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あの日純也くんから離れようと決めた日から1週間ぐらいがたっていた
相変わらず俺は純也くんと極力一緒の空間にいないようにした
練習は違うチームメイトを誘う
ご飯は純也くんと同じテーブルにならないように遅く会場にいった
部屋も遅く帰り話す機会をなるべく少なくした
これでいいはず
そう何回も思ってきた
だが、もう自分の心は限界に近づいていた
そのことに気づかないまま日々が過ぎていった
ある日の練習のとき
自分はいつものように純也くんのところには行かずほかのチームメイトのところに行った
「一緒にやろー」
「いいよ」
「最近敬斗俺のところにめちゃくるやん笑」
「迷惑??」
「いやそんなことないねんけど。前まで純也くんのところに一直線やったから」
「まぁね」
(本当は沢山話したい。練習のこと毎日のこと話したい話題は沢山ある。けど俺は離れるって決めたんだ)
けれど、練習をしている途中ふと純也くんのところを見てしまった
自分から離れているくせになぜか純也くんを見てしまう
最近はこんなことが多い
すると純也くんは先輩と話して顔が真っ赤になっていた
先輩が純也くんを肩を叩きながら笑っていた
純也くんはとても照れていた
遠目でもわかるぐらい
それを見た瞬間胸が苦しくなった
(なんでこんなに胸が苦しいんだろう。もう諦めようとしていたのに…)
そんなことを考えていた時一瞬視界がぐらついた
あわててチームメイトが俺を支える
「敬斗大丈夫!?」
「大丈夫。」
「ほんと?てかお前最近元気なくないか?顔めちゃ青白いぞ」
「そんなことないって大丈夫だから」
「そう。ならいいけど」
自分でも顔が青白いことは気づいていなかった
その時
「集合ー!」とコーチから声掛けがあった
「集合かかった。行こ」
「うん」
コーチのもとまであるいていく
その足取りはとても重かった
まるで重りがついているように
(もう諦めないといけないのに、、迷惑かけるのに)
そう思うたびに胸が苦しくなる
その日は一日がものすごく長く感じた
次の日の練習
「今日はグループ練習します。呼ばれた人は前に来て集まってください」
「はい」
コーチは次々と名前を呼んでいく
「〇〇、敬斗 以上はこちらに来てください」
自分と純也くんは違うチームだった
内心ホッとしている自分と純也くんとやりたかった自分がいた
(自分から離れたくせにやりたいとか最低だ)
今日はグループ対抗の紅白戦だった
最初は順調だった
トラップも上手くいった
相手の隙をついてパスができた
だが、数分後自分のミスで相手に点数が入ってしまう
「碧!!今のはしょうがない。集中してまたプレーすれば大丈夫」
「碧どんまい」
とチームメイトが声をかけてくれた
(そうだ。次で取り返せば大丈夫)
そう思っていた
次のプレー自分のところにボールがきた
その時さっきのことが蘇ってくる
(俺のせいでみんなに迷惑をかけた。純也くんのことも俺が離れたくせに話したいなんて、、)
純也くんがチームメイトと仲良く話していた昨日の出来事が蘇ってくる
(純也くん楽しそうだったな、、俺なんかより、、)
その瞬間視界がぐらいついた
そのまま膝から崩れ落ちてしまう
胸が締めつけられて、息がうまく吸えなかった
「……っ」
浅く、小さく息を吸う。
けれど肺の奥まで空気が入ってこない。
(なんで、、苦しい)
何度か呼吸を繰り返しても呼吸は浅いままだった
その時ようやくチームメイトが自分の異変に気づいた
「敬斗大丈夫!??」
「だい、、」
そう言おうとしたが上手く息が吸えず言えなかった
「誰か!!スタッフ呼んできて!!」
周りはパニックになっていた
チームメイトがおれの真正面にくる
「敬斗大丈夫。落ち着いて。一回息を吐こう
俺に合わせて」
自分はうなずき、合わせそうとするがなかなか合わない
呼吸はどんどん浅くなる
(大丈夫。落ち着け)
チームメイトの声までも聞こえなくなっていた
(やばい、、もうだめだ)
限界になってしまった心
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コメント
3件

やっぱり離れるって決めてもその人の事は見ちゃうのがリアル…。過呼吸になるとは思わなかった…。見るの遅くなりました、続きが気になります!
**はる。** 敬斗の心の葛藤がリアルで胸に刺さったわ……「離れなきゃ」って決めたのに、純也くんの照れた顔ひとつで苦しくなる描写、すごく切なかった。最後の過呼吸の発作、息が吸えなくなる感覚が伝わってきて、思わず息止めて読んじゃった。限界の心が身体に現れた瞬間、怖かっただろうな。続きでどうなるかめっちゃ気になる🔥
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