ここに来てから1週間ほど経った頃
ある程度体力も回復し、あまり怪我をしてなかったのもあり、基地内を歩き回る許可をくれた
ずっと医務室もあれだからと、部屋も貸してくれた
ご飯は部屋に運んでもらっているため歩き回る必要も無いのだが
余りにもガバガバなセキュリティで逆に罠を疑った
そこで聞いてみたところこう返された
kr「俺たちは貴方を信じていますから」
どうしてそこまで信じられるのか分からない
そもそもの話、日常国とa国は同盟の関係には無いのだ
だからこそ、その事も聞いた
そしたら、、、
kr「信用できる人から聞いたからです」
他は何も答えてくれなかった
a国にスパイでもいたのだろうか
分からないことが増えただけだった
基地内はa国とはまた違った造りのため、構造を覚えるのに時間がかかった
今では大体の場所を覚えることが出来た
基地内を探索する内に沢山の軍人ともあった
その軍人の全てが俺を快く受け入れていた
いくら幹部の、総統の命令だとしてもこんなすんなり受け入れられるのだろうか
pi「あれ!?ショッピさん!」
廊下を歩いていると後ろから声を掛けられた
この馬鹿デカイ特徴的な声の大きさ一人しかいない
俺は振り返ってその姿を認めてから返事をする
「ぺいんとさん、どうも」
日常国幹部、ぺいんと
彼は何かと進行をすることが多く、総統と間違える人が多い
まぁ、本人が幹部だと明言しているが
「どうかされましたか?」
歩き回る事に問題は無かったはずだ
何か用があるのかと思いそう問いかけた
pi「いや、見掛けたから声を掛けただけだよ」
そういえば唯一この人だけにタメで話されている気がする
何故かは知らないが1番距離が近い気がする
、、、タメで話されているせいか
「そうでしたか、では俺はこれで」
特に話すことも無いため、早々にこの場から立ち去ろうとした
立ち去ろうとしたが、腕を捕まれ歩けなかった
用が無いと言っていたため、この矛盾した行動に疑問を覚えた
pi「、、、あっ、ご、ごめん」
無意識の内の行動だったのかハッとして彼はすぐに手を離してくれた
「いえ、全然」
今度こそ歩き出そうとした時、また声を掛けられた
pi「ショッピさん、ここでの生活は慣れた?」
そんな事を聞いてくるから少し驚いた
ぺいんとさんは今まで俺の事について聞いてこなかった
「まぁ、多少は」
嘘をつくことなく答えると少し嬉しそうにした
pi「そっか!良かった!」
じゃあね!
そう言って彼は嵐のように去っていった
本当に何なのだろうか
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