コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
________________________________________
巴那視点
類、ごめんね
私はいつも迷惑をかけてる。
今だって。無理をしてるって黙ってようと思ったのに。
類には言ってしまう。
心を許せる”昔馴染み”だから。
セカイのみんなや瑞希にも今なら言える。
そんな気がする。
でも…美弥妃には言えないんだ
あ…
昔馴染みだからじゃないんだ。私を知ってくれてるから…本当を知ってくれてるから。
巴那「類に話せてよかった。」
少し無理に笑顔を作る。
類「…」
類「巴那、僕たちのショーをまた見にこないかい?」
巴那「いいの⁈うれしい!いつやってるの?」
目をキラキラさせているのが自分でもわかる
楽しみだ
類「いつでもいいよ。放課後は練習しているし…」
巴那「じゃあ今日は〜!」
類「今日でも笑」
巴那「楽しみ!類の演出どんなのだろうなぁ…」
巴那「あ!瑞希!」
瑞希「ただいま〜」
瑞希「どんな話ししてたの?」
巴那「今日フェニランに行こうと思って!」
瑞希「そっか〜!」
巴那「瑞希もいく〜?」
瑞希「今日は用事があるからまた今度ねぇ」
類「あ…流石に時間が…保健室って言わなければ…」
巴那「じゃーね!」
類「巴那は残るのかい?」
巴那「1限終わるまで!」
類「今テストだったけど…」
巴那「ひぇ…まぁ後でやるって!」
類「じゃ!教室で待っているね」
巴那「ほーい」
🔔キーンコーンカーンコーン(休み時間です)
巴那「あ…そろそろいくね」
瑞希「オッケー!またね〜」
🚪ガチャ
廊下
巴那「あ…司じゃん!」
司「ひぇ…って巴那…」
巴那「あれ?類といないの?」
司「類……先程まで一緒にいたのにな……」
巴那「そっか!ありがと!」
と言って駆けていく。
司…少し元気なさそうだったな…
🚪ガラガラ…
巴那「あ、類!」
と言って類の席に近づく。
類「巴那!司くんには会ったかい?」
巴那「うん!」
類「ということはフェニランに行くというのも?そしたら手間が省けるね…」
巴那「あ…」
すっかり忘れていた。司はワンダーステージの座長であった
類「フフ…また言っておくよ笑」
忘れていたことを察したらしく、クスクスと笑う類。
巴那「明日って空いてる…?」
今日は金曜日。明日は高校は休みだが、ショーの練習があるかわからない。
類「ああ。明日と明後日は空いているよ?どうしたんだい?」
巴那「えと…瑞希とショッピング行かない…?」
類「いいのかい⁈」
明るい顔をしている。
巴那「いこいこ!」
巴那「そういえば類と連絡先交換してなかったよね」
🔔キーンコーンカーンコーン
巴那「うげ…もう授業だ…」
類「では、連絡先はまた後でということで」
巴那「うん!じゃ!」
隣の席という私の席に戻って用意を始める
先生が入って歴史の授業をし始めた。
それをただ上の空で見ていた。
眠気がさしてくる…
先生「宮本!わかるか?!」
先生の大声で一気に目がさめる。
巴那「えっと…」
(どの問題…?聞いてなかった…)
類「〜ページの〜番だよ」
こそっと類の声がした。
巴那「えっと…」
教えてもらった番号を目で追う。歴史は特に得意ということもあり
巴那「武蔵国、畠山重忠…!」
すぐ答えることができた。
先生「ではもう一問だ!(5)の答えもきこうではないか」
巴那「侍所別当、和田義盛.」
類「あ…巴那…そういや歴史得意なんだったっけ」
巴那「あ…そうそう!とくに日本史の中世!」
類「また奥深いところ教えてくれないかい?」
巴那「じゃあ、わたし物理あんまり好きじゃないから教えてよ!」
類「フフ…教えあいだね」
巴那「なんで笑ってんの笑?ていうかそれなら授業聞かないとさ…」
類「そうだね笑」
🔔キーンコーンカーンコーン
巴那「鳴った!」
先生「ではキリもいいので終わるぞ」
日直「起立!礼!」
みんな「ありがとうございました!」
ガタガタと席を立つ音が聞こえる。
巴那「類!連絡先こーかんしよー!」
類「急に瑞希みたいになるね笑」
巴那「ばれた笑」
巴那「QRコード出す!」
類「わかった!僕が読み込めばいいんだね!」
こうやって交換した。
類「tomoeであっているね?」
巴那「そーそー!」
類「追加っと…!」
巴那「瑞希とも交換したいなぁ…」
類「そうだね…」
巴那「?」
類「では寧々たちに伝えてくるよ!」
巴那「なんか…類…」
放課後
巴那「やっと終わった!」
類「ではフェニランに行こうか!」
と校門に向かうと
司「類!巴那!行こうではないか!」
寧々「ちょっと司声でかい…」
司と寧々が待っていた
巴那「司!寧々!」
類「…」
類視点
あ…
僕の隣にいるときよりいきいきしている…
この感情は…
なに…?
寧々「…類、もしかして…」