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ぷりっつ視点
あれから一夜明け、隙間から差し込む朝日で目を覚ました。
あのまま泣き疲れて寝落ちしてしまっていたらしい。
莉犬君の上着がかかっていることから察するに、俺が寝落ちしてから風邪をひかないように気を使ってくれたようだ。
隣を見ると、莉犬君はまだ眠っていた。
昨日、俺は散々莉犬君に言葉を畳みかけたが、当の莉犬君は困った顔をするばかりで、何も話すことはなかった。
いきなり感情を包み隠さずぶつけた俺が原因ではあるのだが。
とにかく、今日も海へと向かうために進まなければいけない。
残りのお金があと1食分ぐらい。
海までこの調子だとあと2日はかかるはずだ。
どうしようか。
とりあえず莉犬君を起こすことにする。
「莉犬君、莉犬君。起きてー。」
「んぅー。」
、、、ダメダメ。全然起きない。
体を強くゆすってみる。
「りーぬくーん。起きて―!」
結局莉犬君を起こすのにめちゃくちゃ時間がかかった。
、、、あのさぁ、寝起き悪すぎない?!
本人に言うことはないが。
あの廃れた神社を出て、線路沿いに向かって歩いている。
線路をたどっていけば、目的地の海までたどり着けるはずだ。
「ねぇぷりちゃん。」
そんなことを考えていると、莉犬君に呼ばれた。
「、、、お金、大丈夫?」
「あ、」
莉犬君から切り出してくるとは思っていなかった。
俺から折をみて話そうと思っとったのに。
「、、、ぷりちゃん?」
固まった俺を見て、莉犬君はあわあわと慌てて言葉を重ねる。
「いや、あのね、さすがに触れるのはどうかと思ったんだけど、割とお金使っちゃってたし、、、、」
「だ、大丈夫かなぁって思って。」
、、、決して大丈夫ではない。
かかる日数に対して、食費だけにしても明らかに足りない。
「、、、正直、全く足りんかもしれん。
いや、全く足りないな。」
伝えたが、やっぱり莉犬君も思っていたようだ。
「やっぱりそうだよねぇ。」
「最悪スリとか、お金盗んでも、、、」
びっくりした。あの莉犬君からそんな方法が出るとは思わなかった。
俺が何も言えずにいると、
「い、いや、手段としての話だからね?!」
自分でもかなりマズイことを言っていることに気づいたのだろう。
これ以上触れるのも酷か。絶対本気だった節もある気もするがスルーしておこう。
お久しぶりです。今回のあとがきは少々長くなりますがお付き合いください。
物語を書いていて思うのですが、この話で言う上の場面、ささやかな日常のようなものは必要でしょうか?
物語の進展が遅いのはこの場面のせいだと思っています。
しかし、読者としての自分はこのような場面が割と好きなので、端折るか迷っています。
ご意見いただけると嬉しく、参考になります。
※これから自殺やネグレクトなどの残虐行為、犯罪行為などの描写が多くなる可能性があります。なお、ご本人様には一切関係がないフィクションです。
遅くなりました。ご指摘、アドバイスがあれば頂けると嬉しいです。