テラーノベル
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これにて最終話となります!読んでいただき、ありがとうございました!
【あらすじ】
オークションで❤️を買った🤍。❤️の奴隷生活を聞く中で、大切にしたいという思いが芽生えていった。また、❤️も大切にされていく中で恋愛感情が芽生えたが、🤍には別に想い人がいることを知り、家出を図ったのであった
❤️視点
「あ、えっと……その……」
聞かれた……聞かれてしまった……
話さんと……理由を……
だけど……伝えたら、本当にそうなる気がして、、、言葉が出ない……
「え、と、、ご、しゅ、、ッ……ぅ……」
「……舜?」
いいチャンスやないか、、、ここから離れるいい機会。
そう思っても喉につっかえて言葉が出ない。言わなきゃと焦る程、舌がもつれていく。
「ハッ……あの……ぅ、くッ……おれ、、、」
嫌だ……離れたくない……ご主人、、じゅうたろう様とずっと一緒にいたい……
じゃなくて、、じゅうたろう様の幸せのために離れないと……
「おれ、、、ッでなきゃ、、、ッふっ……、は、あ、、ッ、、はー、」
「舜、、舜、落ち着いて?ゆっくりでいいよ?」
ご主人が背中をさすってくれる。落ち着かないと、話さないとと思うほど、肺が空気を拒んでいく。
「っあ……、ヒュッ、、、っ、、あ、、、アッ……」
「ごめッ……ハッな、、ッ、はーッ、さッ、、、」
たすけて、、じゅうたろう様……
「…………ごめん、舜」
「ンッ……?」
ご主人が何か呟くのと同時に唇に柔らかい感触が当たった。その柔らかい感触がご主人の唇だと気づくのは少し経ってからだった。
「ッ……ハッ……あ、、んぁ……」
唇を密着させて、外の空気が遮断される。そのうちに、口の中にヌルッと入ってきて、口内を蹂躙されていった。
「はっ、、っあ、、、ぅ、むぅ……」
なん、これ……?あたまのなか、ふわふわする……こんなん、はじめて……
「ぷ、はぁ……はぁ……ぇ……、と……?」
「よかった。過呼吸、止まった。」
「ッ……ご、しゅじん、、いまの、、って、、」
「嫌、だったよね。ごめんね、、、」
唇に残る微かな感触、温度、、嫌なわけがない。
今のって、きす、ってやつよな……?奴隷時代ではしたことのない行為。厳密にいえば、何度かしているが、こんな気持ちのいいものではなかった。
なんで、、、なんでキス、したんですか?なんで、あんなに甘くて柔らかくて包み込んでくれるようなキスをしてくれたんですか?どうしてあなたの体温は温かかったのですか……?
そんなの、勘違いしそうになる……俺のことを愛してくれているのだと。だけど、勘違いしてはいけない。俺はあくまで弟。ご主人の本命は別にいるのだから。
「す、すみません……見苦しいところを見せました……」
「いや、俺も急にごめんね。ドアを開けようとしたら“ここを出ていく”って聞こえて、いてもたってもいられなくて……」
……なんで……?俺がいなくて清々するんやないの?
あ、、嬉しくてか……いや、でも、ドア開けてからの表情に嬉しさは無かったと思う。
「………………ご主人は、俺がいなくなって清々せんの……?」
ポロッと口から出た言葉。ハッとした時には全部出てしまっていた。
「なんでそんな事言うの?俺は舜のことが大切なのに。」
「それは、、、弟、だから……?」
だめだ……止まらない……思ったことが全部口から出てしまう。
……ならこの際言ってしまおう。さっきは言えなかったことを。今なら言えそうだ。
「俺、知っとるんですよ……?ご主人に好きな人がおるの。」
「ッ!?」
「その人のことを思って、一人でしてたやないですか。俺、その光景を見てしまって……俺をここから出せれないから、ご主人、連れ込めんのでしょ?」
「ご主人、優しいから、今更“出てけ”とも言えないでしょうし……俺から出ていったら、ご主人、清々、する、かな、、、って……」
言葉にするほど、現実味を帯びてしまって言葉が紡げなくなる。だけど、そうも言ってられない。
「ご主人に色々と教えてもらったこと、俺、忘れません。この3か月、たくさん大事にしてもらったなって感じてて、、、奴隷時代よりも短い時間なのに、何よりも濃い経験ができたなって……こんなご主人だから、きっと素敵な人と結ばれるんやろうな……って、、」
「そうなったら、俺、いらん子、やん……」
「奴隷出の俺なんて、、、恥ずかしいんでしょ……?」
「違う!!」
「俺が好きなのは、舜だよ……!」
🤍視点
「……え……?」
あーぁ。言っちゃった。
舜はと言うと、固まって動けなくなっていた。
「……ぇ?、、、、、ちが、、ちゃう、やろ……?ご主人が好きなのは、よっしーって人やろ?俺、は、奴隷だった、から、、ッ恥ずかしくて、外、出せれんの、やろ?やから――――」
「――――ごめん……」
俺は舜を思いっきり抱きしめた。好きって気持ちを伝えるために。
「勘違い、させてたみたいで、ごめん……」
「俺が好きなのは舜だよ。よっしーはただの昔馴染み。」
「外に出せないんじゃなくて、出したくないの。可愛い舜が外に出て、誰かに誘拐されたら困るから。」
「……嘘、、、うそ、や……」
「嘘じゃない。」
「嘘や!!だって、あんなに一人でしてたのに、一回も、手ぇ出してくれんかったやん!!」
「……え?」
……驚いた。トラウマになってるかと思って、我慢していたのに、それが不安になっていたのか。
「……あぁ、そっか……俺、汚いもんな……色んな人間と関係、もっとるから、、、」
「中古品は、、、嫌、、よな……」
「……ご主人、、お世辞は、ほんとに、、ええから……んぅ!?」
震える言葉と止まらない自己否定をキスで止める。
3か月間、大事に、大切にしていたけど、根本的なところはそりゃ変えられないよな。価値を否定され続けていたのだから、そう簡単に自分を、受け入れられるわけがない。というか、もっと言うと、それが舜にとっての存在意義だったのだから、それも取られて、価値を見いだせなくなっていたのかもしれない……
ちゃんと本人に確認してから、、だよな。
「ッハ……」
「……それはごめん、俺が悪い。」
「だから、お世辞は!
