「多分爆弾と同じ効果ですよ!」
「そんなことよりここから逃げるぞ!」
とひろゆきが言うと一斉に逃げ出した。この時、中原が御札を使用して、影踏みを無しにしてくれた。
しかし、逃げきれなかった。あいつは『 H』以上のスピードで近づいてきた。そうして健介を撃った。玉は健介の腹に命中した。
「健介!かやの!大丈夫か?!」
しかし返事はなかった。倒れている2人がいるだけだった。
「っく!」
「前へ進め!」
ああ神様、またこの光景です。双六と同じ光景です。あの頃から変われたでしょうか。強くなれたでしょうか。
「進まない!ここで決着を付ける!ひろゆき!俺がこいつのターゲットになるから!そのうちに後ろに回れ!」
「分かった!」
「それじゃあまたここで会おうぜ!」
「早く行け!」
「おう!」
俺はそういい、先程と同じようにひろゆきをぐるっと回らせる作戦にした。
そうして少し避け続けていると、ロボットが急に下に穴を開け、下に降りた。
そこにはひろゆきがいた。
「?!ひろゆき!避けろ!!!!!」
死なないでくれ。その思いしかなかった。
「おっと!リーダー!舐めてもらっちゃ困るぜ!これでも一応キャプテンなんでな!」
「俺も今、そっちに行くから耐えてくれ。」
そうして俺が行こうとした時、誰かに足を掴まれた。後ろを振り向くとかやのだった。
「たかっしー…これを…付けて…」
といい、かやのは俺にドクロのマークが着いた手袋を渡してきた。
「かやの?これは?」
「それを付けて背中をタッチすれば殺せる…。護身用に持ってたんだけど、もう必要ないみたい…。」
「そんなこと言うな!生きろ!俺が戻ってくるまで絶対生きろ!」
「うん…」
「俺と茅野の約束だ!!」
俺とかやのは最後の会話をし、俺は下におりた。
そうするとそこにはひろゆきがロボットに頭を掴まれていた。
「ひろゆき。ありがとう。そこまでして時間を稼いでくれて。でも、もう勝てそうだ。」
俺はそういい、ロボットに近づき、背中を触った。そうするとかなりの音の爆発音を立てて壊れた。壊れた瞬間
「パチパチパチ」と後ろから拍手の音が聞こえた。
「いやー、実にgreat!感動しました!」
「うるせぇ!」
俺はそういい、そこにいたゴッドを除けて、かやのの元へ戻ったが既に手遅れだった。
心音がしていなかった。