目次
一方通行の想い べる
閉ざしてしまったものを探して
さぁーもん
???ー???
???ーべる
ーーーーーーーーーーーーーーー
一方通行の想い
嘘、、、でしょ、、、
ー恋人陣営勝利ー
第3陣営
さぁーもん おどろく しぇいど
・・・
嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ
違う。
こんな事あっていいことじゃない。
だってだってだって
さもくんの彼女は私だよ?
いつも可愛いって言ってくれて、ずっと一緒にいてくれて、ちょっとわがまま言っても笑って叶えてくれて、、、
だから
嘘だ、
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘と言って!
こんなの、、、
こんな結末なんて
望んでないから、、、
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いまいち最近ぱっとしない
さもくんはおどろくさんといるがどこか困っているようにも見える
たぶん私の幻覚だ。そうじゃなかったら今私が独りなわけが無い。
そういや最後に晴れた空見えたのいつだっけ?
思い出せない。そろそろ梅雨入りだしそんなもんか。
「、、、さん」
何か声が聞こえる
「べるさん!」
そう私の名前を呼んだ声の主の方を見ると、うたいさんが居た。
「どうしたの?うたいさん」
「寂しそうだなって」
「そりゃそうだよ、、、あんなにべるさんべるさんって言ってくれてたのにさもくんはおどろくさんの方に行っちゃって」
「それもそっか」
そう言って彼女は笑った
正直癪に障る
「何?キューピットの癖に笑いに来たの?そんなことする暇あるなら編集すれば?」
しまった。流石に言いすぎた。
けど
「違う違う。そんなべるさんにいいモノ持ってきたの」
と彼女は少し不敵な笑みを浮かべて言った。
彼女にしてはどしらかと言えば挑発的ではあるが、自然と似合っていた
「いいモノ?」
「そう。いいモノ」
そう言ってうたいさんは何か機械を取り出した。
「自分の思いどうりにことを動かしてみたくない?」
直感でわかった。本当は、、、
うたいさんと言えどものってはいけない話だと。
でも、、、でも、、、
「動かしてみたい、、、」
全てはまたさもくんと一緒にいるため。そう思ってうたいさんの話にのったのであった。
「じゃこっちで設定するからそれまで大人しく待ってて」
・・・
「それじゃ。楽しんできてね。べるさん」
「うん」
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貴方の役職 妖狐
(妖狐か、、、久々だな、、、)
「よし!!!今回エメラルド大量GET!!」
「え〜べるちゃんちょうだいよ〜」
「うーん、、、無理」
(あっ、、、目の前にさもくんいる、、、そういや背徳者決めないとな、、、)
「あぁ〜俺エメラルドないや〜」
「ねねさもくん!これあげる!エメラルドないんでしょ?」
「ん?ありがと!」
(よし、、、これで、、、)
次の日、、、
「おどろくさん人狼!!」
「いや凸さんも怪しい!!」
なんか試合進んでるらしい、、、
何があったか誰か説明して欲しいんだけど、、、
「じゃあもう2人切ってみたら?」
「だね〜」
さすがさもくん。議論誘導が上手い
いやだからどうなってんの?
そうして、、、
妖狐陣営勝利
第3陣営
妖狐、、、べる 背徳者、、、さぁーもん
「さもくんお疲れ様!!」
「べるさんもお疲れ」
「さもくん強いから助かっちゃった!」
「そりゃご主人様だしね〜」
なんかなんか違う。
私が思い描いていたのと違う、、、
違う違う違う違う違う違う違う
こんなの、、、、
こんなのは、、、
私の知ってるさもくんじゃない、、、
違う、、、
もっと、、、
もっと優しくて、もっと私の近くにいてくれて、それに、、、恋人であったさもくんは私のことをべるさんなんて呼ばない、、、
いつも呼び捨てで呼んでくれた、、、
違う!
違う違う違う!!
