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『バレンタインまであと4日』
tg視点
夜。
俺――ちぐさは、スマホを握りしめたまま固まっていた。
《ぷりちゃん: 今日のチョコ、誰のための試作なん?》
「……」
(いやいやいや)
(それ、どう答えるのが正解!?)
脳内会議、即開催。
① 正直に言う
→「ぷりちゃん用」
→ 死亡
② ごまかす
→「なんとなく」
→ 怪しすぎる
③ スルー
→ 余計に気まずい
「……無理」
結局、震える指で打ったのは。
《ちぐ:えっと…まだ内緒》
送信。
(……あ)
(やばい、これ一番だめなやつでは)
一方その頃。
「……内緒、なぁ」
ぷりっつは、ベッドに仰向けになって天井を見ていた。
(内緒ってなんやねん)
(一番気になるやつやろ)
頭の中に浮かぶのは、
昼間の光景。
ちぐが、
誰かにチョコを渡して、
ちょっと照れてた顔。
(……あれ、俺やないんか)
スマホを握り直す。
《ぷりちゃん:そっか》
それだけ送って、
画面を伏せた。
(聞くのは、当日でええ)
そう思うのに、
胸の奥がざわざわする。
翌日、朝。
「……おはよ」
「……お、おはよ」
教室で顔を合わせた瞬間、
空気がぎこちない。
(目、合わない……)
(なんか、距離ある……)
同時に思って、
同時に黙る。
「……ちぐ、今日静かやな」
「そ、そう?」
「昨日のLINEのせい?」
直球。
「……!」
思わず声が詰まる。
「べ、別に……!」
ぷりっつは、少し困った顔で笑った。
「無理せんでええで」
「……」
(それが一番、心にくる)
昼休み。
ちぐは、購買のパンを握りしめたまま、
ぼーっとしていた。
(内緒って言い方、 絶対よくなかった……)
そのとき。
「ねぇちぐさ」
友だちが、ひそひそ声で言う。
「ぷりっつさ、
今日めっちゃ機嫌悪くない?」
「……え?」
「なんか、近寄りがたいっていうか」
胸が、きゅっとなる。
(俺のせい……だよね)
放課後。
廊下で、偶然2人きりになった。
「……ちぐ」
「……なに?」
少し間があって。
「俺、変なこと聞いた?」
真剣な目。
「昨日のLINE」
ちぐは、ぎゅっと拳を握った。
(言う?言わない?)
「……ぷりちゃん」
勇気を振り絞って、顔を上げる。
「チョコは……ちゃんと、意味ある人に渡すよ」
それだけ言って、
走り去る。
「……!」
ぷりっつは、その場に立ち尽くした。
(意味ある人……)
心臓が、大きく鳴る。
(それって……)
その夜。
ちぐは、完成に近づいたチョコを見つめていた。
「……もう逃げない」
ラッピング用のリボンを手に取る。
そのとき、スマホが震えた。
《ぷりちゃん: その“意味ある人”ってさ》
一拍置いて、 続けて届く。
《ぷりちゃん:俺、含まれとる?》
「……え」
画面を見つめたまま、
息が止まる。
ーーバレンタインまで、あと4日。ーー
♡>>>>2000
昨日めっちゃみんなコメントくれて嬉しくなっちゃって笑笑笑笑笑笑
だから犬系男子の小説とか、このバレンタイン小説とかめっちゃ書き貯めした🫰🏻💗
1日2本投稿もあるかも🫣💖
コメント
8件
脳内会議可愛いなぁ〜 prくんの自分も含まれているのかきくのも可愛い!
今日は早めの投稿ですか !?!? LOVEすぎますがちで !!! 拗ねてる ?? prちゃんかわいすぎるしtgちゃんの脳内会議かわよい …… 👍
リアルの僕でもドキドキする〜