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除夜の鐘が鳴り終わる頃。
最後に星でも見て、色々あったこの1年を振り返ろうとベランダに出たは良いものの。
あまりにも寒すぎるので、室内のちゃぶ台からマグカップ入りのココアを引っ掴んできた所だ。
日本『あははぁ……今年も色々あったなぁ……。』
ちろちろと雪が舞い降りる。
それが、ぴかぴかと輝く夜景に良く映えて…。
なんとロマンチックな年越しだろうか。
??『にいさ〜〜ん!!なに1人で黄昏てんのさ!』
日本『にゃぽん!?先に寝たんじゃなかったの!?』
にゃぽん『兄貴を差し置いて床につくなんて、そんなの弟じゃないんだぜ☆』
日本『さっさと寝なさい成長期マン…』
にゃぽん『成長期“だから”寝ないの!!何もしなくても背は伸びちゃうんだから!』
日本『そうだねぇ、結構大きくなったよね。』
日本『いつの間に僕を追い越したんだよ…。今何センチだっけ?』
にゃぽん『えーいまね〜…、174か、5くらいじゃなかったっけな〜〜…?』
日本『うっわ!3センチ!!これはでかい!!』
にゃぽん『まだまだ伸びる〜!!高校生だから!!』
日本『羨ましい……。僕もう身長止まっちゃったよ、中学生で…。』
他愛のない話を、わいわい、家族と。
そうこうしているうちに、もう今年が終わろうとしている。
日本『そういや、父さんは?にゃぽんなんか言われてなかったっけ?』
にゃぽん『父さんは旧国ズで年越し飲みパーティーしてくるらしい…。』
日本『……収拾がつかなくなりそう…。大和魂でアルハラしなきゃいいけど……』
にゃぽん『どーだろーかねぇ……。』
遠い目で、都会の夜景を望むにゃぽん。
日本は、湯気が立ち昇るココアを、そっと一口啜った。
日本『あっつ!!ベロ火傷したんやけど!!』
にゃぽん『おもんない。おもんないやつは殴る。』
にゃぽんは、兄の肩を軽くこづいた。
日本『それでも我の弟か。貴様には我の血が流れているのだぞ。』
にゃぽん『うわ〜…ボクもここぞと言う時にスベっちゃいそう……。』
日本『なにをいう!!このココアをぶっかけるぞ!!』
にゃぽん『なにを四天王!?!?なにを四天王!?!?』
くだらないことで笑って、喧嘩して、でも、仲直り。だる絡みだって、また一興。
来年も、またこんな幸せな一年でありますように。
にゃぽん『あ!!兄さん!年越しジャンプしようぜ!!』
日本『いーね!腰終わりませんように!!』
にゃぽん『願いが爺さん!!つまり爺さん!!』
日本『なんだとこの若造が!!』
今、腕時計は12時59分を指している。
にゃぽん『10・9・8・7……』
少し早めなカウントダウン。
にゃぽんが手を差し出してきたため、日本はマグカップを柵に置いて、手を繋いだ。
日本『5・4・3・2・1…!!』
除夜の鐘、最後の一つを合図に。
足に力を込める。ふわり、とマフラーが重力に逆らう。
にゃぽん『きゃははっ!!兄さん、明けましておめでとう!!』
日本『明けましておめでトゥー!!』
にゃぽん『ははッ笑なにそれ笑!!』
新年早々、バカ騒ぎ。
今年も、良い一年になりそう。
にゃぽん『そうだ。お年玉ぷりーず。』
日本『黙れ小僧!!』