テラーノベル
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少しゴロゴロしながら休んだあと、シャワーを浴びて、下拵えしておいたハンバーグを焼いて食べた。
美味しい美味しいと食べる勇斗に、作って良かったなと思う。
可愛いな。なにかを食べてる姿なんて腐るほど見てきたのに。
自覚をしたら、もうダメだね。
なんか、ほんとに好きすぎるかも。
◆◆◆
それから、残りの休みも勇斗の家で過ごした。
悪夢を見ることもなくなり、気持ち悪い感触を思い出すこともなく、とても平和な時間を過ごしたことで、俺はすっかり元通り、元気になった。
…勇斗に触られたことを突然思い出して恥ずかしさにわぁってなることはあったけど。
最後の休みの日、俺は自分の荷物をまとめてる。明日から仕事に復帰だし、そろそろ自分の家に戻らないとと思いながら準備をしていく。
仕事を終えて早く帰ってきた勇斗はそんな俺の後ろにべったり張り付いて俺を抱き締めてる。
「もー、勇斗じゃま。」
「じんちゃん冷たぁい」
「荷物片付けられないでしょ」
「帰んなくていいじゃん…」
ぶぅと口を突き出してそんなことを言う。
「帰りまーす。」
「ん゛ー…」
ぐりぐりと俺の背中に頭を擦り付けてる。ガキか。
「…みんなの前ではやんないでよ?」
「………………大丈夫」
「その間はなに(笑)」
「ここ数日くっついてたから無意識にやっちゃいそうだなって」
「あ~………」
それは俺もちょっと思う。
勇斗が仕事でいない時以外は結構べったりくっついてたからな…。後ろから抱き締められてるのに慣れすぎた。
1週間前には考えられなかった距離感なんだけど、すごいしっくりくるの。
まぁ、付き合ってることをわざわざ公表するつもりはないし、明日からは前と同じ距離感でいられるように気を付けよ。
そんな会話をしつつ、全ての荷物をまとめ終わる。1週間の滞在だし、そんな大量に持ってきてたわけじゃないからあっという間だったな。
ずっと帰らないでいいのにとぶつぶつ言ってた勇斗だが、車でマンションまで送ってくれるみたいで準備してる。
ほんと、俺に甘いなぁ。
車で送ってもらい、久しぶりに自宅に帰宅した。自分の家なのに、なんか変な感じ。
シンと静まった部屋。あの忌まわしい日に帰宅した時と同じ。
…だけど、今思い出すのは勇斗のことだけで、俺はふと笑みが溢れる。
あぁ、勇斗の存在って本当に大きいな。
翌日、仕事に向かう。
復帰一発目はメンバー全員での仕事で、久しぶりに太智、柔太朗、舜太と会った。久しぶりっていっても1週間ちょっとしか経ってないんだけどね。
会った瞬間、怪我は平気なのか、身体はなんともないのかと詰め寄られる。
メッセージでいくつかやり取りはしてたものの、相当心配してたらしく半泣きで迫る3人に囲まれぎゅうぎゅうと抱き締められた。そこに勇斗も加わり5人でわちゃわちゃとする。
スタッフ達にも沢山声をかけられた。
迷惑をかけて申し訳ないと謝ると、みんな謝る必要はないと、心配したと言ってくれる。
お菓子をくれたり、小さなぬいぐるみをくれたり、甘やかされて笑ってしまう。
もしかして俺、子供だと思われてる?笑
沢山の人にこんなに心配してもらって、申し訳ない気持ちと、本当にいい仲間に恵まれてるなって思って嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいになる。
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#ご本人様には関係ありません
透楽※お知らせ必読願います
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#そのじん
笑う門には福来る
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ゆき.
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仕事を終え、楽屋でメンバー達と話していると、不意に勇斗と目が合う。
その目は優しさに満ち溢れていて、それでいて好きだよと語り掛けるようで、恥ずかしくなりふいっと目をそらしてしまう。
もう一度チラッとみると、くすくすと笑われる。
そんな俺らのやり取りを不思議そうに見るメンバーになんでもないよと笑い、またくだらない話で盛り上がる。
あぁ、なんて幸せな日常なんだろう。
みんながいて、勇斗がいて、俺は心から笑える。
この日々がずっと続いてほしい。
「…みんな、大好き」
ぽろっとそんな言葉が漏れる。
「え、吉田さんがデレた」
「よっしー…夏だけど雪でも降る?」
「じんちゃん…!!俺も大好きやで…!」
メンバー達は目を見開きながら各々そんなことを口にしてる。すると、
「俺も愛してる♡」
勇斗がそんなことを言ってきた。
ぎょっとして勇斗をみる。こいつ…!
「はやちゃんやばっ(笑)」
「はいはい」
「太ちゃん興味なさ過ぎwww」
メンバー達はそんな風に笑ってるが、冗談じゃないことを知ってる。
……俺だって、愛してるよ。
2人になったらそう言って驚かせてやろ。
そう思いながら、俺はバーカっと笑って返すのだった。
End
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
後書き
終わりました…!
長くなってしまったけど、なんとか完結です。
途中、怯えるysdさんが可哀想で鈴木許さないって思いましたね(自分で書いたのに)。
この物語のysdさんにはこれから幸せなことしか起こらないはずです。snさんが幸せにしてくれるので。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
コメント
3件
…鈴木撲滅委員会立ち上げますか。
本当に素敵です!!全部が好きですありがとうございます!!
完結おつかれさまです…!!😭💕🌸 最後の「俺だって、愛してるよ」って心の中で思ってるところ、めっちゃエモかった…!じんちゃんの照れ隠しの「バーカ」も、勇斗しか知らない顔だなって感じで尊すぎる…✨ 日常の中のささやかな幸せと、みんなに囲まれてる温かさがじんわり伝わってきて、読後感がすごく優しい気持ちになりました。素敵な作品をありがとうございます!これからもずっと2人には幸せでいてほしいな…⋆♡