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これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きはプロローグを参照ください
でははじまります
sho「あざっしたー…」
kn「はぁー…、疲れたー…」
誰もいない夕刻の訓練場で、近接部隊の2人がたった今手合わせを終えた。
sho「水いるか…?」
kn「んーや、いいや」
ばたんと仰向けに地面に寝転がったknは、しばらく放心したような目つきで雲の流れを追っていたが、呼吸が整ったところでぽつりと呟いた。
kn「tn、鬼畜すぎね…?」
sho「それは思った」
shoも同意というふうにknを見ながら首を縦に振る。その動きに合わせて髪の先から汗がしたたり落ち、地面を湿らしていた。
sho「マジで、確かに戦争ってハードやけど、ここまでするかぁ?」
kn「俺明日zmとや…」
sho「俺tnと」
kn「え?死ぬぞ?」
sho「え、それな??」
太陽が少し傾き、空に赤みが増す。
sho「シッマ、船の仕事とかって…」
kn「今度osと一緒に全部やる」
sho「お前だけ仕事多ない?」
kn「しゃーないな。やりたいことをやらせたいってのが、grの意向やから」
sho「じゃあ俺休みたいよ〜!」
kn「お前はあかん。うちの軍の戦力の中心や」
sho「…、まあそうだよな」
そこで会話が途切れる。風が2人の間を吹き抜け、かすかに星々が見え始める。
kn「なぁお前って、戦争慣れしてるん?」
sho「なんでそんなこと聞くん」
kn「だって、grが戦争するって言った時驚いてはいたけど慌てたり怯えたりしてなかったやん。少なくとも俺にはそう見えた」
sho「あー…、やっぱ俺わかりやすいんかなぁ…」
あちゃー、というふうにshoは空を見上げて笑う。
sho「俺な、漂流してからしばらく戦地に居ったから、それのせいやわ」
kn「マジか。よく戻ってこれたな」
sho「いやホンマにw、金なくて頑張って稼いだんやで?」
shoが訓練用の剣をくるくると弄び立ち上がる。昔のどこか中性的な彼の面影はほとんど消え去り、しかしそれでもその人懐こそうな瞳はぱっちりと開かれ、夜が始まりつつある中でもなお輝いていた。
多大な憂いが彼にはあった。目ざといknには気づかれぬように、そっとそれを胸の中にしまい込む。
sho(俺は、戦争を知っている)
簡単に終われるほど、易しいものではない。それをゲームとして楽しむ総統が、彼にはいささか理解しがたい存在であった。
sho(こんなこと思ってもあかんけど、少なくとも誰かは死ぬ。死なずに済んでも、今後の生活に支障が出るほどになるはずだ)
ごちゃごちゃと行き詰まり濁る感情を抱きしめながら、何気ない風でみんなが待つ本館へと戻っていく。
男前になったね。
数年ぶりに故郷へ戻ってきた時、彼の母はそう言った。
髪を切って、声変わりも迎え、骨格もしっかりした。そのことが当時の彼にはたまらなく嬉しかった。強い英雄になれるようで。
sho「俺は変わった。強くなった」
だから
sho「守るんや。みんなを、国を」
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短髪shoちゃんがびっぐらぶ…。
なんかボブも中性的で可愛いけど、同じ顔でも髪切るとやっぱがらりと印象変わるな、と。
更新速度が亀で申し訳ありません。リアルが忙しくなってしまって…。
気軽にコメ欄でお話とかしてくれるとマジで喜びます。
それでは、また