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※dtが女体化しております。
(そのため名前を1部変更しています。)
※nbdt mmdt dt愛され要素が含まれます。
(nbdt,mmdtはメインになります。)
地雷等ある方は作品閉じることを推奨致します。
⚠︎︎注意⚠︎︎
・fk,sk,nb,dt,iw,ab 高校3年
・mm,ru,kj 高校1年
nb,dt
iw,fk,sk,ab
mm,ru,kj が同じクラスです。
それでも良い方はどうぞ↓
mm side
mm「ごちそうさまでした。」
dt「ごちそうさまでした。」
向かいの席で涼華さんがトレーを持って立ち上がる。
少し前まで顔を赤くしていたことなんて、
もう無かったことにするつもりらしい。
mm「(可愛かったな。)」
もちろん口には出さない。
dt「カルボナーラも美味しかった。」
mm「オムライスも美味しかったですよ。」
dt「ふふっどっちも美味しかったね」
楽しそうに笑う。
その顔を見るだけで、
今日誘って良かったと思う。
トレーを返却口へ持って行き、
そのまま館内へ戻る。
mm「……。」
無意識に視線が隣へ向く。
涼華さんは館内マップを見ていた。
dt「この後どうする?」
mm「そうですね。」
mm「あ、そうだ。イルカショー見ません?」
dt「え、見たい。」
mm「…良かった。」
思わず口から漏れる。
dt「?」
mm「いや、興味なかったらどうしようかなって。」
dt「そんなことないよ笑」
その一言だけで少し安心する。
我ながら単純だと思った。
ショー会場へ向かう。
思ったより人が多かった。
席もかなり埋まっている。
dt「すごい人だね。」
mm「やっぱり人気なんですね。」
空いている席を見つけて並んで座る。
少しして会場の照明が落ちた。
大きな拍手。
そしてイルカが高く跳び上がる。
会場中から歓声が上がった。
dt「わぁ……!」
隣から聞こえた声に、
思わずそちらを見る。
目を輝かせている。
子供みたいだと思った。
dt「目黒見た?」
mm「見ました。」
dt「すごかったね今」
mm「ですね。」
本当はイルカよりも、
その反応を見ていた時間の方が長かった。
ジャンプするたびに驚いて、
拍手して、楽しそうに笑う。
その度に、連れて来て良かったと思う。
ショーが終わる。
大きな拍手が会場に響いた。
dt「イルカショーちゃんと見たの初めてかも」
満足そうな声。
mm「楽しめました?」
dt「うん楽しかった」
迷いのない返事と優しい笑顔。
それだけで十分だった。
dt「次どこ行く?」
mm「そうですね。」
実はもう一か所、
一緒に見たい場所があった。
昨日の夜、
水族館のホームページを見ながら見つけた場所。
mm「実はここ大きな水槽があって色んな魚とか見れるんですよ。」
dt「そうなの?」
mm「はい。」
dt「じゃあそこ行こっか。」
軽い足取りでエリアに向かう。
その後ろを歩きながら、
少しだけ息を吐く。
mm「(良かった。)」
本当に、今日誘って良かった。
そんなことを考えながら歩いていると、
目の前に大きな水槽が見えてきた。
dt「……わ。」
涼華さんが足を止める。
水槽の中には、大小様々な魚が泳いでいる。
青い光に照らされた空間は、
どこか幻想的だった。
dt「すごい……。」
ガラスの近くまで歩いていく。
まるで子供みたいだ。
mm「ここ、この水族館で一番人気らしいですよ。」
dt「へぇ…。」
返事はしたものの、
視線はずっと水槽のまま。
本当に好きなんだなと思う。
青い光が辺りを照らしていた。
魚たちがゆっくりと泳いでいる。
綺麗だと思った。
でも、目を奪われたのは別だった。
dt「わぁ……」
ガラス越しの光に照らされた横顔。
楽しそうに魚を眺める姿。
水槽を見上げる瞳。
mm「……。」
カシャ
小さな音が響く。
dt「ん?」
しまった無意識に…。
dt「今写真撮った?」
mm「……撮りました。」
dt「魚?」
mm「いえ。」
数秒の沈黙。
dt「……私?」
mm「……はい。」
dt「えっ!」
予想通りの反応だった。
mm「すみません。」
dt「いや、別に怒ってないけど……」
少し困ったように視線を逸らす。
耳が赤い。
mm「……その、凄く綺麗だったので。」
思ったことをそのまま口にする。
dt「え….」
mm「青い光とかも相まって。」
mm「その……撮りたくなりました。」
自分でも何を言ってるんだろうと思う。
でも嘘は言いたくなかった。
dt「……。」
しばらく固まったあと、
涼華さんは小さく笑った。
dt「ちゃんとお魚も見なよ」
mm「っ…そうですね笑」
dt「そうだよ。」
そう言いながら、
少しだけ嬉しそうだった。
