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「あのねぇ、どぬくさん…」
呆れたような声音と顔で深くため息をついたのは、絶賛喧嘩中の俺の彼氏さんだ。でも、そんな事で俺はへこたれない、何故なら俺は賢いキツネさんなので!!!
「なんですかっ?何か文句でも?」
「文句とかそういう次元じゃねぇよもう…ここシェアハウス!なんで勝手に俺の部屋に入ってんの?しかもベッドの中にいる自分の状況お分かり?」
「お分かりですけどっ?」
ああー、俺は全っ然分かんねぇーと天井を見上げるもふくんに、むかっとしながらも言い募った。
「喧嘩した時は、相手のベッドに入って「なかよししよ」って言えば速攻解決するってえとさんが言ってました!」
「そのなかよしはそういう仲良しって意味じゃねぇよ…あークソ、えとさんあとで〆るわ」
あの腐女子マジ余計なことしてくれる…と呟くもふくんに益々不満と悲しさが募ってくる。喧嘩して4日目の今日までずっと口聞けなくて、ずっと心がひんやりしてたし、もふくんが他の人と楽しそうに話してるの見てられなかった。藁にも縋る気持ちで、えとさんに相談したのにこんな態度されるなんて。まじでもふくん酷すぎる、嫌いになりそう。超大好きだけど。
「………」
「あーーー…そんな顔するなするな!俺が悪かったんだって、ごめんなさい」
どぬくさん愛されキャラだから勝手に嫉妬してキツく当たったの、ごめん。もふくんはそう言いながら俺の顔を両手で包み込んできた。もふくんの顔を見つめるけど、まるで水の中にいるみたいにぼんやりでよく見えない。
「…もふくんもさみしかった?」
「寂しかった」
「今度からは、ちゃんと嫉妬してますって言って、嬉しいから」
「………善処しよう」
お互い情けない顔で笑い合って、そっと唇を寄せた。もふくんがワシワシと乱暴に俺の髪を撫でるからちょっと痛い。でも心はぽかぽかと温度を取り戻しだしたみたいだ。
「…なかよしするってどういう意味かえとさんに聞いてみよ」
「待っっっっって」