初夜

最近、元貴の様子がおかしい。

あっ、「おかしい」って面白いの方ではないよ？笑

なんかね、様子が変なの。 なんでだろう？

言葉にするのは難しいけど、目が合わないっていうか、ぎこちないっていうか、

そんな感じ？

まぁ、悩むまでもない。

実は、理由はわかりきっているのだ。

そう、俺たちが付き合い始めたからだ。

今だってそうだ。

今ね、楽屋で元貴と話してるんだけど、ちょっと意地悪してやろうと思ってさ、

元貴のお顔に俺の顔近づけてみたのよ

どうなったと思う？笑

照れて顔赤くしてんだよ？

顔近づけたくらいで、お顔真っ赤っかにしちゃってさぁ。

将来を見据えると少し悩ましいな。

まぁ、元貴がグイグイくる変態さんだったら少し困るけども。

……キスしたいなぁ。

駄目かな？　うーん？　どうだろ？

ーーーなんか元貴耐えきれるかな？

俺は元貴に無理させないのがモットーなのでね、

しばらくは我慢かな。

ってかコイツ、話聞いてんのかぁ？

俺の顔見て顔赤くしたと思ったら、急に青ざめた顔してさ、

情緒大丈夫そ？笑

なんかもう上の空って感じ。

元貴、話聞いてないだろこれ。

また意地悪しちゃおっと！

「元貴ぃ？キスしたいなぁ〜」

「…」

…………なにこれ、恥っず//

ってか元貴聞いてないな

こんな事言った自分が馬鹿みたい。

ったく、俺のドキドキを返せよ。

そう心の中で謎に愚痴ってしまう。

もぉ良いもんね、、

だいたい、元貴キスとか知らなそうだし。

俺とキスしたいかも分かんないし。

､、、それはないか。

元貴、俺の事大好きそうだもん。

「元貴？もーとーき！大丈夫？」

「あっ！りょうちゃん、ごめんね？聞いてなかった。」

案の定聞いてない。

「ﾀﾞﾊｰ!!　　もうっ！元貴ったらこの5分間何聞いてたのよ

「ごめんてぇ〜」

まぁいいや。今は元貴と付き合えてるだけで幸せだ。

そんなこんなで俺たちは、レコーディングを迎えたのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

面白いくらいすれ違ってますね笑笑

二人とも〜頑張れぇい