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次の日、ローレンは学校に着くと真っ先に葛葉がいるであろう場所に走り込んだ。

教室内に入ると映画研究部の文字が書かれている板が横たわっていた。ここで間違いない。

🗝「くっさん!」

ローレンはソファを覗き込み、ソファの正面に小さくしゃがみこむ。

そこにはスゥスゥと寝息をたてている葛葉が居た。寝ている手には進路調査書という文字が書かれており、志望する大学はどこも医学部と書かれていた。

🗝「やっぱ医学部志望なんだ。」

🎲「ローレンは医者目指さねぇの?」

ローレンはびっくりして後ろの棚に思いっきり背中をぶつける。

葛葉は棚の上にある資料が目に入った瞬間、

ソファから飛び出しローレンに触れないように負い被さる。

上から降ってくる使われてないだろう日焼けした紙の資料がシャワーのように降り注ぐ。

🎲「大丈夫?」

🗝「…うん、」

🎲「ローレン、腕…」

そう言いローレンの腕を掴む。ローレンの腕には紙で切ったような後が血で滲んでいた。

🗝「…絆創膏持ってるから大丈夫、」

ローレンはベースケースのポケットから絆創膏を取り出した。

それを見ていた葛葉はベースケースに自分が勝手に付けたストラップが着いていることを確認する。

🗝「スラップする時によく手、切っちゃうから持ち歩いてる。」

🗝「そこら辺の女子より女子力高いでしょ?」

そう笑いながら絆創膏を取り出す。

🎲「貸して、俺が貼る。」

ローレンが持っているシナモンロールの絆創膏を手に取る。

🗝「このぐらいは自分で出来るよ。」

葛葉は俯きながらローレンの腕を優しく掴み、絆創膏を貼る。

🗝「あ、ありがと……」

ローレンは恥ずかしそうに顔を背ける。

🗝「くっさんってさ俺以外にもこんななの?」

🎲「…え」

ローレンは自分がどういう意味で言ったのか自分でも分からないまま、その疑問を投げかけてしまった。

🗝「…あ、やっぱ忘れて!今の!」

ローレンは次第に顔が熱くなっていくのを感じる。その場を早く離れたい衝動にかられ教室を出ようとすると、葛葉に手を引かれる。

🎲「ねぇ、それってどういう意味?」

葛葉は瞳に熱を含み。ローレンは目をキョロキョロとさせながら戸惑ってしまう。

🗝「…お、俺にもわかんない」

🎲「…、」

ローレンが出した答えは分からないだった。

それ以上葛葉は無理に深入りをせず少しの胸の高まりと期待を膨らませながらローレンの手を離した。


















kz×lr 茜色の魅惑

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