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第3話、一気に胸が熱くなった……! どぬくんの「No.1でいなきゃ」っていうプレッシャーの重み、すごく伝わってきた。ああいう笑顔の裏の疲れとか、もふくんの「ちゃんと見てるから」って言葉がめっちゃ沁みるよ。最後の「好き」の伝え方も、無理に返事を急がない感じが大人で、でもどぬくんが照れてるのが可愛すぎた……。次はたつじゃぱ編か! あの賑やかなメンバーの話も気になるなあ🔥
『限界ホストは癒されたい』
第3話「No.1だって、甘えたい。」
今回はもふどぬ中心に進めます!
※ご本人様とは一切関係ありません。
※苦手な方は閲覧をお控えください。
〜どぬside〜
午前11時。
dn「……ん、」
カーテンの隙間から差し込む光に、ゆっくりと目を開ける。
……あれ。
もう朝?
いや、お昼か。
dn「……ふぁぁ……」
大きくあくびをして、スマートフォンを手に取った。
画面には、店のグループチャット。
今日の予約状況。
スタッフからの連絡。
そして。
『本日の指名ランキング』
dn「…………」
一位。
白坂どぬく。
……今日も、俺だ。
dn「……よかったぁ」
ほっと息をつく。
でも。
すぐに、別の気持ちが胸をよぎった。
……明日も一位でいられるかな。
来週は?
来月は?
もし、一位じゃなくなったら。
……みんな、がっかりするのかな。
dn「…………」
考えすぎ。
分かってる。
分かってるんだけど。
dn「……頑張らなきゃ」
俺は、小さく呟いた。
No.1なんだから。
みんなの期待に応えなきゃ。
いつでも笑顔で。
いつでも可愛く。
いつでも、完璧に。
……そうじゃないと。
dn「…………」
#からぴちBL
璃寧_
1,318
夢来(ゆら)
そのとき。
ふと、思い出した。
『……俺といるときは、無理して笑わなくていいよ』
dn「…………っ」
……もふくん。
あの人は、なんであんなこと言ったんだろう。
俺が疲れてるって、気づいてたのかな。
dn「……会いたいなぁ」
ぽつりと、言葉がこぼれた。
……え。
今、俺。
dn「……っ!!」
慌てて布団をかぶる。
dn「……な、なに言ってるの俺!!」
会いたいって。
そんな。
まだ二回しか会ってないのに。
dn「…………」
……でも。
また、あの声が聞きたい。
あの優しい目で、見つめてほしい。
dn「……もふくん」
布団の中で名前を呼ぶ。
もちろん、返事なんてない。
それなのに。
少しだけ、胸が温かくなった。
〜もふside〜
mf「……終わった」
仕事の書類をまとめて、椅子にもたれかかる。
今日は珍しく、定時で帰れそうだ。
hr「もふくん、今日早いね」
mf「……うん」
no「おやおや? 何か予定でも?」
mf「……別に」
tt「どぬくさんやろ!!」
mf「……うるさい」
tt「絶対そうやん!!」
hr「……ふふっ」
no「分かりやすいですねっ!」
mf「……なおきりさんまで」
……こいつら。
人のことばっかり言ってるけど。
mf「……なおきりさんは?」
no「……はい?」
mf「ゆあんくん」
no「…………」
tt「おっ!?」
hr「……おっと?笑」
no「……んふっ、会いたいです」
tt「素直やなぁ!!」
mf「……ヒロくんは?」
hr「……俺?」
mf「……うり」
hr「…………」
少しだけ笑って。
hr「……会いたいかな」
tt「うわああ!! なんやねん!!」
mf「……たっつんは聞かなくても分かる」
tt「なんでや!!」
mf「……じゃぱぱさん」
tt「…………」
tt「……会いたい」
mf「……知ってる」
hr「……全員じゃん笑」
no「ほんとですね笑」
しばらくして。
tt「……なぁ」
mf「……なに」
tt「今日、行かへん?」
mf「…………」
hr「……また?笑」
tt「ええやん!!」
no「僕は賛成ですよ!」
hr「……俺も」
三人が、俺を見る。
mf「…………」
……まあ。
断る理由なんて、ない。
mf「……行こうか」
tt「よっしゃあああ!!」
……ほんと。
俺たち、すっかり常連になりかけてるな。
〜どぬside〜
午後7時。
dn「いらっしゃいませぇ!」
今日も店は賑やかだった。
笑顔でお客さんを迎えて。
話を聞いて。
褒めて。
笑わせて。
……いつもどおり。
客「どぬくん、今日も可愛いね!」
dn「えへへ! ありがとぉ!」
客「さすがNo.1だね!」
dn「そんなことないよぉ!」
