🤍side
まちこが死んだあの日から俺は抜け殻のように過ごしている
死のうと何度も考えた
でもその度にまちこの笑顔が脳裏に浮かぶ
今すぐまちこを追いかけようと事故当時は何度も思った
数え切れないぐらい
でも今日は本当に死のうと思う
もう限界なんや
まちこのいない世界で生きていく意味を見いだせない
分からない、
とベランダへと身を乗り出す
台をのぼろうとした寸前で後ろへと引っ張られた
🤍「っいた、」
と声を漏らすと
♡「痛かった?ごめん強くやりすぎたね」
とずっと聞きたかった彼女の声がした
🤍「まちこ…?」
と恐る恐る振り向くと
💚「まちこでーす!」
と泣き笑いの顔で立っている愛しの彼女がいた
🤍「っ!」
思わず駆け寄って強く抱きしめる
🤍「あの時守れなくてごめんッ」
🤍「あんなに守るって言うたのに、」
🤍「ほんま約立たずでごめんな」
💚「やめてよ!なんでそんなこと言うの」
💚「あれは不慮の事故!分かってるのに何でこんなに背負い込むかなぁ」
💚「せんせー、約束したこと覚えてる?」
🤍「え…?」
💚「もしお互いのどっちかに何かあったら残された方は来世まで相手のことを覚えておくっていうやつ、笑」
💚「ねぇ覚えててね 私の事」
💚「これは“約束”でもあるし“誓い”でもあるから」
🤍「待ってまちこもう少しだけ、」
💚「…それもそうか、なんかしたいこととかないの?」
🤍「ずっと一緒に居たい、」
💚「無理なお願いだなぁ笑」
🤍「結婚したかった」
💚「それも………………え???」
💚「結婚って言った…?」
🤍「うん 俺は本気や」
💚「そうだね、来世でまた出会えたら」
と話しているうちにあっという間に日が落ちて、
💚「私そろそろ行くね」
🤍「…はよ行け」
💚「せんせーは最後までかっこいいなぁ」
💚「愛してる 心から」
と言うと ちゅっ 俺の唇に押し付けられるリップ音がした
🤍「…ッ」
🤍「俺も死ぬまで、来世まで、何度生まれ変わっても覚えてる、愛してる、忘れない、約束や 」
💚「うんっ!」
互いに手を合わせて見つめ合う
終わりはすぐそこだった
はい!皆様お疲れ様です🍵
こっからはHappyEndとBadEnd???ぽいものに別れるのでどちらか一方を読んでもよし!
どっちも読んでもよしの2本立て(?)になっております!
オススメはどっちも読む、です!!
終わりも近いので予想しながら読むと超‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️面白い…はず、です‼️‼️‼️‼️