コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私
の名前は 音無 優斗
(オトナシユウト)といいます! このお話は私が高校生の頃のお話です! 私の高校は男子校でしたが共学になりました。
なので私は女子生徒になったのです。
だけどみんなからは変人扱いされてイジメを受けていました。
だからと言って自殺するほどバカじゃないですよ? そんなことしたら親とか先生とかが迷惑かけるしね……
それにこんなくだらない死に方をするのは嫌だしね!! それじゃあ今日も学校に行きましょうかね〜 〜教室にて〜
「おい音無またお前来たのかよ!」
「ほんとウザいんだけどマジキモいし」
「うわぁーこっち見んじゃねぇぇよ」
「俺らみたいになるんじゃねえぞ?」
ははっはははははははっははははははははははっはははははは! もう終わりかい!? そんなんじゃ、全然足りないよ!! もっと僕を楽しませてくれないとね!! 僕の本気が見たいんだろ? さあ、もっと足掻いてみせろよ。
君たちの全力で挑んでこい。
僕はいつでも待っているから。……うん、そうだね。
じゃあその言葉、信じることにするよ。
君の覚悟を見せてごらん。
僕を失望させるようなことだけはしてくれるなよ?…………ああ、わかったよ。
それくらいなら許してあげようじゃないか。
ただし、次はないと思え。
この僕を敵に回したこと、後悔させてあげるよ。
さて、次はどんな遊びをして遊ぼうかなぁ♪ おやおや、どうしたのだい? まさか怖じ気づいたなんて言わないだろうね? 逃げるのは構わないけれど、その時は相応の覚悟を決めておいてくれないとねぇ……
それじゃあゲームを始めよう! キミたちは今、この箱庭にいる。ここから出る方法はただ一つだけ──ボクを殺してごらんよ! ははは、そんな怖い顔をしなくても大丈夫だよ? だってこれはゲームだからね! ルールを説明しよう。まずは各自好きな場所に行ってもらう。それから一時間以内に誰か一人を選んで殺してもらうんだ。もちろん相手を殺したらその時点でクリアだけど、もし自分が殺された場合は失格になるから注意しておくれよ? ちなみに、このゲームはボクからの一方的なものだ。つまり拒否権はない。分かったかい? よしよし、理解できたようで何よりだ。それじゃあさっそくスタートしようか。健闘を祈るよ。
「……いや待て、ちょっと落ち着け。何を勝手に話を進めている」
「あれ? どうかしたのかい?」
「質問があると言ったはずだが? それに、お前は一体どこから現れた」
「質問が多いなぁ。せっかく説明しようとしたところなのに、まったく仕方がない人だねぇ。でも安心してくれ。答えられる範囲のことならばちゃんと答えてあげるとも!」
「いらない世話だ。それより早く質問に答えろ」
「えーっと、そうだね。どこからと聞かれれば、最初からここに居たんだけどね。ああそれと、ボクは君たちの言うところの神ではないよ。ただの代理人さ。ほら、よくいうだろう? 神は自ら助くる者を助くって」
「いやぁ、本当に素晴らしい。君は実に面白い。君みたいのは初めてだよ。ボクはこの世界の管理者でありながら、同時に観測者でもある。だからね、ボクにとってこの世界は退屈しのぎに過ぎないんだ」
「でも、そんな世界に君みたいな存在が現れた。それがどんな奇跡なのかは知らないけど、きっと何かが変わるんだろうね」
「…………」
「だから僕は君の味方だよ。この世界で生きるために、君が僕を必要とするなら、いくらだって手を貸すよ」
「……ありがとうございます」
「さてと、そろそろ行かないと」
「あの!」
「うん?」
「また会えますよね?」
「あぁ、もちろん!今度はもっとゆっくり話せるといいんだけどね」
「はい、私も楽しみにしてます」
「じゃあね」とか「また明日」なんて言う相手がいない俺は今日も一人ぼっちだ。
そんな俺にも唯一友達と呼べる奴がいる。そいつの名前は『田中』。同じクラスで席が隣だから仲良くなった。別に話すこともないし特に仲が良いわけでもない。ただのクラスメイト。
「……おい、そこの君」
突然後ろから声をかけられた。振り向くとそこにはメガネをかけた真面目そうな女子生徒が立っていた。彼女は僕に向かって「これ落としたよ」と言って一枚の写真を差し出してきた。写真を見てみるとそれは昨日コンビニに行った時に撮った僕の顔写メであった。僕は慌てて写真を返してもらう。しかしその時僕は彼女の制服に見覚えがあった。
「あっ!君って同じクラスの委員長じゃないか!」
「えぇ……そうだけど?」
「いやー助かったよありがとう」
「いえいえお礼なんて別にいいわよ」
「ところでさぁこの前の委員会決めの時に委員長になった人だよねぇ?確か名前は……」
「佐藤彩香だけど?」
あ〜思い出した。確かにそんな名前だった気がする。
「そっか佐藤さんっていうのか。ちなみに俺は神崎真也よろしくね」
「知ってるわよそれくらい。クラス委員の集まりとかでよく見かけてたもの」
「そうなのか。でも俺ってあんまり人と話すタイプじゃないし