客「やっぱりどぬくんが一番!」
dn「嬉しいなぁ!」
……嬉しい。
本当に、嬉しいんだ。
でも。
dn「…………」
……ちょっとだけ。
疲れちゃった。
昨日も遅くまで仕事だった。
今日も朝から店の打ち合わせ。
休憩は、ほとんど取れていない。
それでも。
笑わなきゃ。
No.1なんだから。
dn「……えへへ!」
そうやって、笑顔を作った。
そのとき。
スタッフ「どぬくさん、ご指名です!」
dn「はぁーい!」
……次のお客さんだ。
頑張らなきゃ。
スタッフ「紫木もふ様です」
dn「…………」
……え。
dn「……もふくん?」
スタッフ「はい!」
dn「…………っ」
胸が、どきんと跳ねた。
……来てくれた。
今日も。
会いに来てくれた。
dn「……えへへ」
さっきまで重かった足が、少しだけ軽くなる。
……早く、会いたい。
そう思いながら、俺は席へ向かった。
〜もふside〜
dn「……もふくん!」
振り返ると、どぬが立っていた。
いつもの、ふわふわした髪。
いつもの、可愛い笑顔。
でも。
mf「……どぬ」
dn「えへへ! また来てくれたんだね!」
mf「……うん」
dn「嬉しいなぁ!」
……あれ。
mf「…………」
なんだろう。
少しだけ、違和感があった。
笑顔は、いつもどおり。
声も、いつもどおり。
でも。
……目が、疲れてる。
mf「……どぬ」
dn「ん?」
mf「……今日、忙しかった?」
dn「えっ?」
mf「……なんか、疲れてる?」
dn「…………」
一瞬。
どぬの笑顔が止まった。
でも。
すぐに、にこっと笑って。
dn「ぜーんぜん! 元気だよぉ!」
mf「…………」
……嘘だ。
でも。
ここで問い詰めるのも違う。
mf「……そっか」
dn「うん!」
俺は、少し考えてから言った。
mf「……じゃあ、今日はゆっくり話そ」
dn「……え?」
mf「……別に、盛り上げなくていいから」
dn「…………」
mf「……俺、どぬと一緒にいられれば楽しいし」
dn「…………っ」
……また、赤くなった。
dn「……もふくんって」
mf「……なに」
dn「……ほんと、ずるいね」
mf「……そう?」
dn「……うん」
どぬは、小さく笑った。
でも。
今度は、少しだけ自然な笑顔だった。
しばらくして。
dn「……もふくん」
mf「……ん?」
dn「……なんで、俺を指名してくれるの?」
mf「…………」
……急だな。
mf「……会いたいから」
dn「…………」
mf「……それじゃ、だめ?」
dn「……っ!」
dn「だ、だめじゃないけど……!」
mf「……じゃあ、いいじゃん」
dn「……うぅ」
……可愛い。
でも。
今日は、いつもみたいにからかう気にはなれなかった。
mf「……どぬ」
dn「……なに?」
mf「……無理してない?」
dn「…………」
今度は。
どぬが、すぐには答えなかった。
dn「……してないよ?」
mf「……そっか」
dn「…………」
mf「……じゃあ、これだけ」
dn「……?」
mf「……疲れたら、休んでいいんだよ」
dn「…………」
mf「……No.1でも」
その瞬間。
どぬの表情が、変わった。
dn「…………っ」
mf「……どぬ?」
dn「……なんで」
mf「……ん?」
dn「……なんで、分かるの?」
小さな声だった。
さっきまでの明るい声とは、全然違う。
mf「……分かるよ」
dn「……え?」
mf「……どぬのこと、ちゃんと見てるから」
dn「…………」
……あ。
言ってから気づいた。
また、ちょっと恥ずかしいことを言ったかもしれない。
でも。
取り消す気にはならなかった。
mf「……頑張ってるの、知ってる」
dn「…………」
mf「……だから、俺の前くらい休んで」
しばらく、沈黙が続いた。
そして。
dn「……もふくん」
mf「……うん」
dn「……ちょっとだけ」
mf「……なに」
dn「……甘えても、いい?」
mf「…………」
……ああ。
やっと。
頼ってくれた。
mf「……もちろん」
そう答えると。
どぬは、少しだけ肩の力を抜いた。
dn「……今日ね」
mf「……うん」
dn「……ちょっと、疲れちゃった」
mf「……そっか」
dn「……でも、休んじゃだめな気がして」
mf「……なんで?」
dn「……だって、俺、No.1だから」
……なるほど。
mf「……どぬ」
dn「……ん?」
mf「……No.1じゃなくなったら、どぬじゃなくなるの?」
dn「…………え?」
mf「……俺は、そう思わないけど」
dn「…………」