認めない、、、
こんなのさもくんじゃない
絶対に。
いや。
少なくとも私の知ってて大好きなさもさんではない。
こんなさもくんは嫌い。
刹那
私は背徳者である、さもくんを殺していた。
「あっ、、、違う、、、私は、、、私は、、、さもくんを殺したかった訳じゃ、、、」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「違うの、、、」
独り。どうしようもない嗚咽が響く
返してくれる相手もいなければ反響もしない世界に閉じ込められていた
でも
でも
動かなくなった彼は私の近くにずっといてくれて、まるで私のモノのように思えた。
切ってしまった以上さもくんの優美な赤色が広がっているが気にしない。
きっとこの感じなら迎えなんて来ないだろう。
「ずっと、、、ずっと一緒だよ、、?」
「さもくん」
そうして目を覚まさない彼を強く抱きしめた。もしかして私のパーカーには赤が着いているのだろうか?まぁ紫色のパーカーだし目立たないでしょ。
「じゃあ帰ろっか」
「えっ、、?」
来ないと思っていた彼女、、、うたいさんが現れてしまった
「なんで!!私は私はこれで、、、これでいいの!!」
「これならおどろくさんがさもくんを取ることもないし、ずっと未来永劫私の近くにいてくれるんだよ?幸せだよ?」
「べるさん終わりにしよう」
凛と彼女の声が響く
嫌だこんなの嫌だ
こんな結末は
望んでないから。
「待って!うたいさん、、、」
刹那
パンと音がし、視界は白光りし意識は暗転した。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「あっ、、、」
辺りを見渡すといつも通りの景色だった。
「おかえり」
とだけうたいさんが言った。
「なんであんな酷いこと、、、」
「そりゃ時間には限りってものがあるからね。こっちだって色々試行錯誤してあれが限界なのよ」
時計を見ると現実世界では10分しかたっていなかった。うたいさんの技術力は侮れない。
もう一度、私の事を思ってくれるさもくんに会いたいな。
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あの日から私はポッキリ心が折れてしまった。
元からやっていなかった編集はおろか、ずっとやっていたスプラやエペすらもどうでも良くなってしまい、ただぼ〜っとベットの上で時間が溶けていくだけだった。
ある休日。
Twitterのタイムラインを見ているととある写真が目に入った。
それは
おどろくさんとさもくんのデートのツーショだった。
酷いな。私が彼女の時はべるは可愛すぎるからあげたくないって駄々こねてたのに。
またスクロールしてみると珍しくクマが投稿していた。よく見るとななっし〜はマニュコラの調子が良くクリップを投稿しているみたいだ
みんな楽しそうだな、、、
そんなことを考えながらスマホを放り投げたが、脳裏には2人のツーショが離れなかった。
ちょっとオシャレなカフェでお茶をしている2人。どちらも美男美女なので間違いなくお似合いだ。
でも
嫌だ、、、こんなの嫌だ、、、
やっぱり本当は私の事なんて嫌いだったのかな、、、
私はずっと独りよがり?
好きなのは最初っから私だけだった?
そんな疑問が次から次へと流れていく。
けどあの日々を嘘だなんて思いたくない。
いつもは見て見ぬふりをしていた感情に今日だけは付き合ってみようと思ってしまったのであった、、、
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午前2時30分
私は高いビルの屋上に来ていた。
どうやってここまで来たのかは自分でも分からない。
燦然と輝く街の灯りは見たことがないくらい綺麗だった。
白、オレンジ、黄色、どれも可愛い色だったと思う。
それが幾つも幾つもあってキラキラしているのだ。綺麗に決まっている。
正面には秩序のあるような窓から漏れる光。裏にはいわば繁華街のネオン調の光が放たれていた。
けど、
そんな中もう全てがどうでもいいと思ってしまった私は、
ここから身を投げようとしている。
もう、、、
もう疲れたのだ
どれだけ思いを寄せても独りよがりで、取られてしまったことが
苦しくて辛くて憎らしくて、、、
元々は私の場所だった。
けど、どれだけどれだけ私がさもくんを想っても届かないのなら、、、
届かないのなら
いっその事身を投げようって。
そうすればきっと私のことを少しでも見てくれる。きっとさもくんなら。
そもそも人というものは失ってからその大切さに気づくらしい
だからこの世界とはおさらばだ。
・・・
怖い、、、
別に高所恐怖症という訳でもないがなにかに怯えていた
でも、でもこんな世界とは別れを告げたい
「やっぱいいや」
ここにいても埒が明かない気がしたので私はそそくさと帰路を辿ったのだった
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いつものようにぼーっとしていたが珍しく着信が鳴った
【おはっし〜明日人狼クエストの撮影あるけど来る〜?】
ななっし〜から撮影のお話だった
分からない。多分2人は確実にいるだろう。ならなら、いっその事この想いに終止符を打てるのではないか?そう思い私はわかった行くとだけ伝えてただ天井を眺めるだけの時間を過ごしたのだった。
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次の日。
怖いと思いながらも足を進めるとまだ、誰もいなかった。なので少し散策してみることにした。
「あっ!?べるちゃん!?来たの?」
と私よりもっと先にいたらしい凸さんに声をかけられた
「たまには来ないとね〜」
「珍しいじゃん。でも無理はすんなよ?」
「何ナンパ〜?」
「ちげぇよ馬鹿」
「そんな言う!?」
「ほら戻るぞ〜」
「はーい」
なんだか凸さんと居る分にはそこまで苦しくなかった。
なんだろう変わらない空気に安心感を覚えていた。
・・・
こうして他メンバーが揃い試合がスタートした。今回はみんなギリギリで都合を合わせたらしく1試合目だけのぶっつけ本番らしい。まぁ私には関係ないが。
貴方の役職 村人
まぁーた村人か、、、
まぁいいや動画にするわけじゃないし。
どうでもいっか。
過ごすこと3日目
今回長いな〜とかって思いつつ過ごすとどこかで見たようなテロップが出た。
べるとさぁーもんは恋人になった
嘘、、、
「でもでも〜今浮き位置がべるしゃんだから〜」
「べるちゃん確かに怪しいよね〜」
「えっ!?私村人なんだけど、、、」
「とりあえずべるしゃん倒してみる?」
「けどな〜べるちゃんたおしても恋人陣営じゃなかったらぎゃくに村不利だしなー」
さもくん、、、さもくんどこ、、?
