コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 ついた っ ! 」
それから何やかんやあって 、 やっと 到着した 。
mtk side.
さっき 、 若井変だったけど 大丈夫かな 。
若井が怖い夢見た時って 、 絶対 なんか あるんだよな ~ 、
怖いな っ … 、
「 ね 、 元貴 ~ っ ! 」
でも ゃっぱり 若井の笑顔を見ると 、 魔物に取り憑かれたような気持ちは 、 どこかへ 過ぎ去っていく 。
そして 少し 作り物の笑顔を被る 。
「 ん 、 若井 っ 」
「 もう 、 明るくなっちゃったね 笑 」
「 そぉだね っ 、 」
お宿の チェックイン を済ませ 、 部屋に入る 。
「 ゎ 、 きれぃ っ … 、! 」
そう言って 目を輝かせる 綺麗な横顔の若井の 隣で 、 心の底から楽しめていない 僕がいた 。
あの声が 、 あの苦しそうな顔が 、 脳裏をよぎるのだ 。
「 元貴 、 しんどいの ? 」
勘がいいのか 僕のこと好きすぎるのか わかんないけど 、 若井に 疑われてしまった 。
「 ん ~ ん 、 なんでもない っ 」
また咄嗟に 、 嘘をついてしまう 。
恋人なのに … 。
「 そ ~ だと ぃぃんだけど 、 」
「 それより 、 ご飯 、 食べにいくよ っ ! 」
あ 、 そうだ 、 と思い出したように 、 続けて僕も声を漏らす 。
それから ある程度周りを散歩して 、 豪華な朝食を いただく 。
「 ゃっば 、 朝から 海鮮とか 、 ぜぃたく ~ っ 笑 」
昨日 ちょっとしか 寝てないはずなのに 、 なんでこんなに 元気なのか 疑問に思いつつ 、
「 ゎかぃのことだから 、 ぃっつも 豪華でしょ 、 笑 」
と 、 苦笑する 。
「 ぅるさぃ っ ! 食べるよ ! 」
「 いただきま ~ す っ 」
揃った2人の声 、合わせた手 。 つい 仲良しかよ 、 と思ってしまう 。
「 ん ~ 、 ぅま っ ! 」
「 ぉぃしぃ っ 、 」
「 ん 、 ごちそうさまでした っ ! 」
「 は ~ 、 腹いっぱい っ 笑 」
朝食を食べ終え 、 お会計を済ます 。
それから 、 近くの水族館に 行ったり 、 海を見に行ったり 、 充実した 時間を過ごした 。
僕たちは そろそろ 疲れたので 、 お宿に戻ることにした 。
「 もぅ 16:00 か ~ っ 笑 」
「 ベッドで ゆっくりする 、 」
そういって無防備に ベッドに 転がる 。
「 俺も 、 疲れた っ 」
そうして 、 若井も隣のベッドに 腰を下ろす 。
若井の凛々とした顔を見つめる 。
ふとその先に ある時計に 目をやると 、 16:08 と示されていた 。
また視線を若井に戻す 。
そうしたら 若井と目が合ってしまった 。
見つめ合ったまま 過ぎる 沈黙 の時間 … 、
その途端 、 夜の 若井の顔を思い出して 、 少し胸が苦しくなる 。
やっぱり 、 ここにくるの 、 間違ってたかな 、 嫌な予感がしてたんだよな 。
寒気がして 、 鳥肌が立つ 。
その時の僕の顔は青ざめていただろう 。
時計の針が 16:10 を指した 。
その瞬間 、 部屋に大きな警報音が鳴り響く 。