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うわあああ神だ。神だああああ😇✨若井先輩…素直になりましょうww
次の日、いつもと同じような朝の電車に乗り
エレベーターに乗ったところ2人の社員が話していた
「ねえ、知ってる?大森ってやつ」
「知ってるけど」
「あいつ、部長に気に入られようと部長とヤってるらしいよ」
「まじかよ、、でもあいつ可愛らしい感じあるしな」
社員の声ががエレベーターの中に響いた
18階です。
18階の所で俺は降りた
でも今は大森のその、、噂話にしか頭が残ってない
自分のデスクに着き、仕事をしようとした
「あっ!若井先輩!」
遠くから大森の声が聞こえてきた
でもその声が大きすぎて社員のみんなが俺と大森を見つめた
「若井先輩、昨日はありがとうございました」
「いや、まあ……元気ならよかったよ」
「ほら見ろよ、また大森が先輩を狙ってんぞ」
「やっぱ上手そうな人を探してるんだよな」
社員たちが話している事が聞こえてきても大森は、
「ランチでも奢らせてください」
と言ってくる
まあ、ランチくらいならと思い俺はOKをした。
お昼のチャイムが鳴った瞬間、大森が俺の席までやってきた。
まるで子犬のように
そして、イタリアンの店に来た。
「若井先輩!僕が奢るのでどんどん頼んじゃってください」
「あ、うん。」
この中で一番安いのは、このマルゲリータか
このマルゲリータのSサイズにすれば1000円はいかないか
「俺はマルゲリータのSにしよっかな」
「え!?それだけでいいんですか?」
「うん」
「あんまお腹すいてなくて」
「そうだったんですか?」
「えー若井先輩すごく食べるイメージだった」
「かわいいところもあるんですね」
ほんの一瞬だけドキッとした。
みんなが大森に注目するわけも分かる
男のくせにあざとい
「あっ!僕のトマトスパゲッティきた!」
「美味しそう。いただきまーす」
お口パンパンにトマトスパゲッティを入れた。
その光景もなんだか新鮮で背筋がゾクッとした。
「ねえ、口の横にミートソース付いてるよ? 」
「え?どこですか?」
おっとこれは狙ってる気がする。
先輩がここだよ〜って取ってくれるとでも思ってんのか
俺はそう甘くはない。
こんなやつ、冷たい態度とらしてさっさと離れよ
「大森から見て右」
「角度的に約15°上かな」
ふっ、どうだ
「あ、ほんとだ」
「よく言われるんですよ。付いてるって、笑」
輝かしい笑顔。見てるだけで癒される感覚。
「へー」
ここは冷たい態度だ!冷たい態度!
無事にランチは終わり、仕事へと戻った。
「若井」
俺が勝手にライバル視しているか知らんがとにかく気が合わない先輩である藤澤に話しかけられた
「ん?」
「大森くんとランチ行ってたよね」
「おう」
「なんか誘われた?」
「別になんも」
「そっかニコ 」
あの笑顔がイラつく、
でもなんで大森のこと聞いてきたんだろ
ようやく定時になり俺は帰りの電車に乗った
そこには大森がいた
また痴漢されていないかと周囲を見渡した
そしたら大森に気づかれた
「若井先輩」
口パクで言ってきた
なんてあざとい態度なのか
俺はスマホを手に取り大森の口パクを無視した
だって冷たい態度とらなきゃ
チラッと大森の方を見たら大森は少し悲しんでいる表情をしていてそれにまた心が打たれたような感覚に落ちた
この心はなんなのか、
続