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夜の街銀座、成功者が集う街。煌びやかなネオンが雨に濡れた路面で反射してさらに煌びやかに街を彩っている。

明るければ明るいほど、闇は濃くなる。

「初めてか?ドレスとヒールは」

「問題ない」

「俺をエスコートして最上階のラウンジにいく。ターゲットを見つけたらその後はわかってるな。」NAOTO

「グラブのオーナーは知り合いだから問題ない、話はつけてある。」NAOTO

「任せろ俺がついてる、早く取り憑きたいぜ」怨霊

「その怨霊黙らせろよ、普通の人間には聞こえないと思うが万が一霊感あるやつとかいるとまずいからな」NAOTO

ライトバンの中からビルの入り口を見張っていると、黒いメルセデスがビルの前に横付けした。

「あれだな、真ん中のグレーのスーツがターゲットだ。30分後、ラウンジに行くぞ。」NAOTO

NAOTOをエスコートしビルのなかへ入り口、エレベーターにボーイが配置されていて中は昼間よりも煌びやかな世界が広がっている。

「やつの向かい側のテーブルを予約したから、着席したら計画どうりいくぞ」

エレベーターをおり、賑やかなホールをオーナーと一緒に歩く、みな何故か私に視線が集まる。

「もっと自信持って歩け、ターゲットに目を合わせ直ぐそらせ」

「わかった」

私とオーナーは席ついた。ターゲットは私を見ながらボーイに耳打ちをしている。5分後ボーイが私のところに

「向かいのテーブルの方がお相手して欲しいと申してます」

「今こちらのお客様と飲み始めたばかりなので30分お待ちくださいとお伝えください」麗華

「かしこまりました」

ボーイはまた戻りターゲットに耳打ちをする。

「麗華やるじゃねぇーか、今のところ完璧」

「奴の席についたあとはお前次第だからな」

「こんばんは、麗華と申します。隣失礼します。」

「綺麗なはだしとるなぁいくつだ?」

「女性に年は聞かないでください、想像にお任せします」

「爺さん麗華の奴、いつ覚えたんだ?」NAOTO

「世の中の立ち回りは住職から叩き込まれたのじゃろ、いつか寺を出た時のために」爺さん

麗華の軽いボディタッチ、視線などでターゲットの麗華に対する欲望は抑えきれないものになっていた。

「麗華、私と来なさい」

「着いて行ったらどんなことがあるのかしら」

酔いもまわって来たターゲットと麗華は店をでた。メルセデスがビルに横付けし、二人は後部座席に乗り込む。

「東京〇〇ホテル」の前でメルセデスが止まる。

「麗華ファーストクラスをとってあるから飲み直そう」

麗華は軽く頷き、NAOTOが尾行してるのを確認した。

ホテルの一室に入り、その広さ、装飾に目を奪われた。窓一面に広がる東京の夜景、麗華は窓の外を眺めていた。

両脇の下から、麗華の体を包む2本の腕麗華は軽く声をこぼす。

嘘をつき、人を罵り、罵倒するであろう薄汚れた唇で首筋に愛撫してくるターゲット。

麗華はまた軽く声をこぼす。

そのまま手を上げターゲットの後頭部に手を回すし、右腕の包帯の留め金を外そうとした時、それは目の前に現れた。

「ターゲットの守護霊だ」

本来ならば目の前には夜景が見えるはずだ麗華には、高貴な女性の顔が10センチ先にありこちらを見ている。

ターゲットの手をほどき向き合うと左手でベットへ突き倒した。

彼はネクタイをほどき、ニャニャ不適な笑みを浮かべる。

まだ守護霊には気付かれていない。

ターゲットを跨ぎ四つん這いになり耳元で囁く

上着、シャツを脱ぎ捨て、ブラのホックを外すため両手を後ろにまわし、包帯の留め具を外す。

包帯の外れた右腕からはどす黒い炎が燃え盛り、ターゲットの口におさえつけた。

守護霊が麗華を止めに入る。

高貴な美しい女性が物凄い形相で麗華に襲いかかると、麗華は左手腕を守護霊の胸にあてる。守護霊の背中からは宝具ヴァジュラが突き出ていた。ヴァジュラからは稲妻が放電し室内の灯りがショートする。

ターゲットは黒い炎を全て吸い込み放心状態となり彼の守護霊は蒸発し消えていった。

守護霊を失い、怨霊を吸い込んだターゲットの周りには、彼を狙うべく下級の悪霊が至るところから湧き出てきた。

麗華は服を着て部屋を後にした。







呪伝師 (罪を逃れる権力者に制裁を )

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