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朝鮮戦争・改

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朝鮮戦争・改

第19話 - 第19話

102

2024年09月12日

#歴史

#ゆうﾀﾞﾖｫ

#小説コンテスト

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#ゆうﾀﾞﾖｫコンテスト

伊琉夏

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第二期　大陸編

倭が明を倒し、アジアの覇権を握ったのも束の間、その次なる標的は遠く大西洋の向こう、北アメリカの大地であった。西へと向かう倭の軍勢は、東洋の征服を終え、ついに新たな戦場へと足を踏み入れた。彼らの狙いはただひとつ――北米の覇者となることだった。

静かなる侵攻

北アメリカ大陸の土地に目をつけた倭は、まずは戦略的要所となる場所を選定し、慎重に侵攻を開始した。大西洋を渡った倭軍は、アメリカ東海岸に上陸し、密かにその存在感を示していった。現地住民や植民地軍は、初めこそ彼らの接近に気づかなかった。

「東の海から来た者たちが、我が土地に現れるとは思わなかった…」

アメリカの指導者たちは、信じられなかった。だが、次第に広がる倭軍の噂と、その圧倒的な軍事力を目の当たりにし、彼らは慌てふためき始めた。北米の諸勢力は、これまでになく大きな危機に直面していた。

倭の新戦術

倭は北米の広大な土地に合わせて、新たな戦術を展開していた。彼らは既存の戦法に加え、現地の地形や気候に適応した独自の作戦を繰り広げた。これにより、敵対勢力の防御線を一瞬にして突破し、瞬く間に支配領域を広げていった。

「ここは俺たちの庭だと思っていたが、奴らにはまるで通用しない…！」

アメリカの前線で戦う兵士たちは、倭の軍勢が繰り出す巧みな戦術に翻弄されていた。彼らは倭の迅速な動きに対応しきれず、次々と拠点を失っていったのだ。

東部の要塞陥落

ニューヨークを含む主要都市は、倭に抗うことができず、次々と陥落していった。都市部では戦火が広がり、混乱が蔓延した。

「倭の力は、まさに神々の怒りそのものだ…！」

生き残った者たちは、倭軍の圧倒的な力を目の当たりにし、その恐ろしさを口々に語り始めた。かつての大陸横断鉄道が築いた繁栄は、一夜にして瓦解し、北米の大地は、倭の影に覆われ始めていた。

北米の覇者の誕生

倭の軍勢は、ただ北米を征服するだけでなく、その支配の手を南部、そして西部にも広げていった。かつて無敵と謳われたアメリカの軍隊は、次第にその力を失い、白旗を掲げざるを得なくなった。

「これが、倭の時代の到来か…？」

アメリカ全土で、倭の名が響き渡った。もはや北米には、倭に立ち向かう者はいなかった。彼らは、ついに北米の覇者として君臨することとなったのだ。

新たな時代が幕を開ける中、世界は再び変貌を遂げていた。北米を征服した倭は、次なる目標をどこに定めるのか――その答えは、まだ誰にもわからないまま、歴史の波に飲み込まれていった。