テラーノベル
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ー数ヶ月後 夏ー
r「わーかいっ!おはよ!」
h「わ…!びっくりした…おはよう涼ちゃん」
今日も変わらず涼ちゃんと並んで歩く
そして数分して大森先輩と合流する
h「あ、大森先輩…!おはようございます!」
m「おはよー2人とも」
r「おはよー」
いつもとあまり変わらない日常。
一つ変わったことといえば、
夏になったことかな。最近暑くてじっとしていられない。
r「もうすぐ夏休みじゃん!嫌なんだけど!」
m「なんで?最高じゃん」
h「始まったよ… 笑」
涼ちゃんは学校が楽しいから来たくて
大森さんは学校に来るのがめんどいから嫌で
この2人の争いがはじまる。
よくあることだ。
r「ヤダヤダ!2人と会えなくなるじゃん!」
m「別に…予定立てて会えばいいじゃん」
r「え!いいの!」
m「いいでしょ。連絡先も交換してあるんだし」
r「じゃあじゃあ、今から決めよ!いつ空いてる?」
m「気が早いよ… 笑 まだ若井もいいって言ってくれてないのに」
r「えー、若井、いいよね?」
h「い…ぁ…」
r「どうしたの?」
そういえば、この前ばあちゃんから電話が来て、
「金はやるから夏休みの間土日だけ駄菓子屋を手伝ってくれ」って
言われてたんだった。どうしよう。遊びに行きたいのに。
部活もあるし…無理かもしれない。
h「ごめん…ばあちゃんの駄菓子屋手伝わないと…」
r「え、そうなの」
h「うん…ほんとごめん…」
r「まぁ平日は部活もあるしねー…」
m「…じゃあ、その駄菓子屋僕も手伝おうかなー」
h「え? 」
手伝う…?
r「なにそれずるい!僕も手伝う!」
h「ぇ、」
h「まってまって、どういうこと? 」
m「そのままの意味。手伝うってこと。駄菓子屋手伝うっつっても土日とかでしょ?
土日って部活ないし…2人にも会えるし、お手伝いさんが増えるし。一石二鳥じゃない」
r「たしかにー!決まりだね!」
h「えぇっ」
全く…2人ってば。勝手に話を進めちゃって。
ばあちゃんにあとで電話しなきゃ。
いいって言ってくれるかなぁ。
r「って…やっば! 学校遅刻する!!!」
m「は!?最悪!」
h「マジかよ!いそげー!!!」
r「セーフ!」
m「危なすぎ…」
h「…? なんかいつもと雰囲気違くない?」
その日は、いつもの学校と違い騒がしかった
特に、男子の様子が変。
r「なになに?あそこなんか人多くない?」
m「いってみよ」
h / r / m 「告白したい男子生徒ランキング…?」
そこには、【告白したい男子生徒ランキング】 と書いてある
張り紙があった。どうりで騒がしい わけだ…
r「へぇー。」 m「なんだ…そんなことか」
h「…は!?」
俺はその張り紙の順位を見た瞬間、怒りが湧いてきた。
その理由はというと…
h「なんっで俺最下位なの!?おかしくない!?」
俺が最下位だったからだ。
m「ほんとだ… 笑」
この学校は、女子9割以上男子1割以下くらいらしく、
650人中620人が女子らしい。ってことは男子30人のみ。
そりゃこんだけ男子少なければこういうランキングも作られるわけだ。
よく620人もの人に告白したい人聞き出したな。すんげぇや。
h「…つーか!なんで大森先輩が1位で涼ちゃんが2位なの!?
2人ともそんなにモテてた!?俺の知らないところで!?ひどいよ!!」
ランキングの名前の下に、理由が書いてあった。
大森先輩のところには、可愛くてイケメンだから。
涼ちゃんのところには、優しくてイケメンだから。
m「ひどいって言われても…」
r「僕なんてそんな…イケメンじゃないよぉ」
h「涼ちゃんでイケメンじゃないならなに!?俺はゴミ!?ゴミですか!?」
ちなみに、俺の名前の下にはこう書いてあった。
「目つきが怖い。怒ってるのかと思う。」
h「俺だってこの目になりたくてなったわけじゃねえんだわ…」
m「ふ、ふは…w どんまい… w」 h「なんで笑うんだよぉ…」
r「…」
ーお昼ー
h「お昼だぁあー!」
r「声でかぁ 」
mb「あ、あの…!若井、くん!」
h /r 「ん…?」
教室を出ようとすると、うしろから
声をかけられた。見てみると、低身長の
かわいらしい女子だった。
h「なんでしょう…?」
緊張して、敬語になってしまった。
まぁ俺が好きなのは大森先輩だけど。
mb「こ、これ…受け取ってくれない…?」
そう言って、手紙を俺に渡してきた。
これってもしや…ラブレター!?
h「ぁ、うん…」
r「なーんだ、若井もモテるじゃん (小声)」
mb「ありがとう…!じゃあ、よろしくね…!」
ん…?よろしくね…?
〈ペラ〉
手紙の裏を見てみると、そこには…
h「大森先輩へ…」
r「ありゃりゃ…」
h「くそぅ!」
ー屋上ー
m「うまそー!」
m / r 「いただきまーす!」 h「いただきます…」
r「んー!おいひー!」
m「うますぎ。さすが母さん」
h「…」
正直、手紙が俺宛に来なかったっていうショックより、
大森先輩がモテてるっていうショックのほうが大きい。
いやわかってる…わかってるよ…
俺が大森先輩と付き合えるわけないって。わかってるけど…
でも辛いんだよなぁ。手紙を書く人はどんな気持ちで
渡してるんだろう。どんな気持ちで告白してるんだろう。
m「若井?どったのー?」
r「まぁねー」
m「?」
h「…はい。先輩。これ、大森先輩に渡しとけってさ。」
m「…?ありがと。」
r「それで、自分宛にじゃなくて落ち込んでるんだよねー?」
h「ちょ、いちいち言わなくていいってば」
まぁ、違うけど。そういうことにする。
m「ふーん…まぁ、別に好きでもない人にもらっても嬉しくないけど 」
h「うわ。最悪。モテる人の余裕だ。」
r「って、その言い方、他に好きな人がいるってこと!?」
h「え…」
なにそれ。そういうこと?
m「…まぁ、…いるよ。//」
は、
r「…え〜、マジか、、冗談で言ったのに…」
やだ。なにそれ。そんなの聞いてない。大森先輩って好きな人いたの?
まさか…洋子さん…?嫌だ!一番最悪! あんな人…!
クラスメイトとか…? それとも歳下?…涼、ちゃん…?
h「…」
r「わ、若井…」
m「…」
気まずい空気が流れる。その場に
居ても立っても居られなかなった俺は
h「ごめん。1人で食べてくる。」
逃げてしまった。
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ネタないです
リクエストくださいお願いします
コメント
7件
一気気もちぇぇぇ!!!!!モテなくて落ち込んでるひろぱほんと可愛いです。好き🫶💕
一気見しました!!! 神です😇 更新待ってます!
更新待ってましたー!! その後2人でひろパを探して落ち込んでるひろぱを慰めてまた3人で仲良くなったのに悲劇が…系やってほしいです!