mf「……一位でも、二位でも」
少しだけ笑って。
mf「……どぬは、どぬでしょ」
dn「…………っ」
どぬは、俯いた。
……あれ。
言い方、変だったかな。
mf「……ごめん、余計なこと――」
dn「……違う」
mf「……え?」
dn「……嬉しい」
小さく、震える声。
dn「……そんなこと、言ってもらったの……初めてかも」
mf「…………」
……そうなんだ。
dn「……みんな、No.1の俺が好きだから」
mf「……うん」
dn「……だから、ずっと一位でいなきゃって」
mf「……うん」
dn「……でも」
どぬは、ゆっくり顔を上げた。
dn「……もふくんは、違うの?」
mf「……違うよ」
即答だった。
mf「……俺は、白坂どぬくが好きだから」
dn「…………」
……あ。
dn「…………え?」
mf「…………」
……言った。
今。
普通に。
mf「……あ」
dn「……す、好き……?」
mf「…………」
……まあ。
もう、いいか。
mf「……うん」
dn「…………っ!!」
どぬの顔が、一気に赤くなった。
dn「ちょ、ちょっと待って!?」
mf「……なに」
dn「い、今の!!」
mf「……本当だけど」
dn「~~っ!!」
……可愛い。
でも。
今日だけは、からかわない。
mf「……返事は、今じゃなくていいよ」
dn「…………」
mf「……ただ、知っててほしかっただけ」
dn「……もふくん」
mf「……うん」
dn「……ずるいよ」
mf「……よく言われる」
dn「……ほんとに、ずるい」
そう言って。
どぬは、少しだけ笑った。
その笑顔は。
今まで見た中で、一番優しかった。
〜なおきりside〜
no「ゆあんくーん!」
ya「……あっ! なお兄!!」
今日も元気な声。
……でも。
no「……あれ?」
ya「ん?」
no「……今日は、少し眠そうです」
ya「えっ!?」
no「昨日、遅くまで起きてました?」
ya「……なんで分かんの!?」
no「漢なおきり、目を見れば分かります」
ya「……すげー」
no「……ゆあんくん」
ya「ん?」
no「……無理しないでくださいね」
ya「…………」
no「元気なゆあんくんも好きですけど」
ya「……っ!」
no「眠そうなゆあんくんも、可愛いですよ?」
ya「~~っ!!」
ya「なお兄!!」
no「はい?」
ya「……そういうの、ほんとやめて!!」
no「……嫌ですか?」
ya「…………」
少しだけ、沈黙。
そして。
ya「……嫌、じゃないけど」
no「…………」
……あれ。
今のは。
no「……ふふっ」
ya「笑うなぁぁ!!」
……本当に。
この人は、可愛いですね。
〜ヒロside〜
hr「……うり」
ur「……ん?」
hr「今日もピアノ弾いてた?」
ur「……まあな」
hr「……そっか」
ur「……なんだよ」
hr「……手、疲れてない?」
ur「…………」
……あ。
図星かな。
ur「……別に」
hr「……そっか」
少しだけ笑って。
hr「……無理しないでね」
ur「…………」
ur「……ヒロくんってさ」
hr「……ん?」
ur「……なんでそんなに優しいの?」
hr「…………」
……なんで、か。
hr「……うりだから、かな」
ur「…………っ!」
ur「……はぁ!?」
hr「……ふふっ」
ur「……意味分かんねーし!!」
……ほんと。
可愛いな。
〜たっつんside〜
tt「じゃぱぱぁぁ!!」
jp「たっつん!!」
tt「今日も可愛いなぁ!!」
jp「もーー!!」
……相変わらず。
この人は、可愛すぎる。
tt「なぁ、じゃぱぱ」
jp「ん?」
tt「……俺のこと、どう思ってる?」
jp「…………え?」
tt「……いや、なんとなく」
jp「…………」
少しだけ、考えて。
jp「……うるさい人?」
tt「ひどない!?」
jp「ふふっ!」
tt「……ほかには?」
jp「……んー」
少しだけ、照れたように。
jp「……一緒にいると、楽しい人」
tt「…………」
……え。
tt「……ほんま?」
jp「うん」
tt「…………」
……あかん。
嬉しすぎる。
tt「……じゃぱぱ」
jp「なに?」
tt「……俺、もっと好きになってもうた」
jp「~~っ!!」
jp「もーー!! たっつん!!」
……ほんま。
絶対、振り向かせたるからな。
〜どぬside〜
閉店後。
dn「…………」
控室のソファに座って、ぼんやりと天井を見上げる。
……好き。
『……俺は、白坂どぬくが好きだから』
dn「…………っ」
……もーー!!
