豪邸を彷彿させるような豪華な装飾の施されている部屋に一人の男、聖也と白衣を着た研究員、そして一人の女、プナラスが話をしていた
研究員「聖也様、プラナス様、我々が開発したブルート強化遺伝子によって強化させてきたブルートですが、皆謎の白い戦士によって撃破されてしまいました。」
プラナス「あら、負けちゃったの?」
聖也「いやおかしいだろ、おかしいだろ。何なんだこれは」
聖也は横の壁を拳で叩くと怒鳴り上げる
聖也「さっさともっと強いブルートつくりやがれ!」
研究員「御意。」
研究員は急いで実験室に向かう
プラナス「ちょっと!そんなことしたら……ここあの大富豪カネッチモッチさんに借りてるんだからそんなことして傷つけたらやばいよ……」
聖也「まぁいいさ……もし強いブルートのために犠牲が必要なら……最悪弟を使うだけか……ははっ」
邪悪な笑みを浮かべる
とあるコンビニの裏にて
小四郎丸「おいマル」
マル「なんですか?」
小四郎丸「あのエクスレイドって奴調子乗ってんじゃねぇのか?」
マル「ですが彼も仮面ライダーです。敵対しては行けません。」
小四郎丸「何言ってんだよ。あいつじゃなくてあいつのアテンダーの小娘を潰すんだよ」
マル「はい?」
小四郎丸「だからあの小娘を潰せば人を殺せずにライダーを消すことができるって訳だよ」
小四郎丸は謎のドライバーを取り出す
小四郎丸「こいつさえあれば余裕だろ?」
マル「ダメです。共に協力しあうべきです。」
小四郎丸「お前アテンダーのくせに生意気なんだよ」
小四郎丸はマルを軽く突き飛ばす
マル「……」
ナレーション(仮)
剣界、人間界。
二つの世界を繋ぐ戦士……それが……
『仮面ライダー』
op曲「Blow out」(この曲にしたいだけ)
仮面ライダーエクスレイド
第3話「Qui est le deuxième ?一匹狼」
十束「なぁ、俺以外にも仮面ライダーっていんのか?」
ユニ「多分いるかと……だって私以外にも人間界に来た人はいるから」
十束「ほーん……でも別にそれが日本ってわけじゃないっしょ?」
ユニ「わからない」
十束は軽く背伸びして漫画を取り出す
十束「別にいいや」
ユニ「いいのかな……」
藤崎「あ、おい」
突然藤崎がやってくる
ユニ「?」
藤崎「掃除しろって言ったよな?」
十束「漫画読んでるから静かにしてもろて」
藤崎「そんなん取り上げんぞ!」
十束「はいはい」
十束は漫画を棚に戻すとドアを開けてどこかに行ってしまう
藤崎「ユニ、お前はもちろんやるよな?」
ユニ「いやだ」
藤崎「は?」
ユニもどこかに行ってしまう
藤崎「あ゛ぁ゛ん゛?あ゛り゛え゛ね゛ぇ゛!」
廃工場にて
研究員「聖也様、ついに完成しました。三体編成です。」
ブルートを聖夜に紹介する
研究員「このブルートは卵を生み出すことができます。」
聖也「まぁ好きにしろ。俺の判断基準は結果だけだ。」
研究員と聖也はブルートたちに指示を出してどこかへと消える
チキンブルート「コケッケッケ……俺様の天下だ……」
とあるショッピングモールにチキンブルートが現れる
チキンブルート「さぁ……貴様が私の養分だ」
買い物をしている客の頭を掴みエネルギーを吸い取る
チキンブルート「コケッケッケ……」
エネルギーを吸い取られた買い物客は意識を失い倒れる
他の客たちが悲鳴をあげ、警備員たちが立ち向かう
チキンブルート「自分から来るのか」
警備員「お前の好きにはさせない!」
警備員たちが一斉にチキンブルートに立ち向かうがエネルギーを吸われてしまう
チキンブルート「コッケェェェッケッケ!これでブルートの卵を生み出せる……」
チキンブルートが手をかざすと青く光る卵たちが出現する
チキンブルート「この卵が割れれば俺様の分身が生まれる……それを繰り返し世界を支配する……コケッケッケ!」
その頃十束とユニはすでにリゼオンに戻っていた
