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『わたしをみて』

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『わたしをみて』

11 - 『わたしをみて』 10話 お母さん

♥

7

2024年10月02日

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『私を見て』

※この作品はノンフィクション作品です

一部虐待や暴言等の表現がございます、見るのが辛い方はそっと閉じて下さい












では、物語の中へいってらっしゃいませ、、

















____________________



八木side



そうして、俺ら家族と雅の5人で暮らしていた、ある日



それは起こった



2人で学校に行っていた時の出来事だった



八木

「ん、?校門のところさ、誰かいない?」


「え?うそ、?目悪すぎてなんも見えない、、」


八木

「まぁいっか、先生達かもね」


「あぁ、、確かに、早く行こー!」


そう言うと、2人乗りの自転車を勢いよく走らせた



???

「雅っ!!!」


「っ、、おか、、あ、さん」


八木

「ん?雅、?だれ?」


「えっと、、私の、お母さん、、」


雅母

「探してたんだよ?おじいちゃんとおばあちゃんも心配してるし、家帰ろう?」


「心配してるって、、そんなことあるわけないじゃん、今まで心配してくれたことなんかないじゃん」


雅母

「ほんとに、、お母さん達も反省してるから、また一緒に暮らそうよ」


「信じられないっ!!!ずっと殴ってきたのに、俺なんかいらないって言ってたじゃん!!」


八木

「雅、一旦教室に行こっか、無視しよう」


雅母

「あんた、なんなのよ、うちら家族の問題なんだから、口出すなよ」


八木

「場所わかって発言してますか?ここ、学校ですよ?まだ暴れるつもりなら、先生たち呼びますんで」


「雅のことを散々ボロボロにしたくせに、今更、何言ってるんですか??さっさとお帰り下さい」


雅母

「チッ、また明日来るから、雅ちゃんと考えろよ」


「っ、、、」


何度も見てきた、雅の苦しそうな顔を

早く、、教室に連れていかなきゃ、、


八木

「雅、おんぶするよ、歩けんでしょ?」


「いや、ちゃんと歩くよ、、?」


八木

「もー、歩くより早いから、ほらっ!」


そう言って雅を抱き、教室へと上がって言った



担任

「おー、お前ら、朝からお熱いねぇ」


八木

「先生、これはちょっと事情が、、」


担任

「ん?なんかあったのか?一緒に教室行くか」


俺ら3人は教室へと入り、準備を終えたあと朝の出来事を話した


担任

「そうか、、そんなことがなぁ、

俺ら教員でも注意深く見てみるわ、帰り道気をつけろよ」


八木

「分かりました、十分気をつけます。ただ、今日は帰り心配なので2人とも早退しても大丈夫ですか?」


担任

「そうだよな、うん、分かった、今日は早退しろ」


八木

「ありがとうございます!!」


そうして、2人とも給食を食べた後、早退した



八木

「ただいまー」


八木ママ

「あら?今日は随分早いのね、どうしたの?」


八木

「うん、ちょっと、」


母にも同じことを話した


八木ママ

「そんなことあったのね、、お父さん帰ってきたら、相談しましょう」


「疲れたでしょ、今日は早くご飯にして、休みなさい」


八木

「ありがとう」


「ご迷惑おかけして、申し訳ないです、、 」

八木ママ

「迷惑なんて思ってないわよ、大変ね」


「もう慣れちゃいましたから、、」


そんな話をしながら、俺ら2人は部屋へと戻って行った



雅のお母さん、、雅とホント似てたな、雅も大人になったらあんな綺麗になるのかな?



