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と言っても、話を進めつつ転送先をアジトに向けていたが。向けるにはどうも外に1回でないと行けないようで、外に向かって転送の準備を進めていたが。外にも看守がいる可能性があり、苦戦を強いられていた。
僕はまず少女を少しでも子供らしく笑わせるために……なんてのは口実に過ぎないが、時間稼ぎにはなる。
「神になる気……ないかい?」
などと少し冗談を思わせるような声のトーンと言い方をしたが、どうもウケていないようだ。こんなことで笑ってくれるのはアジトの子供達だけなので、今日初めて話した少女に笑って貰えると僕はとても嬉しかったのでが……。笑ってくれずだいぶショックだった……。その中少女の声で我に返る。
「は?宗教ならお断りよ」
どうやら宗教と勘違いさせてしまったようだ。僕はどうにか考えるが何も言葉が出ずあたまもなしに
「宗教じゃないし……僕も神だし……」
と余計に怪しまれる事を発して少し後悔が残った。少し2人沈黙が続いた後、やっと外への転送が成功した。
「お喋りが過ぎたみたいね」
どうやら見張りに見つかったらしく囲まれてしまった。僕は少しニヤついてこれから始まる楽しい日々《この国にとっての絶望》に胸を高鳴らせながら
「囲まれたね」
などという、わざとらしい演技をする。
少女はその言葉でやっと周りを見たのか
「いつの間に外に!?」と驚いているがそのもっと周りに気を配らせたのか、顔が青くなる。僕は少女を抱え転送スキルを使った。
次に目を開けた私は知らない場所にいてこの女はニコリと狂気的な笑みを浮かべていた