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#おおはらMEN
吹雪 05
76
ゲスト
21
奏.KaNaDe
1,291
僕は、元気が取り柄の魔法高校1年生。みんなからはるざぴって呼ばれてる。 そして――僕には、大切な親友がいる。
「るざぴ、おはよう」
「おはよう」
それは、この子。おんりーちゃん。 男の子だけど、みんな「おんりーちゃん」って呼ぶ。もちろん僕も。 呼び方なんてどうでもよくなるくらい、一緒にいるのが自然な存在だった。
僕たちは、魔法が得意だ。 放課後に一緒に魔法の訓練をすることが、何よりの楽しみだった。 炎や風を操ったり、小さな浮遊魔法を練習したり―― そんな時間が、僕らの絆を強くしていた。
でも、そんな日々も、もうすぐ終わる。
つい昨日まで、僕たちは普通に青春していたのに。
魔法の授業でバカをやったり、昼休みに魔導カードで勝負したり―― 当たり前だった毎日が、少しずつ遠ざかっていく。
「もう、学校行けるのもあと2日だなぁ」
おんりーちゃんがぽつりとそう言ったとき、 胸の奥が、ひどく冷たくなった。
頭ではわかっていた。 でも、言葉にされると、現実がずしりとのしかかってくる。
そう。おんりーちゃんは、もうすぐ学校を去る。
理由は――おんりーちゃんのお父さん。 ものすごく強かった騎士で、国を守る最前線で戦っていた人。 でも、そのお父さんが、亡くなってしまった。
そして今度は、おんりーちゃんがその後を継ぐんだって。 たった15歳で。
「……おんりーちゃんだって、まだ高一なのに」
僕は、心の中で何度もそう思った。 でも本人は、淡々としていて、いつも通り笑ってる。 その分、僕の胸の中は、ぎゅっと詰まったままだった。
そんなもやもやした気持ちを隠しながら、 おんりーちゃんを不安にさせないように、いつも通りの顔で学校へ向かった。
コメント
1件
うわ、これ2話目でこの空気感……やばい。 「るざぴ」「おんりーちゃん」って呼び合う距離感、めちゃくちゃいいよね。日常が楽しいからこそ、あと2日で終わるって言葉が重くのしかかってくるのが伝わってきた。おんりーちゃんが淡々としてる分、ルザク視点の「胸の奥が冷たくなった」って表現がすごく刺さるわ。 魔法高校っていう世界観で、親友の別れを描くって構成、すでに好みすぎる。続きも読むわ🔥