テラーノベル
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新連載 ___
向 視点
俺はずっと写真を撮って生きてきた 。
最近は良いものが撮れていない 。
向 ) 何か違う …
そう思いながらまた窓から写真を撮った 。
窓からは美しい海とそびえ立つ崖が見えた 。
向 ) また行ってみよかな 、
向 ) やっぱ綺麗やな …
今は午後22時頃 。
やっぱこの時間の海が1番好きだ 。
向 ) おかんとも来たなぁ 、
ここは母との1番の思い出 。
その母は半年前に亡くなった 。
俺が写真を撮れなくなったのはここからだ 。
向 ) 引きずっちゃいかんのはわかっとるよ 、
母は酔っ払いの車に跳ねられた 。
その1日前 、 俺は母とこの海に来ていた 。
母 ) 綺麗やろ 、 この海
向 ) めちゃ綺麗 、 初めて見たわ …
母 ) ここ私の穴場なんやで ?
母 ) 静かでちっさい頃よく来とったわ
向 ) これからいっぱい来よな … ?
母 ) 何彼氏みたいなこと言っとるん ?
母 ) まあ散歩しに来よか 、
向 ) うん … !
向 ) 約束したんやけどな … ?
そう呟きながら月明かりが反射する
美しい海を眺めていた 。
?? ) やっぱここ綺麗 っ !!
少し遠くで元気良く話す声が聞こえた 。
向 ) 誰や … ?
こんな元気な人はここらで見たことがない 。
?? ) ん … ? 人がいる っ !!
向 ) あ 、 気づかれた … どーも ?
?? ) こんばんは っ !!
この人には表しきれない儚さがある 、
話した瞬間そう感じた 。
♡ 10 ⤴︎ ( 早いほど早く書く )
コメント
4件
めっちゃ「月明かり」読めて嬉しすぎる! 続き楽しみすぎる!
待って新作嬉しい 🫵 儚いお話大好き 😩💗