テラーノベル
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「お悩み相談」は休憩に入った。山富士はさすがに疲れてきた。
(慣れない事は疲れるわ…)「フルちゃん、悪いけど、お茶を持ってきてくれない?」熱いお茶を飲んだら、急に疲れてきた。(がんばんなきゃ。亜漕さんなんかも、やってきた事だわ。)
番号札1004番は再婚の問題でやって来た婦人だった。「子供が成人したんで、周囲が再婚を勧めるんですが、以前の夫は酒乱で、私と子供は逃げる様に実家に帰りました。」「なるほど…」「でも、ついまた変な人に当たるんじゃ無いかと思うと、再婚なんかする気になれません。」「あなたが、その気になった時で良いんじゃ無いですか?」
五十代後半の女性は、なんとなく疲れているように見えた。「何か他に問題が有るのですか?」
「実は去年、母が死んで、父が若い女性と再婚したんです。その女が私を追い出したいらしくって。今じゃ私がお手伝いさんみたいですよ。」「お父様はお幾つで、その女性の年は?」「父は85歳で、義母は30ですよ。うちの娘より若いし、よく恥ずかしく無い」婦人は憤慨していた。「父は家屋と、株をやってましたんで、そこそこ持ってるんです。」「それで、あなたはそのお母様の言い成りにはなりたく無いと言う事デスね!」
「お嬢様は同居ですか?」「いいえ独身ですが、1人暮らしです。」「娘さんに戻っきてもらったら如何でしょう。あなたが言い成りに成ることは有りませんよ!」
婦人は娘さんに話して見ると言って帰った。
お布施は封筒に五千円入っていた。
月城 蓮桜音
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水羽
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コメント
1件
読ませていただきました。第31話、お疲れ様会の休憩から始まるのがリアルで好きです。1004番の婦人の「お手伝いさんみたい」という言葉にぐっときました。家庭の中での立場や年齢差、お金の話…短いのにいろんな感情が詰まっていて。最後の「お布施」っていう表現も、このお悩み相談の独特な距離感を感じさせてよかったです。フルちゃんとの掛け合いも含めて、ほっこりしつつ考えさせられる一話でした🌷