その表情に、また写真を撮りたくなる。
さすがにやめておいた。
しばらく2人で水槽を眺める。
大きな魚が横切るたびに、
涼華さんは楽しそうに目で追いかけていた。
dt「あ。」
小さな声が聞こえる。
視線の先を見る。
頭上を大きなエイがゆっくり泳いでいた。
dt「すご…。」
ガラス越しに見上げる。
青い光が頬を照らしていた。
mm「好きなんですね。」
dt「うん。」
迷いのない返事。
dt「海とか水族館とか好きなんだよね。」
dt「なんか落ち着くし。」
そう言いながら魚を見上げる。
mm「……。」
dt「目黒?」
mm「あ、すみません。」
dt「ぼーっとしてた?」
mm「少し。」
本当は違う。
ぼーっとしていたんじゃない。
見ていた。ずっと。
dt「ふふっ笑」
dt「今日の目黒なんか変。」
mm「そうですか?」
dt「うん。」
mm「どの辺がですか。」
dt「なんとなく。」
曖昧な返事。
mm「気のせいですよ。」
そう答える。
きっと、全然気のせいじゃなかった。
でも、今はそれでいいと思った。
無理に言葉にしなくても。
こうして隣にいられるだけで十分だった。
しばらく大水槽を眺めた後、
涼華さんが館内マップへ視線を向ける。
dt「次どうしようか。」
mm「そうですね。」
dt「もう結構回ったよね。」
mm「ですね。」
時計を見る。
思っていたより時間が経っていた。
dt「あ。」
何か見つけたらしい。
dt「お土産見たいね。」
mm「行きますか。」
dt「うん。」
少し弾んだ声。
そのままお土産コーナーへ向かう。
店内はかなり賑わっていた。
ぬいぐるみ。キーホルダー。お菓子。
水族館限定の商品も沢山並んでいる。
dt「わぁ…。」
mm「沢山ありますね」
dt「そうだね…迷っちゃうね。。」
dt「あ。」
涼華さんが立ち止まる。
視線の先を見る。
小さなペンギンのキーホルダーだった。
dt「かわいい…。」
手に取る、少し迷う、戻す。
また手に取る、戻す。
mm「欲しいんですか?」
dt「えっ。」
dt「あ〜…いや可愛いなって思っただけ。」
分かりやすい反応だった。
mm「そうですか。」
そう言いながら、
どの商品を見ていたのかだけ覚えておく。
レジへ向かう頃には、
涼華さんはみんなへのお土産を手にしていた。
結局ペンギンは買わなかったらしい。
dt「ごめんお待たせ、行こ。」
mm「すみません、少し待っててもらっていいですか。」
dt「?うん。」
涼華さんを待たせて、
一人で店内へ戻る。
時間はかからなかった。
レジを済ませ、
何事もなかったように戻る。
dt「何買ったの?」
mm「ふふ秘密です。」
dt「えぇ〜?」
ちょっとだけ不満気な声。
でも教えない、今はまだ。
そのまま2人で出口へ向かう。
楽しかった時間ほど、
終わるのは早い。
気付けば帰る時間が近付いていた。
それが少しだけ惜しかった。
水族館を出る。
夏の日差しは強かったが、
館内にいたせいか少し眩しく感じた。
dt「楽しかったなぁ…。」
隣から聞こえた声に、
思わず口元が緩む。
mm「それなら良かったです。」
dt「誘ってくれてありがとう。目黒。」
mm「いえいえ、涼華さんもお誘いに答えてくれてありがとうございます。」
そう言いながら駅へ向かう。
来た時と同じ道。
でも、行きとは少し違う気がした。
ホームで電車を待つ。
dt「…ペンギン可愛かったなぁ」
ボソッと涼華さんが呟く。
mm「…そういえば。」
ポケットへ手を入れる。
さっき買ったもの。
今渡すか少し迷う。
だが、今日じゃないと意味がない気がした。
mm「これ。」
dt「?」
小さな袋を差し出す。
dt「なにこれ?」
mm「お土産です。」
dt「え、私に?」
mm「はい。」
dt「……ぁ…ペンギン。」
小さく呟いた。
あの売り場で見ていたキーホルダーだった。
dt「え、でも。」
mm「…欲しそうだったので。」
dt「……。」
mm「違いました?」
dt「え、あぁ、いや…。」
少し困ったように笑う。
そして。
dt「…ふふっ…ありがとう。」
キーホルダーを大事そうに握った。
それだけで、買って良かったと思えた。
電車がホームへ入ってくる。
扉が開く。
2人で乗り込む。
運良く並んで座れた。
ガタン。
ゆっくり電車が動き出す。
水族館の話、ペンギンの話、
イルカショーの話、他愛ない会話が続く。
でも、それが心地良かった。
ふと隣を見る。
dt「……。」
少し眠そうだった。
朝は早くなかったはずなのに。
たくさん歩いたからだろうか。
mm「眠いですか?」
dt「…少しだけ。」
小さく笑う。
その数分後。
電車の揺れに合わせるように、
ゆっくり目を閉じた。
mm「……。」
起こさないように視線を戻す。
でも、少しだけ嬉しかった。
