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💙視点
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佐久間や阿部ちゃんだけでなく、めめや康二の様子もおかしくて
「…俺、なんやちょっと具合悪いから…早よ帰るわ」
なんて
実際顔色も悪かったし
深澤に何か言いかけて口ごもる感じがさ
妙に気になって
ちらっと涼太を伺ったら小さく頷いたんで、俺たちは「心配だから」と康二を送る事にした
めめの方は何かあったら深澤と照がいるし
佐久間はあべちゃん
俺らは自然にフォローする体制が出来てんだな、とかグループの良さみたいなもんを感じてたんだが――――
「はぁぁぁ?」
途中で泣き出した康二を連れて、取り敢えずやってきたのは涼太の家
部屋が一番落ち着いた雰囲気あるし、実際落ち着くから、康二も話しやすいんじゃないかって思ったんだ
最初は口ごもって
言葉にならないまま口開いたり閉じたりを繰り返してたけど、根気よく待ってたらぽつりぽつりと話し始めた
「…俺、最低な事…してもうた…」
ぽたぽた涙を流しながら話してく
その内容を聞いて出たのが…はぁぁぁ?だった訳だが
「翔太」
その反応はない、と言いたげに涼太が首を振った
いや、だってよ
グループ内でなにやってんだって話だろ
「はぁ…まぁなんだ、確かに康二も悪いよ。告白だけにしとけばいいのに思い出って…昔の少女漫画か何かかよ」
改めて言葉に出されて、恥ずかしさもあってか康二は「わぁぁぁ」と顔を両手で覆って突っ伏した
「翔太」
「だってよ。まぁ一番の重罪は目黒だけどな」
問題をややこしくしたのはアイツだ
康二は顔を上げて「なんで?」と声も上げた
「俺が…キスしてって言うたんやで?」
「言われたからってすんなって話。同情だか何だかしんねぇけどな、断る選択だって出来たんだ。寧ろ、佐久間が好きなら断る一択だろ」
「…そ、れは…」
「そもそも、キスしてきっぱり諦めきれんのか?した後、ずっと佐久間に隠して罪悪感とか自分が嫌になったりしねぇの?」
ズケズケと言った自覚はある
泣いてる相手に対して冷たいって思われるかもしれないが、ダメな事はダメって言える関係じゃなきゃこの先もやっていけないだろう
康二は痛そうな顔をした
「考えてなかった?」
涼太が優しく問いかけると、小さく頷いた
「俺…ほんまに何も…見えてなかった…しょっぴーの言う通りやね。隠し通すなんて…俺に出来る訳ない。でも、めめへの気持ちは絶ち切るつもり」
「まぁ、無理に絶ち切る必要もないけどね」
「涼太?」
おいおい、何言い出してんだよ
泥沼化させる気か?
「好きに限らずさ、気持ちなんてどうにか出来るもんでもないでしょ?でも本気ならもっと早く聞きたかったかな…そしたら、こんな風に突っ走る前に止められたし、気を紛らわす協力も出来たんじゃない?」
どうにもならない恋なんて世の中いっぱいあるんだろう
なんなら実らない恋の方が多いぐらいだ
そういや
失恋したらどうしてたっけ?
まず落ち込んで
落ち込んでたら、みんなが元気だせって色んなとこに連れ出してくれた
辛い事は楽しい事で塗り替えて
次があるって
「…舘さん…」
まぁ、今の好きって気持ちをなくせって言われて出来る訳ねぇか
「確かにな。これからはちゃんと話せよ」
「…うん…ありがとう…」
「ま、おかしいのは康二も目黒も、なんなら佐久間もおかしい」
なんでお前は見てたんだよ
脳内で佐久間を検索すると
『翔太〜』って、早朝だろうが深夜だろうが元気いっぱいに突撃してくる姿がまず浮かぶんだ
うっせぇって突っぱねても笑顔で騒いで、場を明るく照らしてく
そんなヤツが
なんで、黙って見てた?
