チーン。」
語り手「目的地に着いた。」
ぷー太郎(この際、どうでもいいか。
研究所は、いろんな人に
知られているから…。)・心の中で
言った
「ガコ…。」・扉が開いた
ぷー吉2「ふあ、ちょうちょ(笑顔。)
」・ちょうちょを出して、それを
追いかけるような仕草をした
「ピラリン。」
語り手「一行は、ちょっぴり、
いやされた。」
ぷー吉3「めっ、めっ、まったくぅ…。
めっ!」・右前足を2回、突き出して
から、左前足を出し、また右を出した
ぷー吉4「くしゅん!」
「ボォン!」
語り手「ぷー吉4のハナから火の玉が
出て、壁に当たった。」
ぷー吉5「んん〜…!」・犬のように
背伸びした
「ピシャーン!」
語り手「ぷー吉5の前方にカミナリが
落ちた。」
「ポコポコポコ…。」
語り手「ぷー吉は、無尽蔵に
増殖している。」
ダイアン「へぇ〜。けっこう広いんだな
(笑顔)。」・施設内を見て言った
サイフォン「ふむ。ガラス張りで
見通しが良い。」,ダイアンに同じ
語り手「一行は、エレベーターから
降りた。」
ぷー太郎「・・・・・。」
語り手「百数十体の、ぷー吉たちが、
施設内を好き勝手に動いている。これを
ワンコ・パニックと 呼ぶのだ。」
マイコ「どうやら、クロムさんたちは、
引っ越しを終えたようですね。」・
自身の抱く、ぷー太郎を見た
『その後…』
「ガチャッ。」
ダイアン「お茶まで、いただいちゃって
わりぃな(笑顔)。」・サイフォンと
一緒に、一軒屋から出てきた
モリト「いえいえ。なんの、おかまいも
できませんで…。」・ダイアンたちに
続きながら答えた
ダイアン「じゃあ、オレたちは、
帰るから。」・モリトを見て言った
モリト「はい。お気をつけて。」
ダイアン「極秘の研究所じゃなくて
残念だったぜ。」・一軒屋の近くの、
ワープ装置の前に立った
サイフォン「ふむ。ただの
ウワサだったようだ。」・ワープ装置に
触れた
「シュン。」
語り手「サイフォンとダイアンは、
ワープ装置で飛んだ。」
『台所で…』
モリト「さて、アナタたちにも、
お返しをしませんと。」・マイコたちの
前に来ながら言った
マイコ「私は、付添いですから、
この子に、どうぞ。ぷー太郎の頭を
なでながら、モリトに答えた
モリト「では、れお助さんは、
どうでしょう。これなら、喜ぶと
思いますよ。」・どこからか、
その人物を出した
れお助「よっ。」・ぷー太郎に、
あいさつをした
語り手「れお助は、首ねっこを
つかまれている。」
ぷー太郎「・・・・・(驚愕)!!」
「ふよふよ…。」
語り手「ぷー吉は、マイコの隣で
浮いている。」