TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ドアを開けると正人が玄関で待っていた。


「ただいま」と言って、バッグををダイニングの椅子に置いて着替えのため部屋に行くと正人が後からついてきた。


「ただいまじゃないだろ?何時だと思ってるんだ、もう昼だろ」


「別に今日は仕事休みだから問題ないわよ」


正人を見ずにクローゼットから着替えを出していると腕を掴まれた。


「そういうことじゃない」


イライラする。自分は楽しむだけ楽しんでいるくせに。


「どういうこと?日付が変わらなければ美優ちゃんとベッドで一緒にいるのはいいということ?」


腕を掴んでいた手を離すと、急にしどろもどろになる。


「いや、だからあの子は友人の妹で、そういうんじゃなくて」


「友人だった?会社の人って言ってたけどその二人はイコール?」


「そ、そうだよ」


はぁ


ため息をつくと正人は肩をピクリとさせた。


「まずはシャワーを浴びてくるから、あなたも美優ちゃんに会った日は帰ってくるなりシャワーを浴びるでしょ」


「そ、それは・・・」


無視をしてバスルームに向かった。

熱いシャワーを浴びると精神がすこし落ち着いてきて正人の態度に対する怒りが収まっていく。

通帳の確認をしないと、もし使い込んでいたらなんて言い訳をするんだろう。

もう、さすがにばかばかしくなってきた。

この作品はいかがでしたか?

3

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