「見てたんなら飛び出して、目黒の頬ぶっ叩いてやればその場で済んだ話だろ」
実際に顔を叩くのはマズいか
ならボディに一発
俺の表情から考えてる事を読み取って、涼太が苦笑する
涼太は小さく、溜め息にも似た息を吐くと
「怖かったんでしょ」
「怖い?」
「好き過ぎるとさ、不安になる事あるでしょ?相手が好き過ぎて隣にいるのは本当に自分で良いのかなぁってね。特に目黒は一気に人気が出たから余計にさ」
付き合っているからって安心は出来ない
それを上回る不安
「あんなに、愛されとるのに?」
「佐久間も目黒の気持ちは分かってると思うよ、分かってても不安なんだ」
「アイツ昔から恋愛は不器用だもんな」
「まぁ、多感な時期に陰でけなされまくってたら自信もなくなるよ」
今は容認されてても、それでも苦手に思う者も一定数はいるだろ
アニメオタクってだけで偏見持つヤツ
キモいだの、無理だの
人を傷つけるだけの色んな言葉を受けながら
『俺は嫁いっぱいいるから大丈夫だよ』なんて笑いながら、しっかり傷ついてるのを見てきた
売れればそれも“可愛い”になるんだから世の中は調子の良い事で
生粋のオタクは昔から宮田くんと佐久間に一目置いてたっつーの
「ま、今回の事は全面的に佐久間の味方だわ。目黒がフラれようが自業自得ってことで」
「えっ!!」
俺の言葉に康二が弾けたようにこちらを向いた
「…これ…破局案件なん?」
「何を今さら」
「だ、だって…軽くやで。ほんまに唇触れたかなぁぐらいのもんで」
「種類なんてどうでもい…そういや、ここにいる面子、全員佐久間とキスしてんな」
気付いた事実を何も考えずに発言したら、空気が微妙になった
俺は感触すら覚えてないけど
近付いてくる顔が、やっぱり美人なんだなぁって思ったのは覚えてる
「…翔太…」
「悪い、変な空気にさせた」
「ほ、ほら…さっくんかてメンバーとキスしとるし。何なら俺なんかより多いし」
「康二。見せるためのキスと秘め事のキスを同列にしちゃダメだよ」
「そ…やね…ごめん。俺、あの2人を別れさせたいとか思ってないねん。もう、全部言い訳やけど」
逆に良かった
これで“ラッキー”なんて感覚でいられたら、メンバーとしては仕方なく付き合っても友達みたいな関係値ではいられなかっただろう
「俺、ちゃんと謝るから」
決意を固める康二に
「そうだね」
「そうしろ」
俺たちは同時に答えた
結局の所、話しか聞けないんだよな
下手に介入すれば、恋愛事ってーのは拗れるもんだし
黙って
でも話してきたらちゃんと自分だったらのアドバイスをするしかない
どうなるか
俺たちはただ見守るだけなんだ
* * *
「なぁ、あれお前の事だったりすんの?」
「ん?」
「いや、ほら…好き過ぎるとってヤツ…」
「そりゃ、隣で年々綺麗になってく恋人見てますから」
「そっ///」
「でも、ま、その分…俺も隣にいられるよう努力しようって思えるけどね」
「そんな努力しなくてもいるけどな。隣に」
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未だに私の中でゆり組ってどっちがどっちなんだろうと悩む( ー̀ωー́ ).。oஇ
昔はね
TikTokとか彼氏組、彼女組とかやってるから無意識に“だてなべ”なんかなって思ってたけど、舘様を知れば知る程、面白くてキュートな一面もあるから“なべだて”派も一定数いるのは納得( ー̀ωー́)⁾⁾
まぁ、一番最初に感じた直感にしたがって“だてなべ”風味になってます
明確にヤってる描写もないしね
今後も私じゃ力量不足で書けないだろうて
「翔太」三段活用みたいになってますね
もはや名前を呼ぶだけで普通に会話が成り立つ2人-w-w
今日は[それスノ]もですが、[江戸川会]むっちゃ楽しみ✧*。\(。˃ ᵕ ˂ )/ ✧*。
まさか江戸川トリオで番組もてるとは!!
最高ですね✨
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