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ゴンッッッとデカめな音が部屋に響き渡って、すぐに隣の部屋から「どぬちゃん⁉︎大丈夫か⁉︎何の音???」ってたっつんの焦った声が聞こえてきた。
「…だいじょうぶ…」
デカめな音の出所である俺のおでこをさすりつつ、もう一度勇気を出してPCの画面に映る検索結果を見つめた。
【なかよしとは:パートナーとのそういう行為の婉曲表現として使われることがある。セックス。】
あの喧嘩の後、もふくんには止められてたけどえとさんになかよしの意味を聞きに行った。だけどえとさんは口を変にむにむにさせた後、震えた声で「…ネット検索してみなよ、すぐ出てくるよ」とはぐらかされたのだった。あれは絶対笑ってた。
『じゃあ…じゃああの日俺はもふくんのベッド入って、もふくんに「仲直りえっちしよ🩷」って誘っちゃったってこと…⁉︎』
うあああ〜っ!と情けない声を上げながらもう一度勢いよく机に頭を打ちつけて、俺は再びたっつんに心配させてしまったのだった。