怖い、、、
私倒されちゃう、、、
刹那
キラッと光る金属のような物が見えた。言うまでもない剣だろう。そのまま視線を下げると赤髪の子、、、おどろくさんだった
「べるしゃんスキルなくなっちゃてすぐ切れないけど、おさらばなのだ」
「やっ、やめ、、、」
そうして私は頑張って抵抗したが、やられてしまったのだった
(こ、ここでやられたらさもくんまで、、、)
そうしてなんやかんやありまして、、
・・・
狼陣営の勝利
おどろく さぁーもん
「やっぱりそこ2人強いよね〜」
「そんなことないのだ〜おどろく嘘つくの苦手だし〜」
「俺もそんなことないよ〜」
「いや〜うっそだ〜」
凄く気持ち悪い。こんな空気は嫌い、、、嫌だ今すぐ逃げたい、、、けど今抜けたら確実にノリ悪いやつになっちゃうし、、、
あれ?今さもくんと目が合って、、、
久しぶりに見た彼の顔色はどこか曇っているように見えた。どうせならもっと笑っててよ、、、まだ、、、まださもくんを好きでいていいのかもなんて思わせるようなことしないで、、、
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次の日
なんかもうよく分からなくなったのか気が狂ったのかは分からないが片付けをしていた
案外やってみるとたのしいなんて思った
けどやっぱり、、、
「あっ、、、」
出てきたのはさもくんとのデートの写真やお揃いのキーホルダーなど付き合っていた時の物が沢山でてきた。
そしてそれと同時にフラッシュバックするのは別れた後の寂しそうなさもくんの顔。
苦しい
苦しい苦しい苦しい苦しい
私は、、、
私は、、、
楽になりたい、、、
そうだ、、、
あれなら、、、
あれなら身投げするより怖くない
・・・
翌日
縄なんて家にあったんだとか思いながら早く事を進める。
なんかそうじゃないと私を止める何かが来そうだと直感でわかったから。
「さて、、、できた、、、」
上出来なのか下手なのかはさておき、、、
別に死ぬのが怖いとかそういう感情は湧いていない。というか実は結構前から自傷行為にまで手を染めてしまっていたのだ。今更怖いというのもおかしいだろう。
多分終わりの始まりとはこういうことだと思う。
知らないけど。
遺書も用意したし、、、とは言ってもただの紙に書いただけだけどね
そうだ、、、せめて最期ぐらい、さもくんとのお揃いのキーホルダーでももって終わりにするか、、、
それじゃあ
さようなら
さもくん。おどみんのみんな。
首にかけた縄は痛いと思うよりも先に意識が暗転し、分からなくなっていた
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閉ざしてしまったものを探して
俺はななっし〜に誘われてリビングで話をしていた。
「実際さ、、、」
そう言って少しななっし〜は言葉を紡ぎ始めた。
「べるのことはもういいの、、?本当におどろくさんのことが好きなの、?別に本心なら私も止めないけど、、、」
「、、、」
俺はその場を濁すことしか出来なかった。
分からない分からない、、、
べるさんのこともおどろくさんのことも。
何が本当に好きなのか。今の俺には分からない、、、
ただ、、、あの日、、、
何かを捨てたような気もする、、、
何か大事なもの、、、
わからない
「ななっし〜しゃん!辞めるのだ!!」
「おどろくさん。今日は来ないでって言ったでしょ?」
「なんでなのだ!!」
「なんでって、、、こっちは真剣に話に来てるんだよ?分からない?ただ話すだけだったら、わざわざ機会作ってまで来ない。この意味はリーダーなんだからわかるでしょ?」
放った言葉はとても冷酷だった。正直俺が1番絡んでいるのに、とても気まずい、、、
どちらにも申し訳ない気持ちが広がっていた。
「さもしゃんは、、、さもしゃんはおどろくの彼氏なんだよ!!」
「そう、、、だったら、、、」
「じゃあ、、、なんでさもくんはおどろくさんと一緒にいてあんな寂しそうな顔してるの?」
「それは、、、」
それは、、、
ずっと自分の中で見て見ぬふりをしていたものだった、、、
どちらも蔑ろにしたくないのに俺が下した決断、、、
ずっとずっと後悔していた。
もちろん分からないというのは自己暗示なのだろう。
「、、、」
「ほんとはね、、、」
そう言っておどろくさんは言葉を紡ぎ始めた
「おどろくが、、、わがまま言ったんです、、、」
それはれっきとした事実だった
ーーーーーーーーーーーーーーー
「さもしゃんおどろく達勝ったのだー!!!」
「だね〜」