dn「……なんなの、ほんと……」
思い出すたびに、顔が熱くなる。
いつもなら。
好きなんて、何度も言われてきた。
でも。
あの人の「好き」は。
今までのどれとも違った。
……なんでだろう。
dn「……もふくん」
小さく名前を呼ぶ。
そして。
dn「……俺も、好きなのかな」
その言葉を口にした瞬間。
胸が、きゅっとなった。
……分かんない。
でも。
また会いたい。
もっと話したい。
あの人のことを、もっと知りたい。
……それって。
dn「…………」
もしかして。
恋、なのかな。
そのとき。
ya「どぬーー!!」
dn「わっ!?」
ya「なに一人でにやにやしてんの!?」
dn「に、にやにやしてないもん!!」
ur「……絶対してた」
dn「うりまでぇ!!」
ya「……あっ、もしかして!」
dn「……なに?」
ya「もふくん!?」
dn「…………っ!」
ur「……図星だな」
dn「ち、違うもん!!」
ya「えー!? 絶対そうじゃん!!」
dn「もーー!!」
そんな二人を見て。
俺は、少しだけ笑った。
……でも。
今日は、なんだか。
いつもより、心が軽かった。
〜もふside〜
帰り道。
tt「もふくーーん!!」
mf「……なに」
tt「今日、どぬと何話したん!?」
mf「……別に」
tt「絶対なんかあったやろ!!」
hr「……ふふっ、顔が違うもんね笑」
no「おやおやぁ? これは何かありましたねぇ!」
mf「…………」
……まあ。
あったけど。
tt「なぁなぁ!! 教えてや!!」
mf「……好きって言った」
tt「…………」
hr「…………」
no「…………」
数秒の沈黙。
そして。
tt「えええええええ!?!?!?」
mf「……うるさ」
hr「……え、ほんとに?笑」
no「おぉ〜! すごいですねぇ!」
tt「お前!! いつの間に!?!?」
mf「……今日」
tt「今日!?!?」
hr「……で、返事は?」
mf「……まだ」
tt「……え?」
mf「……今じゃなくていいって言った」
no「……ふふっ、優しいですねぇ」
hr「……もふくんらしいね」
tt「……なんや」
mf「……なに」
tt「……かっこええやん」
mf「…………」
……やめろ。
そういうの。
mf「……うるさい」
tt「照れんなって!!」
mf「……照れてない」
hr「……ふふっ」
no「いやぁ〜! 青春ですねぇ!」
……ほんと。
こいつらといると、疲れる。
でも。
今日は、少しだけ。
楽しかった。
……いや。
かなり、楽しかった。
だって。
俺は、好きな人に。
ちゃんと、好きって伝えられたから。
あとは。
……待つだけ。
あの人が、自分の気持ちに気づくまで。
俺は、何度だって会いに行く。
何度だって、好きって伝える。
……だって。
俺が好きになったのは。
No.1ホストじゃない。
白坂どぬく、ただ一人だから。
その夜。
どぬは、ベッドの中でスマートフォンを見つめていた。
店の予約ページ。
次の出勤日。
……そして。
dn「……もふくん、また来るかな」
小さく呟いて。
ふと、笑った。
dn「……次は、俺から会いたいって言ってみようかな」
まだ、恋の答えは出ていない。
でも。
ひとつだけ、分かったことがある。
No.1だって、誰かに甘えたくなる夜がある。
そして。
その相手は、もう。
決まっているのかもしれない。
――第3話 END――
第3話、読んでくれてありがとうございます!!
ついに!! もふくんがどぬに「好き」って伝えました!!
でも、どぬはまだ自分の気持ちが分からない様子……。
ここからどうなっていくのか、お楽しみに!
そして次回からは、いよいよたつじゃぱ編!!
ずっとじゃぱぱに猛アタックしてきたたっつんですが、じゃぱぱには恋に踏み出せない理由があって……?
次回・第4話「好きって言うだけじゃ、足りない?」
♡たくさんありがとうございます!
もう少し♡ほしいなーなんて…🥺
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