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サダベル「…はぁ、そこにいるのは分かってるぞ、出てこい槍兵」
サダベルは天井を指さした
ダグ「バレちまっていたか、透過魔法も限界があるなぁ」
透過魔法で天井に張り付いていたダグが口を開き、透過魔法が解け、姿を現した
ダグ「何を企んでいると思ったら、まさか、クソ海賊と手を組んでいたとはなぁ」
ダグはヒヒッとあざ笑った
レガース「貴様ぁ!」
クソ海賊と煽られて逆上したレガース
バシンッ!
レガース「ぐああ!」
レガースの首を竹槍で殴りつけた
ダグ「この事態を何とかクライスに伝えないとな」
ごくりと固唾を飲んだ
ティード「できると思うか?この状況で。2対1だぞ」
ドゴォ!
アレン「違うな」
サダベル「!?」
アレンが学園長室の扉を蹴り破ってきた
カイラ「3対2だよ」
サダベル「おい、まさか…こんなことが…」
カイラはサダベルの首に剣をかけた
ぽたり…ぽたりと赤い血がサダベルの首元から零れ落ちる
サダベル「驚いたな、私の睡眠魔法の魔力量でこの短時間で目覚めたのはお前が初めてだ」
ダグ「隊長!冬休みはどうしたんだ?」
カイラ「遊びに来たんだよ」
サダベル「学園長室のドアを蹴り破る…これはどう対処しようか…ここで引いてくれたら見逃してあげよう」
アレン「どうする?カイラ」
にやつくアレン
カイラ「断る、学園長が海賊と手を組んでいるんだ、学生としてではなく、騎士団隊長としてここであんたらを皆殺しにする」
バシュン!
カイラはサダベルに飛び掛かった
カイラ「アレン!ギャバットとカノンと一緒に残ってる先生を逃がせ!」
アレン「任せろ!」
そういうとアレンは廊下を駆け走った
サダベル「いくら最強の戦力でも、私の魔力をなめるなよ」
サダベル「ブレア!」
右手をカイラの腹部に当て、
ドン!!
爆発を起こし、カイラは後方に飛んだ
カイラ「やはり、あなたの得意とするのは火炎魔法だな」
サダベル「その通り、私の青の炎でお前を焼き尽くす」
サダベル「もはや、この学園に用はない。クライスや王たちはすぐには来れん、その間に世界を繋げ、日本やアメリカを乗っ取る。そのためにティード海賊団と組んだ」
ティード「サダベルとは拉致した人間たち3分の1をこちらに引き渡す約束を結んでいる、こちらとしても好都合だ」
ダグ「そういうことかよ」
ダグは竹槍をぎゅっと握り直した
カイラ「ダグ、ティードの相手を頼めるか?学園長を片付けたあと、僕もすぐ向かう」
ダグ「おう!時間稼ぎは任せろ!」
カイラ「やれ、リヴァイアサン」
そういうとカイラの背中から青い竜が出現し、サダベルを噛み、壁へ突進した
ドゴーン!
学園長室の壁が壊れ、中庭へリヴァイアサンが突っ込んだ
ティード「チッ..!」
ダグ「ドルフィンズ!」
バシャンバシャン!
水分で出来たイルカたちがティードの周囲にまとわりつく
ダグ「てめぇの相手はこの俺だぜ、てめぇは城に投獄するよりここで処刑した方が得策だ。俺が殺してやるよ!」
ティード「図に乗るなよ、槍兵ごときが」
ぐおおおおおお!!
ティードは叫び、狼へと変化した
ダグ「そいつは変身魔法か、この世界の獣じゃないな。人間世界のものだろう、一体どうやって変身してる」
ティード「これは”狼”俺が最初に人間世界に行けたときに殺した獣さ」
ティード「レガース、今だ、繋げろ!」
レガース「了解!」
ビュン!池袋上空にゲートが繋がった
ダグ「ヘッ!何する気だよ!ドルフィンズ!」
バシュンバシュン!
二匹のイルカがレガースへと飛んで行った
ティード「遅いな」
バシュ!バシュ!
ティードはイルカを素手で受け止めた
12月31日 PM11時55分 池袋
人々は街に群がり、各々で年越しの瞬間を楽しんでいた
そして、最悪の惨劇が起こる
1月1日AM12時 池袋上空にワームホールが出現した。
「オイ、なんだよあれ?」
「あれって何が?」
「ほら、あれだよあれ」
都民たちは次々とワープホールの存在に気付き、指をさした
ティード「なぁ、槍兵。戦うならもっと楽しもうぜ?」
ダグ「何する気だよ」
ダグは竹槍をぎゅっと握り直した
ティード「こうするのさぁ!」
ティード「ぐおおおおああああああ!」
ティードが雄たけびをあげ、狼姿に変身し、
ヒューンとティードはワームホールから衝撃と共に新宿へと降り立った
ダグ「な、なに…?」
ダグが驚いてる間にもティードは既に池袋の交差点へと降りてしまった
「うわぁああああ!!」
ティード「家畜共がぁ!皆殺しにしてやる!」
ティードは男性の首を掴み上げ、頭部を嚙みちぎった
レガース「船長!連れてきたぞおお!」
レガースとジャック、そしてヴェンデッタが降り立った
「きゃあああああああ!!」
悲鳴と共に群がっていた人々はぞろぞろと逃げ出した
ティード「来たな」