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#原因は自分にある。
宇空#🎹,🐈⬛
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#原因は自分にある。
バディ乃杜バディ子
26,254
あの日から、さらに数日が過ぎた。
りょうたはようやく、自分の気持ちに答えを出していた。
(俺……。)
(かなめのことが好きなんだ。)
かなめに会いたい。
笑っていてほしい。
一緒にいると安心する。
離れていた時間が苦しかった。
その全部が、ようやく一つの答えにつながった。
「ちゃんと伝えよう。」
そう決めた。
⸻
レッスンが終わり、帰る時間になる。
何度もかなめに話しかけようとする。
「かなめ……。」
そこまで言って、言葉が止まる。
(だめだ……。)
緊張で心臓がうるさい。
その様子を見ていたじゅんが、たかとたちと目を合わせた。
「よし。」
じゅんは小さく笑う。
「俺たちに任せろ。」
「え?」
りょうたが驚いている間に、じゅんたちはかなめのところへ向かった。
「かなめ、俺ら急な用事出来て先帰るから!」
「心配だからりょうたと帰ってあげてね〜。」
「え、ちょっと待っ──」
りょうたは気持ちの整理が追いついていなかった。
「頑張れ!」
六人は笑いながらその場を離れていった。
気づけば、かなめとりょうただけが残されていた。
かなめは少し照れたように笑う。
「……みんな、分かりやすいね。」
「うん。」
りょうたも思わず笑う。
「歩こう。」
「うん。」
二人が向かったのは、かなめが想いを伝えたあの公園だった。
⸻
夕暮れの街。
公園はもうすぐだ。
りょうたは胸がいっぱいだった。
(今日こそ言う。)
(ちゃんと返事をする。)
そのことしか考えられなかった。
横断歩道が見える。
信号が変わる。
りょうたは一歩踏み出そうとした。
その瞬間。
「りょうた!」
かなめの叫ぶ声が響いた。
はっと顔を上げる。
右側から一台の車が近づいていた。
りょうたは動けない。
一瞬だった。
かなめが勢いよくりょうたの腕をつかみ、自分のほうへ引き寄せる。
「かなめ!」
鈍い音が響き、かなめの体が道路に倒れた。
世界から音が消えたようだった。
「……かなめ?」
返事がない。
「かなめ!」
りょうたは駆け寄り、その手を握る。
「目を開けて……!」
かなめは苦しそうに眉を寄せながら、小さく笑った。
「…よかっ…た……。」
「りょ…たが……無事…で…。」
「しゃべらないで!」
りょうたの声は震えていた。
「誰か! 救急車!」
周囲にいた人がすぐに通報する。
りょうたはかなめの手を握ったまま、何度も名前を呼び続けた。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 うわ…りょうた、やっと自分の気持ちに気づけたのに、まさかこんな展開になるなんて…。かなめが「よかった…りょ…たが…無事…」って、自分が倒れてるのにりょうたを想うところ、胸が締め付けられたよ。みんなの優しい後押しもあって、やっと伝えようとした矢先の事故、悔しすぎる。続きが気になる…。かなめ、無事でいてほしい😢