⚠男性結婚が可能な世界線⚠
オーライ オーライ
引っ越し業者さんの声が僕達の新しい新居に響き渡る。
引「ソファーはどこに置きますか?」
黄「あ、そこでお願いします!」
引「はいぃ、了解でーす!」
黄「はぁ〜!終わった!!」
大きく背伸びをしながら、肺に酸素を取り入れる。
青「お疲れ。」
黄「うん、」
一週間近くかかった荷物の搬入がやっと終わったことに安堵
青「黄くん、確かに引っ越しが終わって安心するのは分かるけど、次は結婚式だよ??」
黄「あぁぁぁぁ〜、そうだったぁ〜〜〜」
そう、僕達はあと少しで式を挙げます。
楽しみだけど、準備が大変‥‥‥‥、
黄「招待状送って、式の詳しい内容決めに行って、流す曲考えて‥‥‥‥、」
これからすることを言葉にして整理していくと、絶望的な気持ちになる。
黄「あぁ、やばいぃぃ、」
青「フハッ大丈夫だって、一緒に頑張ろ?」
黄「青ちゃ〜ん!!(´;ω;`)」
ゴーンゴーン
鐘の音と同時に僕達二人が人生の新しい一歩を踏み出す。
しっかりと前を向いて
胸を張って
零れそうになる涙も引っ込めて。
父から青ちゃんへ僕の手が渡されて。
強がりな性格の父は「泣いてなんか無い」みたいな顔をして。
でも、僕の旦那さんはもうすでに目が真っ赤で。
神父さんの声がきこえる
神「病める時も健やかなる時も、」
ドラマとかで何回も聞いたことあるお決まりのセリフ。
でも、やっぱり凄くいい言葉。
神父さんは青ちゃんの方を向いて、真剣な顔で問いかける。
神「命ある限り真心尽くすことを誓いますか?」
神父さんにも負けないくらいに真剣な顔で青ちゃんは答える。
青「はい、誓います。」
その言葉を聞いて、神父さんは微笑んで青ちゃんに小さく頷く。
その次に、僕の方を向いて真剣な表情で同じように問いかけてくれる。
僕も真剣な表情で答える。
黄「はい、誓います。」
そして、また神父さんは微笑んで僕に小さく頷いてくれる。
神「それでは、誓いのキスを」
青ちゃんは僕の方を向いて、優しく肩の端の方に触れる。
間近で見る青ちゃんの真剣な表情に僕の鼓動は少しずつ速くなる。
僕はゆっくりと目を閉じ、青ちゃんからのキスを待つ。
気配で少しずつ青ちゃんが近付いてくることが分かる。
ドクドク
心臓の音がやけに脳内に響く。
唇に暖かく優しい感触がする。
彼からのファーストキスは世界で一番甘かったけれど、
彼からの誓いのキスは
世界で一番綺麗でした。
to be continue…..?
ブグマ一言。
コメント
1件
主さんのお話の書き方めっちゃ好きです!! ブクマ失礼します( ˊᵕˋ*)