隣で安心して眠ってくれていることが。
そんな自分に気付いて、
小さく息を吐く。
mm「……重症だな。」
誰にも聞こえない声で呟いた。
もちろん返事はない。
涼華さんは隣で静かに眠っていた。
電車が揺れる。
その度に少しだけ身体が傾く。
mm「……。」
数秒悩む。
そして、そっと自分の方へ身体をずらした。
もし揺れても、反対側へ倒れないように。
それだけだ。それ以上の意味はない。
……たぶん。
窓の外を見る。
流れていく景色。
今日一日のことを思い返す。
どれも楽しかった。
でも、一番印象に残っているのは、
楽しそうに笑う涼華さんだった。
しばらくして目的の駅へ到着する。
mm「涼華さん。」
小さな声で呼ぶ。
dt「ん……。」
mm「着きましたよ。」
dt「……あ。」
ゆっくり目を開く。
数秒ぼんやりしていたが、
状況を理解したらしい。
dt「ごめん寝てた…。」
mm「んふ、おはようございます。」
dt「おはよ…起こしてよ…。」
mm「気持ち良さそうだったので。」
dt「もぅ…。」
少し恥ずかしそうに目を逸らす。
その反応が可愛くて思わず笑いそうになる。
改札を出る。
見慣れた帰り道。
朝は少し緊張していたはずなのに、
今は不思議と落ち着いていた。
dt「すごい楽しかった。」
mm「それなら良かったです。」
本当にそれが聞けただけで十分だった。
やがて家が見えてくる。
もう少しでお別れ。
そう思うと、
少しだけ寂しい。
dt「じゃあここで。」
mm「はい。」
家の前で足を止める。
少しだけ寂しい。
dt「今日はありがとう。」
mm「はい。こちらこそ。」
dt「じゃあまたね。」
家の中へ向かおうとする背中。
mm「…っ涼華さん。」
思わず呼び止めた。
dt「ん?」
涼太さんが振り返る。
本当は言うつもりじゃなかった。
でも、今日一日ずっと隣にいて、
改めて思ったから。
mm「俺。」
少しだけ息を吐く。
そして、まっすぐ目を見る。
mm「涼華さんのこと特別だと思ってます。」
涼華さんの動きが止まる。
mm「だから見ちゃうんです。」
mm「…たぶん他の人より。」
言ってしまった。
思った以上に踏み込んでしまった気がする。
だけど後悔はしていなかった。
dt「……。」
数秒、沈黙が流れる。
そして
dt「……それって。」
小さな声。
mm「?」
dt「どういう意味?」
心臓が跳ねた。
思わず視線を逸らしそうになる。
mm「……。」
視線がぶつかる。
涼華さんは逃げない。
まっすぐこちらを見たまま。
だからだろうか。
気付けば一歩近付いていた。
dt「……目黒?」
少しだけ戸惑った声。
近い。自分でもそう思う。
でも、離れようとは思わなかった。
mm「どういう意味だと思います?」
顔を近づけ聞いてみた。
dt「え…。」
分かりやすく固まる。
耳が赤い。
その反応に、心臓がうるさくなる。
dt「分かんないよ…。」
小さな声。
思わず笑いそうになる。
mm「本当にですか?」
dt「…本当に。」
mm「……じゃあ。」
小さく笑う。
mm「少しだけ考えてみてください。」
それだけ言う。
今はまだ答え合わせをするつもりはなかった。
dt「…なにそれ」
納得していない顔。
そんな顔すら愛おしいかった。
mm「また誘いますね。」
少しだけ間を置く。
そして。
mm「デート。」
dt「っ……!」
また顔が赤くなる。
その反応に満足しながら、
小さく笑った。
mm「それじゃあまた。」
手を振る。
涼華さんも少し遅れて手を振り返した。
玄関の扉が閉まる。
静かになった道で、
ようやく大きく息を吐く。
mm「……ふぅ…危ねぇ…。」
あと少しで、
全部言ってしまうところだった。
でも、今日はこれでいい。
ポケットのスマホを取り出す。
今日撮った写真を開く。
青い光の中で笑う涼華さん。
見ているだけで自然と口元が緩む。
mm「……次はどこ連れて行こうかな。」
気付けば、もう次のデートのことを考えていた。
続く▶︎
#めめこじ
がぅ
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コメント
1件
きゃああああ〜!!😭💕 第24話読み終えたよ!! mmの「特別だと思ってます」からの「デート」連呼、マジで胸がギュッてなった!!一人称甘々なのに大胆で、ちゅどーんって心臓持ってかれたよ〜!!🐧💘 水族館デート、イルカショーも大水槽も全部がエモいんだけど、特に最後のペンギンキーホルダーこっそり買ってプレゼントするところが天才すぎる…それで「また誘いますね。デート。」ってさ! もうその流れ完璧でしょ!!✨ 迫るmmと照れる涼華さんの距離感がホント尊くて、ページ閉じたあともにやにや止まらん〜。続きが待ちきれないよ、琥珀先生!!🍀💕