テラーノベル
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謹慎処分をくらってしまったせいで、私は授業に参加できない。
今は社会の時間だろうか…南先生はまた暴走しないだろうか。
そういえば、カラくんはあれからずっと保健室にいるらしい。
教室にいても変なことに巻き込まれるだけだし、
勉強はA先生が教えてくれるから、なんとかなっているのだという。
確かに、A先生はなんでも教えられそうだ…
教室で南先生に教科書を投げつけられるよりは、
余程いいだろう。
そんなことを考えながらふらふら歩いていると、
遠くに人影が見えた。
あれは…西先生だ。あまりどういう人なのかは知らない。
少し気になって、追いかけてみることにした。
一定の距離を保ち、死角を利用して後をつける。
どうやら西先生は職員玄関に向かっているらしい。
それなら私は、正面玄関から出て先回りしよう。
できるだけ音を立てないように走って、下駄箱へ行く。
靴を履き替えて、校舎の外へ出た。
丁度いいタイミングで、職員玄関から出てくる西先生が見えた。
そのまま先程と同じように、気をつけて尾行する。
次はどこに向かっているのだろうか…まだ分からない。
ただ校舎の周りを、ぐるぐる回っているように見える。
もしかすると、ただのウォーキングだったのかもしれない…
そう考えていると、西先生は花壇の前で止まった。
ここはA先生が手入れしているらしい。
校則に何回も出てきたことから、少し不気味な場所でもある。
そんな場所に、一体何の用があるのだろうか。
見守っていると、西先生はおもむろに両手で花壇の土を掘り始めた。
何をしているんだ?校則に花壇は掘るなと書いてあったのに…
花を傷つけない位置を掘っているとはいえ、これはどうなのだろうか。
しばらく花壇を掘っていた西先生だが、ぴたりと動きが止まった。
だが、少しするとまた動き出した。
…動きが、若干違う。
繊細な動き、何かを掘り出すような動き。
私の予想は的中したらしい、西先生が掘り出したらしい何かを、
両手で持ち上げた。あれはなんだろう?
目を凝らしてよく見てみる。
…頭蓋骨だ。
なんであんなところに…
校則で掘ることを禁じられた、花壇に。
校長はあの頭蓋骨の存在を、隠そうとしていたということか?
そもそもあれは、誰の頭蓋骨?
なぜ西先生は、それを掘り当てたのだろう?
「……」
西先生の口が動いているのが見えた。
何かを喋っている。だがここからは聞こえない…もどかしい。
「……」
また何かを喋りながら、頭蓋骨に頬擦りし始めた。
西先生と親しい人の骨だったりするのだろうか…
それでも、頬擦りは流石に異常だが。ここの教師ならやりかねない。
さて、尾行が気付かれないうちに早く戻ってしまおう。
気になることは色々あるが、焦るほどではない。
そう思ってわたしが離れようとした瞬間、西先生と目が合った…気がする。
〜来ていない!校長の勝手に質問回答コーナー〜
Q.結局校長の本名は、東ケッカってことなんですか?
A.そうだよ。盗み聞きでもしてたの?趣味悪いね。
でも僕はもう校長だから、名前とかいらないんだ。
Q.教師同士でお酒飲んだりはしますか?
A.年越しのときはみんなでお酒飲むよ。
朝起きると職員室めちゃくちゃ散らかってるけど、
楽しいから毎年やってるんだ。
Q.教師の中でお酒強い人、弱い人は?
A.弱いのは南先生。泣き上戸になる。
強いのはA先生。ロボットだからアルコールは通じない。
コメント
1件
うわ、西先生やばい…!花壇の土を掘って頭蓋骨って、しかも頬擦りって正気じゃないですね。でも校則で掘るなって書いてあった場所だからこそ、何か秘密があるんだろうなって思わせる展開がめっちゃ気になる。ラストで目が合った気がするってところも続きが待ちきれないです。あとQ&Aコーナーの校長の軽いノリと本編のシリアスさのギャップが好きです笑 次回も楽しみにしてます!
水面
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59
蒼羽@不定期投稿
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