個人的には早くべるさんの方へ戻りたかった。勝つため&撮れ高のために見捨ててしまったことを今すぐにでも謝りたい。
「じゃあこれで、、、」
「あの、、」
「おどろくずっとさもしゃんのことが好きで、、、その、、、」
「でも俺、、、」
「けどおどろくも諦めきれなくて、、、」
「お願いです、、、」
珍しく大人っぽいおどろくさんの声が響く。
直感で
俺はここで振ったら大変なんだろうななんて思ってしまった。
「おどろくいい子にするから、、、
さもさんお願い、、、なのだ、、、」
「わかった。でも流石に少し待ってね?」
そう言って自分の本心に蓋をしておどろくさんと付き合うことになった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ふぅーん。事実なの?さもくん」
「うん、、、あの日あんな事言ったから、、、」
実際あれから俺は多分3週間ぐらいずっと考えていた。俺自体はべるさんが好きだけど、おどろくさんは付き合いが長いし、好意を寄せられていたのも薄々気づいていた。
だから俺がしたのはどっちも傷つける最悪最低な決断。
「おどろくさんもさ、、、べるいるのにとかは考えなかったの、、?いや責めたいわけじゃないけどさ、、、」
「けどやっぱり諦めきれなくて、、、」
まぁいいやとななっし〜は言って話が進む
「じゃあさ。さもくんは今べるさんのことどう思ってるわけ?」
どう思ってる、、、?
いいんだろうか。俺はここで言って。ここで本心を伝えてもおどろくさんとのことが無くなるわけじゃない。ならいっそ、、、
ズキリ
そんなことを考えると何故か胸が締め付けられている感覚がした。
ここで俺は本心を伝えていいのか?ここでもしかしたらななっし~まで呆れていなくなるんじゃないのか?そんな思考が俺の頭をずっと巡っていた。
けど、、、
考えは正直で、、、
「本当は、、、」
「ずっと好きで、、、」
「後悔しています、、、」
「べるを傷つけたこと」
と今まで蓋をしていたものを言ってしまった。
「さもしゃん、、、」
「ごめんなさいなのだ、、、おどろく自分勝手で、、、」
「自分勝手なのは俺の方だし謝らなくていいよ」
「はいはい。明日べるの様子見に行こうね」
こうして俺とななっし〜でべるの様子を見に行くことになった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「きたきた!」
「べると連絡は?」
「それが既読つかないんだよね〜」
「そっか、、、」
「まぁここで既読待ちしてても埒が明かないし早く行こ」
「だね」
何故か俺の中の鼓動が早くなっていく。
緊張するからとかではなく凄く嫌な予感がする、、、
「おじゃましまぁーす」
そうしてべるの家に入ると応答は無かった。
そうしてべるの部屋に入ると
見たくもなかった光景が広がっていた。
ほこりひとつない綺麗な床やたな。
そしてカッターや絆創膏、ハサミやテープなどが置いてある散らかった机。そして宙に浮いているべる。そして気持ち悪いぐらいに、いつもと同じようで少し笑っているような表情にも見えてしまった。
「う、、、そだ、、、」
「べる!?ねぇ!?べる!?そうだ!?救急車!?」
そう言いながらななっし〜は手ばやに進めた。
俺は立ち尽くすことしか出来ない
「ん、、?」
目に入ったのは何かが書かれた紙だった
ーーーーーーーーーーーーーーー
拝啓 さもくんへ
これ見れてるってことはつまりはそういうことです。
私はさもくんの彼女として隣にいられた時間はかけがえのないものです。デートに行ったりお泊まりしたり、ゲームしたり色んなことしましたね。さもくんがおどろくさんと付き合うと聞き別れた時は凄くショックでしたが、さもくんが幸せと思ったのならその幸せな道を進んでください。それに私の事なんて忘れてください。でも、、、もしこの世界の他に、他の世界があるのならそこではさもくんの隣にいさせてください。
さもくんの幸せを願っています。
敬具
ーーーーーーーーーーーーーーー
遺書を呼んで呆然としている内に救急車が来てべるは運ばれて行った。
俺が動くには遅すぎたのだった。
そして最後に触れたべるのては凍りそうなぐらい冷たく、その手にはお揃いのキーホルダーが握られ腕には痛々しい傷が刻まれていた。
俺があの日べるの手を離さなければ。
もし
もし
俺が
過去に戻れるのなら、
全てを
やり直させてください
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めっちゃ泣く……