やっぱ家族なんだな、性格は全然似てないけど



八木

「雅、大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ、ほんとにごめん」


八木

「謝らなくていい、雅はなんも悪くない

今日は早くご飯食べて寝よう」


「うんっ、、!」


雅を抱きしめた後、ご飯を食べ、風呂に入った



その後雅は疲れてしまったのか、ベットで早めに眠りについた



八木パパ

「あ、もう雅ちゃん寝ちゃったか? 」

八木

「うん、寝てるよ」


八木パパ

「そうか、一郎、少し話しよう」


お父さんにそう言われた後、リビングへ向かった


八木パパ

「今日の話はお母さんから聞いた」


八木

「俺どうすればいいんかな?あいつらから雅守るにはさ、、」


八木パパ

「男なら大切な人は命投げ捨ててまで守ってやるのが大事だ」


八木

「だよね、、俺もっと頑張るよ」


八木パパ

「その調子だ、お父さんもなるべく注意するから、何かあったら連絡はしろよ」


八木

「ちゃんと連絡するよ、お父さんほんとにありがとう」


八木パパ

「当たり前だろ、お前と雅ちゃんは大切な家族なんだから」


八木

「そう言ってくれて俺嬉しいよ、、早く大人になって雅と結婚したいなぁ」


八木パパ

「お父さん多分結婚式で号泣するなw」


八木

「なんか想像出来ちゃうからやめてw」


他愛もない話をした後、そっと部屋に戻った



「一郎、、?どこいってたん?」


八木

「あ、起きちゃったか?ちょっと、お父さんと話してた」


「んっ、、そっか、一緒に寝よ」


八木

「うん、少し着替えるから待ってて」


「はぁい〜」


着替えたあと俺はベットへ入り、眠りについた



朝方早く寝たためか目が覚めてしまった2人は少し散歩に出かけることにした



「んー!!やっぱ朝は気持ちいね」


八木

「そうだなぁ、なかなか散歩なんてしないしな」


「うん、今日はなんかスッキリ目が覚めたし、いいこと起こりそう」


八木

「雅のいいことって、授業中先生にバレずに寝ることか?」


「違うわ!!ww」


雑談をしつつ、歩いたあと家へ帰り、制服に着替え、学校へ向かった



「昨日部活休んだし、今日はとことん練習頑張らないとー!!」


八木

「俺もそろそろ、展示する絵終わらせなきゃな」


「2人ともやる事あるじゃん〜、あぁもうまじで大変」


八木

「やること終わらせたらさ、冬休み旅行行こうってお父さん話してたよ」


「えっ!!ほんとに!?よっしゃあ〜頑張るかー!!!」


八木

「おぉ!!頑張ろー!!」


そんなことを話しつつ、学校へと着いたが


昨日と同じく雅の母が校門の前で待っていた



雅母

「雅、いい加減に家帰れ、まじで、迷惑なんだけど?お前が稼いでた金どこやったんだよ?なぁ」


「そんなんどうでもいいじゃん、、今までちゃんと電気とか水道とか払ってあげたでしょ?」


雅母

「お前その金使ったのかよ?出来損ないがただ体売って儲けたただけだろ!?汚ぇんだよマジで」


「汚いのはどっちだよ!?クソみてえな男に長年ついていって、殴られても好き?意味わかんないんだけど」


雅母

「あいつの悪口は言うなよ!おめぇはなんも知らねぇだろうが、産んでやっただろうがよ、お前なんか要らなかったのに」


「要らないなら堕ろせばよかっただろうが!!勝手に産んで、おじいちゃんとおばあちゃんに押し付けて、そっちこそ勝手だろ」


雅母

「あん時はお母さんもまだ若かったし、、育てきれなかったんだよ」


「育てきれなかった、?1人で家出てく意味なんかなかったじゃん、どうせその時には男いたから俺の存在知られたくなかっただけだろ」


雅母

「そんなんどうでもいいんだよ、さっさと男に体売って金稼いでこいよ!!じゃねぇと困るんだよ、なぁ!!」


八木

「さっきから聞いてましたけど、、ほんとに不愉快です」


雅母

「おめぇこそ、なんなんだよ?家族の問題に口挟むんじゃねぇよ、部外者が」


八木

「部外者ではなく、ちゃんと雅とお付き合いさせてもらってます」


雅母

「んだよ、おめぇも男いんじゃねぇかよ」


「別に良くない?あんたみたいに殴られることもないし、洗脳なんかさせられてないから」


雅母

「いい気になりやがって、ほんとお前なんか産まなきゃ良かったよ!!」


そう言い、雅の母は雅に殴りかかった


八木

「危ないっ!!!」


咄嗟に守ったが、大人の力には勝てず2人共殴られ続けた


「もう、、やめてよ!!」


担任

「雅!八木!!」


雅母

「チッ、おまえら覚えてろよ」


そう言い残した後、車に乗りどこかへ消えた




____________________












『私を見て』  10話  お母さん








いかがだったでしょうか?



今回は一日間隔をあけての更新になります



新しく登場した雅母、色々ありそうで怖いですね


後、ノンフィクション作品とは言えど、さすがにフィクション味が強くなってきました


さすがにしょうがないところではあるので、まぁ目をつぶっていただけるとありがたいです







では、次のお話でお会いしましょう、、


















次回  『私を見て』  11話  家族




















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