「気持ちを伝えたら、その先を進めてしまいそうだったから。舜にとってのセックスって、愛がなくて、恐怖で、トラウマになってるかなって……怖がらせるくらいなら、このままでいたかった。多分、俺、止められないからさ、、舜が怖がるところを見たくないから……」
「そんなの……」
「逆に聞いてもいい?なんで舜は、俺に好きな人がいるって知って、苦しそうなの?自分が出たら解決するって、悲しそうに言うの?」
「……」
「それって、俺と同じ気持ち、って思ってもいいの……?」
話を聞いている中でずっと思っていた。俺の好きな人がよっしーだったとして、自分がいない方がいいと思った時に、普通ならどう声をかけるか悩むと思う。舜の場合、元々奴隷だったこともあるから、決まりを破ることに対して恐怖で過呼吸になったのだと思っていた。だけど、舜の話を聞いていると、まるでここを出たくないって言っているみたいだった。
俺が“好き”って言っても、お世辞ということにして、予防線を張っているみたいだった。
それってつまり、好きを受け取ることが怖いのだと思う。
前々から、期待をもたないようにしようとする節があるのは何となく気づいていた。多分今回も、好意を受け取るのが怖いのだと思う。
「お、おれ、は……」
「大丈夫だよ。どんな言葉だって、俺はちゃんと受け止めるから。」
手にぐっと力が入ったり、言葉を紡ごうと顔を上げては下げたり、舜なりに覚悟を決めてるんだろうなというのが伺える。大丈夫。大丈夫だからね。
「ッ、、好き、です……こんなに大切にしてくれて、色々なことを教えてくれて、どこまでも優しいご主人のことが、大好きです。」
「うん、ありがとう。俺も大好き。舜のことを何よりも愛しているよ!」
決死の覚悟で伝えてくれた舜を思いっきり抱きしめる。本人も躊躇いがちに背中に手を回してくれた。
「……実はね、最近ずっと出かけてるのは、舜を俺の養子縁組にしたいなって思って、その手続きに行ってたんだ。」
「よう、、し?」
ピンと来てないのか、舌足らずな物言いが可愛かった。
「そう。だけど、手こずっててね……本当は成立するまで言うつもり無かったんだけど、舜の心配を少しでも減らしたくて……」
「そう、やったんですね……」
「そう、だから、安心して?ちゃんと舜のこと好きだし、舜との関係のことを考えているんだ。」
「ッ、ありがとう、ございます……!」
そして、気持ちを伝えてしまったわけだが……舜も同じ気持ちと知って、実はもういてもたってもいられなくなっている。がっつきすぎるのはかっこ悪いかなぁと思いつつも、舜もそれで不安になってるわけだしなぁ……
「……ねぇ、舜」
「はい……ッ、んぅ……?」
「ん、、っ、ハッ……ぁう……んンぅ……♡」
耳を塞いで、口内をくまなく撫でていく。角度を変えて、耳の中も撫でて、水音を響かせていくと、舜の体から力が抜けてしまった。
「はっ……はぁ……、ぁ……♡」
「……この先も、一緒にやってみる?」
耳元で囁く。それだけで舜の体がビクッと跳ねた。
「……したい、です……♡」
力の抜けた舜を抱いて、寝室へ向かった。
俺は舜に愛を教えること、できたかな……
いや、違うな……これから、沢山教えていったらいいんだよね。
人を選ぶような作品で、たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございました!
今後、番外編として、
・入浴編(初日の入浴)
・睡眠編(安心して眠れるまで)
・文字編(文字が書けるようになるまで)
・名前編(再び名前で呼べるようになるまで)
・来客編(系統が少し代わり、モブ×❤️要素入ります)
を書きたいなと思っています。(ただの計画です。入浴と来客は完成間近なので、出ると思います、)もし、他に見てみたいなという場面があれば、コメントいただければ、書いてみようかなと思っています。
コメント
11件
完結おめでとうございますー!番外編楽しみに待ってますね✨🎉

すごく大好きなお話でした!!完結おめでとうございます😭✨✨ よっしーとの対面も見てみたいです、、!舜ちゃんが安心して話せる主人以外の人ができたらいいなあ、、
完結おめでとうございます!🥹💕久しぶりにこんなに刺さる作品に出会えて、見つけてからは更新が待ち遠しい日々でした…、!完結してしまうのは少し寂しいですが、これからまた細かい所まで読めるのが嬉しいです😭✨️全部楽しみですが、特に来客編がめっちゃ楽しみです、、 出来ればでいいんですが、奴隷時代の❤️の話も少し見てみたいです🫣 可哀想な❤️が大好きなので、、笑 ここまで連載して下さり本当ありがとうございました!
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はる☻
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