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今、目の前に座る彼の顔をマジマジと見る。
きめ細かい肌、長い睫毛、優しい声、全てに惹き込まれる。
そして一層、彼の事が好きなのだと理解する。
あれから、だいちゃんは放課後俺の勉強に付き合ってくれる様になった。
担任や他の先生にわざわざ許可を取って、別室での指導。
ここまでやってくれるなんて思ってなくて申し訳なさ半分、嬉しさ半分。。。
いや、嬉しさ90の申し訳なさ10だなと柔太郎は考え、解いた問題を丸付けしていく彼の綺麗な手を見つめる。
『どう?満点?結構自信ある』
「うん。すごい。100じゃん!」
俺が笑うと、嬉しそうに笑い返してくれる。
あぁ、幸せ。
この笑顔ずっとみてたい。
正直”勉強教えるから学校に来い”と言われたときはあまり期待をしていなかった。
家でやった方が効率が良いと思っていたからだ。
でも、実際にやってみると、好きな人と2人きりだし、向き合ってくれる。教え方も問題ない。
・・・この時間が残り僅かなのが悔やまれるくらいだ。
『ねぇ、だいちゃん。
なんであの時、俺を選んでくれなかったの?』
あの時とは、先日行われた障害物競争の”結婚するなら誰”というお題の人選について。
自分でも意地悪な質問だと思う。
「えっ。あー・・・・」
じっと見つめる俺の視線に
太智は少し困ったような顔をして視線を逸らす。
『そうだよね。俺、頼りないよね。』
「いや、そもそも・『俺さぁ、だいちゃんが実習終わっても学校に頑張って行くよ?だからさ、バイト先だけじゃなくてこれからも時間作って会って欲しい。』
「うん・・・いいよ?」
太智は首を傾げながら答える。
この鈍感そうな年上の彼はイマイチ自分の気持ちには気付いていないようだ。
『・・・ビックリするかもだけど、俺だいちゃんのこと好きだよ?』
無言ではあるが、俺の眼をじっとみる。
『だいちゃん、男の人のこと好きになったことある?
俺、初めてでさ。。。
もし、だいちゃんが受け入れてくれるなら、恋愛対象として俺の事みてほしい。』
太智の手から優しくペンを下ろし、自分の手を絡める。
太智は戸惑いつつ、絡めた指をじっとみる。
多様性の広がりでそういった部類に否定的ではなかったものの、
実際に自分が当事者になるとは考えていなかった。
ただ、柔太郎の熱のある声を聞くと受け入れたくなる。
太智は初めて会ったころから柔太郎の声が好きだったのだ。
「・・・うん。考える。」
柔太郎の真剣な眼差が優しい笑顔に変わると、
”はぁー、マジか。”と太智も力が抜けたように顔を隠し、そのまま髪を掻き上げる。
そのまま”ほら、帰るよ”と言いつつ椅子に躓く姿に動揺が見える。
我慢できず後ろから笑うと、”お前のせいだろ”と耳を赤くしながら軽くグ―パンチをしてくる。
『あー。たまんない・・・かわいすぎ』
「俺、今日眠れないかも・・・」
『これで、俺のこと意識して好きになればいいんじゃない?』
「ふーん。言うじゃん。」
『だいちゃんさぁ、生徒の中で俺にだけ名前で呼んでくれてるでしょ?
それ、地味に嬉しくて。』
「えっ?!おれ全然気付いてなかった!・・・あぁー、やっちゃったよ・・・」
『俺は周りに生徒がいる時には先生で通してるんだけど、これからも2人の時はだいちゃんって呼んでもいい?』
「今更だな・・・いいけど、もっと早く言ってよ!」
ふふふ。とお互い、目を合わせて笑う。
別れ際、柔太郎が太智の耳元で囁く。
『しおざきせんせー?おれ、本気だからね?
じゃぁ、また週末。バイトで会おうね。』
耳に優しい柔太郎の声がいっぱいに広がり、びくっと身体が反応する。
太智は耳に手を当てながら声にならない声を出す。
あぁ、こんなにも彼でいっぱいにしておいて何なのか。
無責任過ぎないか?
明日は絶対に寝不足になりそうだと頭を抱えて帰るのであった。
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み!観てる時が一番幸せ。
早く20時からのMV観たいなぁ・・・。
#み!
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