藤崎「次掃除しなかったら追い出すからな」
ユニ「うるさいな」
二人が口論している中、十束はTwitterを見ていた
十束「ショッピングモールに謎の怪物……!?」
十束は急いで出かける準備をする
藤崎「どこ行くんだよ」
十束「急がなきゃ行けねぇんだわ」
藤崎「夕飯は?」
十束「それまでには帰る」
十束は急いで外に行きバイクに乗る
ショッピングモールにて
チキンブルート「あと少しで卵が割れる……コケッケッケ!」
チキンブルートが笑っているとそこに小四郎丸がやってくる
小四郎丸「いい気になってんじゃねぇよ」
チキンブルート「コケ?」
小四郎丸「さっさと失せな」
謎のドライバー、ティアードライバーを取り出し腹部に当てると自動でベルトが巻かれる
小四郎丸「ブルートは産業廃棄物だ」
<ベオウルフ!>
<エンブレムキャッチ!>
小四郎丸「変身」
ベルトの横についているレバーのような物を引く
<ティアーライド!>
<キャッチ!ベオウルフ!>
小四郎丸の体に鉤爪のようなエフェクトが覆いかぶさり、紫の鎧が装着される
ベオウルフ「貴様の飾りみてぇな羽……いや……貴様ごと喰らってやる」
ベオウルフは少し手首足首を回し、チキンブルートに向かって高速で近づく
チキンブルート「調子こいてんじゃないぞ!」
チキンブルートがベオウルフに攻撃を与えようとしたその瞬間、ベオウルフの拳が腹に激突してチキンブルートは後ろに軽く吹き飛ぶ
チキンブルート「なにっ!」
ベオウルフ「黙って失せろ」
チキンブルートに向かって引っ掻くように何発も攻撃を与えると火花を散らしながらチキンブルートはショッピングモールのエスカレーターを転げ落ちる
ベオウルフ「せっかくなら卵割ってみるか?」
チキンブルート「させるか!」
ベオウルフ「孵化直前の卵……食ってみようかなぁ……」
チキンブルート「やめろーーー!」
チキンブルートは怒り任せにベオウルフに向かって突進するがカウンターキックを食らってしまう
ベオウルフ「何釣られてんだよ」
ベオウルフはもう一度レバーを引く
<ファイナルティアーライド!>
待機音が鳴り響く
チキンブルート「卵が割れるまでは死ぬ訳には行かない!」
チキンブルートは急いで逃げようとする
ベオウルフ「ざまぁねぇな」
もう一度レバーを引く
<ベオウルフ!>
<エンブレムブレイク!>
ベオウルフは軽く構えるとチキンブルートに向かって高速で近づき両腕に現れた鉤爪型のエフェクトでチキンブルートを切り裂く
チキンブルート「ぬわぁぁぁ!」
チキンブルートは爆散する
そしてその時十束がショッピングモールにつく
十束「誰だ……」
ベオウルフ「……」
ベオウルフはドライバーからエンブレムを外す
小四郎丸「貴様がエクスレイドか?」
続く
エンディングミニコーナー
聖也「愚かなる人類の質問に答えてやる」
研究員「読み上げます。ブルートと共存したいと仰っております」
プラナス「あら、素敵なこと」
聖也「何を言っている!愚かなる人類と我々が手を組むなんて有り得ぬぞ!」
プラナス「でもイケメンと呼ばれる種族……彼らとなら……」
聖也「くだらない理想だな」
プラナス「何?今なんて?」
聖也「お前の理想は全てがくだらない……なにしろお前は自称20歳のお姉さん。実際は三十路ババァ」
プラナス「あ?」
プラナスは中華包丁を取り出すと聖也に向かって投げる
聖也「ふんっ!」
軽くはじき飛ばす
聖也「手加減にも程があるぞ……やるならもっと本気でこい」
プラナス「……はっ!?もう尺がないって!?」
研究員「すみません……」
プラナス「まぁ……次回もよろしくね?」
聖也「愚かなる視聴者よ……見たまえ。次回の仮面ライダーエクスレイドを!」
続く
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