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俺ってノンケキラー!?

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俺ってノンケキラー!?

3 - 乱される心

♥

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2022年11月06日

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ーーーーー数日後




あぁ、神様。助けてくれ、、、。


kn「shkいた!会いに来たよ。」


なんでよりによって頼りになるsmがいない日に、、、。


kn「今日は遅い出勤なんだね。」

sh「はい、、、。」

kn「あれ?もしかして、警戒してる?」

sh「いや、、、」


連絡交換無視してるから余計に気まずいし、何話したらいいか、わっかんねーよ!


kn「大丈夫だよ。今日は俺一人で来たから。ゆっくり話せるでしょ?」

sh「あの、俺今日ホールメインなのであまりお話は出来ないかもしれないっす。」

kn「そうなんだー、、、じゃぁ、話したい時は話しかけても大丈夫??」

sh「、、、はい。」

kn「良かった。じゃ、また後でね。」


俺は軽く会釈をしてホールの仕事につく。

働いている間もおそらくknの視線だろう。それが背中越しでもわかる、、、。


sh「(な、なんで俺なんだ!?)」


頭の中で葛藤していると腕を掴まれた。


sh「わっ!へ?な、何!?」

「お兄さんさぁー、あそこに座ってる人と知り合い?」

sh「、、、いや、知り合いではないです。」

「そうなの?でもさ、仲良く話してたし連絡先とか知らない?俺ら全員拒否されちゃって。」

sh「、、、知りませんし、もし知ってても教えたりはしません。てか、腕離してもらえませんか?」

「そう言わずにさ!お願い!なんとか連絡先交換できるように伝えてよ!」


3人の男に囲まれてさらには腕を掴んでいた力も強くなる。


sh「いっ、、、!ちょっと、、、本当に困ります!離して、、、」


あー、本当に何で今日smいないんだよ!っと思った瞬間。掴まれてた腕は解放されて俺は前に倒れた。


sh「へ?」

kn「ずっと見てたけど、何してんの?あんたら。」

「お兄さんから来てくれるなんて!ねぇ、お願いだから連絡先交換してよ。3人じゃなくていいからさ!」


knは男達を無視して俺に手を差し伸べる。


kn「大丈夫?ほら、あっち行こう。」

sh「あぁ、えと、、、有難う、ございます。」


手を繋ぎその場から離れようとした瞬間。knの腕を男が掴む。


「待てよ!話終わってねーだろ!」

kn「本当にしつこい、、、。お前らとは一生交換しねーよ!ばーか!」


勢いよく腕を払い、カウンターへと向かう。

男達が騒いでるのを聞いて店長が顔を出した。

knが店長に耳打ちで何かを伝えると店長が見た事もないぐらいの顔をして男達の所へ向かった。


kn「shk怪我は?」

sh「はい、、、大丈夫です。」

kn「はぁー、、、。ごめん、俺のせいだね。」

sh「いや、knさんは悪くないです!」


先程掴まれてた腕をknが優しく撫でる。


kn「shk。嫌かもしれないけど連絡先やっぱり交換しとかない?俺、shkの事助けたいんだ。」

sh「あの、、、何で俺、、、なんですか?」

kn「何でって、、、そりゃ一目惚れみたいなもんかな?shkってすごく魅力的なんだよ。」

sh「俺が、、、魅力的、、、?あの、もっといっぱい素敵な人います、、、よ?」

kn「shkは自分の魅力がわかってないだけだよ。俺は、他の誰でもなくshkがいいの。」


すごく恥ずかしい事を沢山言われた気がする、、、。嬉しいけど、こんな時はどんな対応すればいいのかわからず、無意識に困った表情になる。


kn「あぁ、ごめん!shkノンケだったんだよね!急にこんな事言われても困るよな。」

sh「へ?えと、、、その、俺こんな事言われた事ないし、その、何て答えたらいいかもわかんなくて、、、すみません。」

kn「俺の事怖い?まだ緊張する?」

sh「knさんは、、、大丈夫です。」

kn「良かった。連絡先の事はゆっくり考えて。下心とかじゃなくてshkが心配って事は嘘じゃないから。」

sh「はい、、、有難うございます。」


今日はもう帰るね。と手を振ってknは店を出た。俺はさっきの騒ぎもありへたっとその場に座り込んだ。


sh「頭が整理できねー、、、。」


店内も騒ぎが収まったのか静かなホールに戻る。俺は立ち上がって一杯の水を飲み混乱中の頭を切り替えて仕事にもどった。






店長「あ、shk。お疲れ様ー。今日は散々だったわね。腕は大丈夫?」

sh「えと、はい。あの方に助けていただいたので。」

店長「あいつらは出禁にしてるから、またsmにも情報共有しといてねー!」


去り際に頑張ったご褒美と飴を置いて店長はホールへと戻っていった。


sh「俺は子供かよ。」


そっと飴をカバンに直すと、サイドポケットに名刺が見える。俺はそれを手に取った。


sh「knさんなら、、、大丈夫かな。」


着替えながらゆっくりと携帯にknのIDを入力していく。


sh「(この送信ボタンを押したら、、、)」


ポンっと携帯から相手に送られた知らせが届く。俺は着替えの途中なのを忘れてそのまま携帯を見つめていた。


sh「あ!きた。」


一件のメッセージが届く。


kn『shk連絡くれて嬉しいよ。何か困ったことがあったら頼ってくれていいから。』


俺はドキドキしながら返信を打つ。


sh「本当に俺でいいんだよな、、、?」


まだ実感が湧かずこれは夢じゃないかと自分の頬をつねる。


sh「いって、、、。」


その痛みは間違いなく現実で目の前の出来事も嘘じゃないと物語っていた。


ーーーピロン


kn『それじゃ、また会いに行くね。おやすみ。』





第3話終わり

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