あべなべシリーズ8作目
💚「これっ」
💙「これっ、じゃねえ、やめろ、いらん、捨てる」
💚「ダメダメダメダメ捨てちゃダメーーー!」
風呂上がり。
阿部が雑誌の撮影でもらって来たとか言って、白い猫耳のカチューシャを俺に見せて来た。
思わず嫌悪感でそれを受け取ってゴミ箱に直行したが、阿部がそれを全力で阻止した。
💙「俺はぜってえ付けねえぞ」
💚「そんな、ご無体な…翔太くん」
そう言って、阿部は後ろ手に隠していたもう一つの黒い猫耳カチューシャを自分の頭に装着した。
💚「おそろ」
💙「おそろ、じゃない。そういうのは撮影の時だけにしとけ」
💚「見て見て。俺は黒猫さん、翔太は白猫さんだよー」
なおも食い下がって、阿部は俺の身体にしがみついている。
💙「何が目的だ」
💚「猫耳付けて、猫になった翔太を襲いたい……にゃん♡」
💙「……………」
結局俺は阿部に甘い。
阿部に頼まれると嫌って言えない。
かくして、猫耳を付けた状態での、エッチが始まった。
💚「翔太、可愛いにゃん」
阿部が、俺の服を脱がしにかかる。心なしか阿部の手付きがいつもよりうきうきしている。
阿部はコスプレが好きなのかな?俺たち、こういうのは初めてだけど。
💚「何か言ってにゃん?」
💙「………恥ずかしい……にゃん」
💚「ぐはっ……っ!」
阿部が衝撃波を受けたように倒れて俺に覆い被さって来た。
💚「やばい……一瞬で好きの臨界点を超えた…」
💙「重いって、乗っかるにゃっ」
阿部の体重をモロに受けて、俺は苦しくて、やっとのことでその下敷きから逃れた。
阿部は呼吸を整え、自らの心臓を手で抑えながら、俺のパジャマのボタンをひとつひとつ外していった。
肌に直接着ていたから、すぐに胸が露わになり、愛おしそうにその胸に頬擦りをしている。
ちょっとだけ、阿部の髭の剃り跡があたって、チクチクする。
肌がほんのり、赤くなった。
💙「ちょっと、痛いにゃん」
💚「ごめんにゃ!」
阿部は、頬擦りをやめて、胸にキスすることにしたらしい。
阿部は可愛い猫耳を付けてるけど、目はすっかり雄の顔をしている。
それでも語尾に『にゃん』を付けるのを止めない言い出しっぺの阿部の律儀さに思わず笑いそうになった。
💙「んっ……っふう」
💚「今日は翔太をうーんと甘やかしたい気分にゃ」
💙「………あっ」
胸の先端をコリコリ弄られて、ゆっくり舐められる。甘美な感触に、俺のものが早くも反応した。
💙「あっ……なんかっ…はあうっ……」
たまらなく胸が気持ちいい。下を直接触らなくても、切ない疼きがあそこに集中してきた。
💙「でちゃいそっ……」
💚「翔太、にゃんって言って?」
そう言って、阿部が舌で、優しく吸った。
💙「にゃんっっ…………」
せっかく風呂できれいにしたのに、阿部の最後のひと舐めで、俺は触れられずにイッてしまった。
💚「あーねえ、可愛すぎた可愛すぎた可愛すぎたから、またこれ絶対付けてね」
阿部は隣りで、終わった後もやかましく、猫耳を付けたまま、俺が外したカチューシャを手に持ってアンコールを熱望している。
俺は気になったことを聞いてみた。
💙「阿部ってさ、コスプレとか…好きなの?」
💚「そんな自覚なかったけど…翔太なら何着せても似合いそう」
あれこれと妄想を膨らませる阿部のにやにやしただらしない横顔を見ながら、まあ、阿部が喜ぶならたまには付き合ってやるかと、心優しい俺は思うのだった。
おわり。
コメント
11件
絶対あの空間平和だよね...しょっぴーが可愛すぎるし、うん
良すぎる
阿部ちゃんに甘くて乳首イキするしょぴ可愛すぎかな???天国ですかここは