ー公園ー
「紫苑、歌って。俺、紫苑の歌聞きたい。」
〖どんなのがいい?〗
「紫苑が好きな歌。」
〖ん。いいよ〗
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
それからしばらく紫苑の、
歌声を聞き、たわいも無い会話を楽しんだ。
・・・・・
(* >ω<)=3クシュン ブルっΣ 紫苑がくしゃみをする。
「寒くなってきたね。」蓮は膝掛けを取り出し、
紫苑にかける。
「・・・そろそろ帰ろっか。」
(本当は帰りたくない。もっと一緒に居たい。
けど…紫苑を風邪ひかせる訳にはいかない)
〖……うん。〗
蓮も病み上がりなのに私の心配してくれてる。
優しい人…なんだ…。
「また、……会える…かな?」
〖うん。会えるよ。でもすぐじゃないかも〗
「え?……なんで?」
〖今は言えない。でもきっとまた会える…
しばらく連絡 繋がらないかもだけど…。
会えるようになったらまた連絡するね。〗
紫苑は公園の入口の柵をひょいっと飛び越えて
振り返って手を振る✋フリフリ
〖元気でね!〗( ^ω^)ニコッ
(クッ……今は苦しくならないで…お願い)
紫苑は、蓮に背中を向け
痛む胸のあたりをぐっと握り
瞳から涙が溢れないよう必死に堪えながら
歩き出す。
蓮はまた 1人取り残される。
別れ方は 前と一緒だ。
翌日 朝のテレビ番組で
【世界的にも特殊なバチスタ手術のため
〇〇〇紫苑さん達が羽田国際空港から
日本のオペチームと渡米しました。
術前管理の後、〇日にも
ニューヨークの〇✕病院で
20時間にも及ぶ手術を行う予定です。】
との報道がされていたのは
蓮は知る由もなかった。
しかし、深澤はコメンテーターとして
番組に参加しておりこのニュースに
引っ掛かりを持っていた。
ー続く ー
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どうも!作者の飛鳥です。
いつも読んでくださりありがとうございます。
新しい作品を出そうと思います。
こちらと並行して描いていきますので
お楽しみに😊
フォロー、コメント&❤よろしくお願いします!
それでは またお会いしましょう!